【マーチS(G3)回顧~その先へ】血統篇 Haya 2024年3月27日 07:00 【今週のスケジュール】26日(火)07:00頃 日経賞、毎日杯、マーチS、高松宮記念 の回顧~日刊馬番コンピ篇27日(水)07:00頃 日経賞、毎日杯、マーチS、高松宮記念の回顧~血統篇28日(木)07:00頃 日記「術はあるⅡ~その先へ」29日(金)07:00頃 ダービー卿CT、大阪杯の「徹底的に攻略データ篇」30日(土)07:00頃 ダービー卿CTの「予想篇」30日(土)19:00頃 ダービー卿CTの「回顧篇」31日(日)07:00頃 大阪杯の「予想篇」31日(日)19:00頃 大阪杯の「回顧篇」1日(月)07:00頃 ニュージーランドT、阪神牝馬S、桜花賞 の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。【マーチステークスの結果】レース(前半3ハロン36秒8/後半3ハロン37秒7/ミドルペース)は、中団追走から直線で一気に各馬を差し切ったヴァルツァーシャル(7人気)が、逃げて直線では一旦後続を大きく離したミトノオー(4人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに3馬身差の3着にペイシャエス(2人気)が入り、中波乱決着!?傾向面からみると、2014年以降、1番人気は【1-2-2-5】と苦戦傾向のなか、今年も1人気ブライアンセンス6着敗退。血統面からみると、「母父米国型」に注目。出走馬14頭中6頭内3頭(1着ヴァルツァーシャル、2着ミトノオー、3着ペイシャエス)ワンツースリー決着で馬券に絡んだ。トラックバイアスからみると、中山ダート1800㍍はスタンド前直線の入り口付近からスタート。1コーナーまでの距離が約370㍍と長く、さらに2コーナーにかけて高低差約4㍍の上り坂が続くため、前半のペースが落ち着きやすい。そうなると前の組が有利になりがちだが、前半~中盤のペースが比較的速めに流れた場合は、先団勢がラストの急坂で失速し、形勢が一変することもある。【血 統 傾 向】基本的に荒れ模様となる、(良馬場なら)持続力型、パワータイプのレース!! 米国型の特注血統が猛威を振るっている!!父か母父が米国型ノーザンダンサー系、米国型ナスルーラ系。ヴァイスリージェント系、エーピーインディ系の血を持つ馬。近5年1着〜3着の父、母父の系統2024年1着ヴァルツァーシャル父マクフィ(ミスプロ系/欧)×母父ミスプロ系/米2着ミトノオー父ロゴタイプ(ノーザンダンサー系/欧)×母父ミスプロ系/米3着ペイシャエス父エスポワールシチー(サンデー系/日)×母父ニアークティック系/米2023年1着ハヤブサナンデクン父ゴールドアリュール(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米2着ウィリアムバローズ父ミッキーアイル(サンデー系/日)×母父ロベルト系/欧3着キタノヴィジョン父メイショウボーラー(ヘイロー系/米)×母父サンデー系/日2022年1着メイショウハリオ父パイロ(ナスルーラ系/米)×母父サンデー系/日2着ケンシンコウ父パイロ(ナスルーラ系/米)×母父ミスプロ系/米3着ブルベアイリーデ父キンシャサノキセキ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/欧3着ヒストリーメイカー父エンパイアメーカー(ミスプロ系/米)×母父サンデー系/日2021年1着レピアーウィット父ヘニーヒューズ(ノーザンダンサー系/米)×母父ナスルーラ系/米2着ヒストリーメイカー父エンパイアメーカー(ミスプロ系/米)×母父サンデー系/日3着メモリーコウ父エスポワールシチー(サンデー系/日)×母父ダマスカス系/米2020年1着スワーヴアラミス父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米 2着クリンチャー父ディープスカイ(サンデー系/日)×母父ロベルト系/欧3着レピアーウィット父ヘニーヒューズ(ノーザンダンサー系/米)×母父ナスルーラ系/米【マーチS 血統背景】ヴァルツァーシャル(牡5、美浦・高木登)は、父マクフィ×母バイカターキン(母父エンパイアメーカー)。ラナチャンスやレイズカイザーの半兄弟で、父のマクフィはドバウィの後継の欧州マイラー。オールアットワンスなどの短距離志向の強い産駒を輩出。母父エンパイアメーカーはアンブライドルドの後継でこちらもスピード志向が強い種牡馬。母系にグラスワンダーを持ち、中山コースは前走、2走前のように持ち前の機動力が活きるコース。ある程度ペースが流れた方が競馬は楽で、展開次第で上位に。前走のオープン特別・ポルックスS(中山・ダート1800㍍)で5勝目をマーク。約2か月半の休養でリフレッシュを図り、帰厩後の調教では好調時と遜色のない動きを見せている。勝った勢いに乗って重賞初制覇を狙う。同馬は、スタート良く中団の内折り合い追走。残り3ハロンから外へ出して馬なりで進出、直線で一気に突き抜け優勝!? 中山ダート1800㍍【2-2-0-2】のコース巧者であり、内枠も【2-1-1-0】とまったく苦にしない。ただ、中山ダート1800㍍の重賞はマーチSしかないので、今後は他場のダートで力を発揮できるかがポイントだけに悩ましい??ミトノオー(牡4、美浦・牧光二)は、父ロゴタイプ×母シダクティヴリー(母父Thunder Gulch)。アルーフクライの半弟で、母シダクティヴリーはシリーンS(米G3・ダ8.5F)勝ち馬。母父サンダーガルチはケンタッキーダービー馬でサンライズノヴァ、ピイラニハイウェイ、エーシンヴァーゴウなどの母父。父ロゴタイプは皐月賞と安田記念に勝ちオメガギネスやラブリイユアアイズなどを出している。ロゴタイプ産駒らしい機動力に富む長めマイラーで、中山1800はコース的にはピッタリ。古馬との対戦では脆さを見せているが…。軽い馬場がベター。昨年の兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ・園田・ダート1870㍍)を鮮やかに逃げ切って、重賞タイトルを獲得。今回は約3か月の休み明けだが、中間は美浦Wコースで自己ベストタイムをマーク。出走態勢は整っており、展開の鍵を握る本馬の動向に注目が集まる。同馬は、好スタートダッシュでハナへ。緩みのないペースで後続の脚を削り、4角辺りから追い出して逃げ込みを図ったが、勝ち馬の鬼脚に屈し2着。適性を踏まえた割り切った競馬でこそ輝くタイプだけに、メンバー次第だが、これからも思い切って先手をとれれば、残り目はありそう??ペイシャエス(牡5、美浦・小西一男)は、父エスポワールシチー×母リサプシュケ(母父ワイルドラッシュ)。母のリサプシュケはJRA2勝。タイセイモンスターの甥にあたる血統。父のエスポワールシチーはダートで大活躍したゴールドアリュールの後継で、ケイアイドリーやイグナイターなどの父。母系がスピード寄りですし、距離的には1800mは大歓迎な感じはしますが、戦績を見るともう少し距離があった方が安定はしそう。とはいえ、前走は同コースのポルックスSを60kg背負ってある程度の先行力は見せれましたし、今回上積みはありそう。軽いダートの方が良さは活きるのではないかなと思います。前走のオープン特別・ポルックスS(中山・ダート1800㍍)は、暮れの交流重賞を除外後順調も、今回は斤量60㌔が響き6着敗退。今走は、体調も前走以上で、力を出し切れれば上位に??同馬は、好スタートダッシュで先手2番手追走。3角で手応えが怪しく、余裕のない追走のまま直線も渋太く粘って3着死守。1800㍍は若干短いタイプであり、2000㍍以上のスタミナ勝負、上がりがかかる競馬なら狙いたい1頭。 ダウンロード copy #競馬 #JRA #データ分析 #血統 #G3 #日刊コンピ指数 #マーチS #ミトノオー #ペイシャエス #ヴァルツァーシャル この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート