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【大阪杯(G1)回顧】推奨馬プラダリア6着~何処!?

【大阪杯結果】
ベラジオオペラが激戦を制しGI初V! 上村洋行調教師もGI初制覇

31日、阪神競馬場で行われた第68回大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)は、2番手追走から直線の競り合いを制した横山和生騎手騎乗の2番人気ベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)が、早めに捲っていって最後まで争った3番人気ローシャムパーク(牡5、美浦・田中博康厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒2(良)。

さらにハナ差の3着に11番人気ルージュエヴァイユ(牝5、美浦・黒岩陽一厩舎)が入った。なお、1番人気タスティエーラ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)は11着に終わった。

勝ったベラジオオペラは、父ロードカナロア、母エアルーティーン、その父ハービンジャーという血統。昨年の日本ダービーではクビ、ハナ、ハナ差の4着に入り、その後もチャレンジC優勝、京都記念2着と好走。ここで念願のGIタイトルを手にした。また、本馬を管理する上村洋行調教師にとってもこれがJRA・GI初制覇となった。

【大阪杯】~騎手コメント~

1着6-11 ベラジオオペラ(牡4、横山和生・上村洋行)
「とても操縦性がいい馬なので、思い切って先行策を取った。具合もよかったので、最後もしのいでくれた。(ゴール前の激戦に)ああいう形になると強い馬。でも馬に無理をいって動いてもらったので、よくしのいでくれたと思います。ずっとお世話になっている先生、厩舎スタッフにちょっとでも恩返しできたのがうれしい。ここから先、どのような成長を見せてくれるのか楽しみで仕方ないです」

上村洋行調教師)
「率直にうれしいです。先週からのこと(雨による調教コースの悪化)があったので、急きょ(最終追いを)木曜にした。それが正解だった。昼に(横山和生)ジョッキーと2人で意見のすりあわせをしましたが、全く同じ作戦だったので、それでいこう、と。ハナでもかまわないという覚悟はしていた。操作性が高い馬で、折り合いもついた。ゴーサインを出してから、外からのプレッシャーにも負けずに、よくしのいでくれました。内心ヒヤヒヤしながら、ゴールでは勝ったと思いました。この馬で何とか初のG1をと思っていましたが、勝ててよかったです。ジョッキーもダービーから手綱を執ってもらって、悔しい思いをしていた。このコンビでG1をと、前から思っていました。もう一度立て直して、馬の力を引き出して、次のG1に向かいたいです」

2着1-2 ローシャムパーク(牡5、戸崎圭太・田中博康)
「内枠だったので、スタートが決まれば前に行くことを考えていたのですが、スピードの乗りが悪く、途中から動いていく作戦に切り替えました。いい感じで上がっていくことができて、イメージ通りで進めることができました。手応えは良かったのですが、勝った馬と同じ脚になって、後ろからも詰め寄られてしまいましたので、途中の上がっていき方がこれで良かったかどうかはわからないです。馬の成長は感じましたし、雰囲気は良かったです」

3着7-13 ルージュエヴァイユ(牝5、菅原明良・黒岩陽一)
「うまく内に入れて思った通りの競馬ができました。折り合えましたし、しまいもしっかり伸びてくれた。あと少しだったのでめっちゃ悔しい。すごく悔しいです」

4着5-9 ステラヴェローチェ(牡6、酒井学・須貝尚介)
「前めのポジションを取れればと思っていましたが、思ったよりテンから進んで行かなかった。力は出してくれました。ある程度、次からは競馬がしやすくなると思います」

5着3-6 ジオグリフ(牡5、北村宏司・木村哲也)
「精神面を含め、コンディションは良く感じました。最後まで集中力を切らさずに立ち向かっていましたし、いい方向に向かっていると感じました」

6着4-8 プラダリア(牡5、池添謙一・池添学)
「行く馬がいなかったので、みんなテンから出して行ったので、忙しくていいところを取れなかった。タスティエーラの後ろで折り合いよく直線を向けましたが、最後は脚いろが一緒になった。もう少し距離があった方がいいですね」

7着5-10 ソールオリエンス(牡4、横山武史・手塚貴久)
「ブリンカーをつけたことで、いつもよりもだいぶピリピリしているように感じました。競馬にはいいスパイスになって、ブリンカーを装着したことは良かったと思います。序盤からポジションを取りたかったのですが、ゲートが得意ではないですし、途中からまくっていくことは頭にありました。先生(手塚調教師)と話していた、やりたかった競馬はできました」

8着3-5 スタニングローズ(牝5、西村淳也・高野友和)
「この馬のリズムでハナへ行きました。終始乗りやすく、脚も溜まっていましたが、最後の坂で疲れてしまいました」

9着8-16 カテドラル(牡8、藤岡康太・池添学)
「この枠でしたし、スタート次第ではと思ったのですが、一歩目が速くなかったので、内々から運ぶことに切り替えました。できれば、内枠で、もう少し前につけたかったです。最後は伸びていました」

10着7-14 エピファニー(牡5、杉原誠人・宮田敬介)
「ここまで乗せていただいたことに感謝です。状態がよかったぶん、気が入ってゲートの中でうまくスタートできず、挟まったことが最後まで響きました」

11着2-3 タスティエーラ(牡4、松山弘平・堀宣行)
「スタートも良かったですし、道中のポジションも良かったです。いい形で競馬ができたと思ったのですが、結果を出せず申し訳ありません。これだけ負ける馬では無いですし、何も無ければいいと思います」

12着2-4 ハヤヤッコ(牡8、幸英明・国枝栄)
「後ろから行く馬ですし、最後、伸びていないことはなかったです」

13着4-7 ハーパー(牝4、岩田望来・友道康夫)
「馬の調子は良かったのですが、思った以上に馬場がタフでした。牝馬限定なら、もっとやれると思います」

14着1-1 ミッキーゴージャス(牝4、M.デムーロ・安田翔伍)
「気が悪くて、(敗因が)よくわからないです。集中していなかった」

15着6-12 キラーアビリティ(牡5、北村友一・斉藤崇史)
「もっと前で競馬をしたかったんですが、したい競馬ができませんでした」

16着8-15 リカンカブール(牡5、津村明秀・田中克典)
「初めての大歓声で、気持ちが高ぶって、ゲート裏ではパニックになっているようでした。発汗もしていましたし、レースが始まる前に消耗してしまった感じです。いい経験になったと思います」

推奨馬プラダリア(4人気)は、スタートは互角も行き脚が無く先団後方(6、7番手)内追走。4角を回り、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると反応鈍く伸びを欠き流れ込んで6着…残念。

レースは、2番手追走から直線の競り合いを制したベラジオオペラ(2人気)が、早めに捲っていって最後まで争ったローシャムパーク(3人気)にクビ差をつけ優勝。さらにハナ差の3着にルージュエヴァイユ(11人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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