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【ホープフルS(G1)回顧】推奨馬レガレイラ1着…!?

【ホープフルS結果】
牝馬のレガレイラが差し切りV!

28日、中山競馬場で行われた第40回ホープフルステークス(2歳・牡牝・GI・芝2000m)は、中団後方から大外を回って鋭く脚を伸ばしたC.ルメール騎手騎乗の1番人気レガレイラ(牝2、美浦・木村哲也厩舎)が、好位からいったん抜け出した2番人気シンエンペラー(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)を差し切り、3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分00秒2(良)。

さらに2馬身差の3着に13番人気サンライズジパング(牡2、栗東・音無秀孝厩舎)が入った。なお、3番人気ショウナンラプンタ(牡2、栗東・高野友和厩舎)は7着に終わった。

勝ったレガレイラは、父スワーヴリチャード、母ロカ、その父ハービンジャーという血統。新馬戦を快勝して臨んだアイビーSでは脚を伸ばすも届かず3着だったが、ここで巻き返して見事GI初制覇となった。なお、ホープフルSがGIに昇格してからは、初の牝馬による優勝。

【ホープフルステークス】~騎手コメント~

1着7-13 レガレイラ(牝2、C.ルメール・木村哲也)
「うしろから楽にポジション上げてきました。で、最後の瞬発力はすごかったです。スタートはあまりよくなかった。ゲートのなかでちょっとチャカチャカしてタイミングが良くなかったので後ろの方になりましたけど、そこから冷静に走ってくれたので、最後にいい脚を使うことができた。3、4コーナーで手応えはよかったけど、2歳馬だから全馬ぐらいフラフラしてました。どこから来られるかちょっと考えましたけど、外に出してから、すごくいい反応をしてくれました。デビュー戦から能力を見せてくれました。3戦目ですごくいい脚を使って、来年も楽しみですね。2000メートルで乗りやすかったです。距離を延ばしたらいいと思います。最高の1年でした。すごくうれしいです。ファンの応援はすごかった。また来年。よいお年を」

(サンデーレーシング・吉田俊介代表)
「選択肢として阪神マイルのG1か長い方か、ジョッキーとも話して、このレースを目標にしてきました。調教の時は一生懸命走る馬だけど、競馬になるとリラックスして走ってくれる。今日も後ろからになったけどリラックスして走れていた。ディープインパクトの近親でもあり、牧場を支えてくれた血統で期待はしていました。今日、結果を出したのもありますし、来年は皐月賞の選択肢を取る可能性が大きいと思います。牝馬で距離が持つのはいいですね。届かないと思った位置から差してくれました。これからも楽しみです」

2着3-6 シンエンペラー(牡2、B.ムルザバエフ・矢作芳人)
「稽古に乗せてもらったけど、競馬でも上手に走りました。
まだ子供っぽいけど、一戦ごとに進化している。
切れる馬にこられたが、この馬も素晴らしい力をもっています。
来年が本当に楽しみです」

(矢作芳人調教師)
「抜け出してソラを使った。子供だし、しょうがないね。能力は示した。勝った馬は強かったが、遜色ない走りは見せてくれた」

3着3-5 サンライズジパング(牡2、菅原明良・音無秀孝)
「ハナか番手と思っていたけど、行く馬がいないし控えました。
思ったより後ろになってしまったが、芝のレースでよく頑張ってくれた。
スタミナを見せてくれました」

(音無秀孝調教師)
「いい競馬でしたが、3着じゃ(賞金が上積み出来ず)ダメ。オープンで使いたいところを使えないですからね。ダートの交流を使うか考える。芝で走れることが分かったし、パンパンの馬場で結果を出してくれたし、二刀流でやっていきます」

4着2-4 アドミラルシップ(牡2、H.ドイル・相沢郁)
「まだすごく子供っぽいところはありますが、とても良いレースだったと思います。
出遅れたのでどうかなと思いましたが、すごく良いリズムで良いところにつけられて、
最後も伸びてくれました。来年、すごく楽しみです」

5着8-18 ミスタージーティー(牡2、坂井瑠星・矢作芳人)
「道中の感じはすごく良かったです。うまくさばけていれば上位でした。僕がうまく乗れなかった。能力の高さは分かったし、これからが楽しみです」
(矢作芳人調教師)
「完全に騎乗ミス。勝ちまであった。ひどい競馬です。将来性はすごいものがあるし、かなり能力は高いです。これからも追いかけていただきたいです」

6着5-10 シリウスコルト(牡2、三浦皇成・宗像義忠)
「最初がかなり遅く、その時外に張りましたが、2コーナーからは落ち着いて上手く走れていました。まだ力をつけている途中、良くなってくれると思います」

7着6-11 ショウナンラプンタ(牡2、鮫島克駿・高野友和)
「ゲートを出て流れに乗っていけたけど、1コーナーから外に張りっぱなしでした。ラストのコーナーも曲がれないくらい張っていた。調教から練習して、ゲートに関しては実を結んでいました。ひとつひとつ課題を克服していきたいです。能力的には大きいところをとれる馬です」

8着4-8 インザモーメント(牡2、佐々木大輔・田中克典)
「スタートをうまく出てくれたし、道中の折り合いは問題なかったです。最後もうひと伸びができなかった。立ち回りは理想的でした。(自身初G1)緊張しました。この経験を今後に生かしていきたいです」

9着6-12 ディスペランツァ(牡2、L.モリス・吉岡辰弥)
「距離が長いのかなと思います。最後止まってはいませんが、脚はありませんでした。1600mから1800mがベストかなと思います」

10着1-2 ヴェロキラプトル(牡2、戸崎圭太・高野友和)
「行く馬によっては下げようとも思いましたが、リズム良く行けそうだったので行きました。コーナーで物見をするところはありましたが、引っ掛かる事もありませんでしたし、操縦性は良かったです」

11着7-14 ホルトバージ(牡2、今村聖奈・寺島良)
「丁寧に調整してくださって、落ち着いてレースに臨めました。正直、距離は未知なので、道中は抑えていきました。向こう正面で力んでいる部分もあったけど、よく我慢してくれた。
3、4コーナーの位置取りは自分の経験が必要だったと思います。すごく勉強になったレースです。人馬ともに来年は飛躍の1年にしたいです」

12着7-15 ウインマクシマム(牡2、松岡正海・畠山吉宏)
「1コーナーでこすられ、2コーナーでぶつけられ、4コーナーで振られて、今日は競馬になりませんでした」

13着4-7 テンエースワン(牡2、横山和生・大久保龍)
「G1に出走した経験が今後につながると思います」

14着8-16 センチュリボンド(牡2、武豊・庄野靖志)
「まだまだ気性的に幼いところが出たかな」

15着2-3 アンモシエラ(牝2、藤田菜七子・松永幹夫)
「芝のレースで前に行けたのは良かったです。現状はダートの方がいいと思います」

中止5-9 タリフライン(牡2、T.マーカンド・古賀慎明)
*競走中に疾病〔両腸骨々折〕を発症したため最後の直線コースで競走中止。

取消1-1 ゴンバデカーブース(牡2、松山弘平・堀宣行)
*感冒のため出走取消

取消8-17 サンライズアース(牡2、M.デムーロ・石坂公一)
*左前挫石で出走取消

推奨馬レガレイラ(2人気)は、スタート悪く後方(14番手)追走から3~4角辺りから先団へ進出、直線大外から上がり3F(推定)最速(35.0秒)を使って一気に突き抜け優勝!!

レースは、中団後方から大外を回って鋭く脚を伸ばしたレガレイラ(2人気)が、好位からいったん抜け出したシンエンペラー(1人気)を差し切り、3/4馬身差をつけ優勝。さらに2馬身差の3着にサンライズジパング(13人気)が入り、2連本命決着!! 3連大波乱決着!?

馬券は、馬連的中! もトリガミ…残念。


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