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【アンタレスS(G3)回顧】推奨馬ハギノアレグリアス3着~残念!?

【アンタレスS結果】
ミッキーヌチバナが重賞初V 太宰啓介騎手は約8年ぶりの重賞勝利

14日、阪神競馬場で行われた第29回アンタレスステークス(4歳上・GIII・ダ1800m)は、中団追走から直線で各馬を差し切った太宰啓介騎手騎乗の5番人気ミッキーヌチバナ(牡6、栗東・高橋亮厩舎)が、2番手追走から一旦は抜け出した3番人気スレイマン(牡6、栗東・池添学厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分51秒2(良)。

さらに1.1/2馬身差の3着に1番人気ハギノアレグリアス(牡7、栗東・四位洋文厩舎)が入った。なお、2番人気ヴィクティファルス(セ6、栗東・池添学厩舎)は14着に終わった。

勝ったミッキーヌチバナは、父ダノンレジェンド、母ヌチバナ、その父キングカメハメハという血統。東海S7着から巻き返して重賞初制覇を果たした。本馬の父ダノンレジェンドにとってもこれが産駒のJRA重賞初勝利。また、鞍上の太宰啓介騎手は2016年5月の平安S以来、約8年ぶりの重賞勝利となった。

【アンタレスS】~騎手コメント~

1着5-10 ミッキーヌチバナ(牡6、太宰啓介・高橋亮)
「(8年ぶりの重賞制覇)間が空きましたね。以前よりスタートを出るようになっていて、二の脚である程度、前につけたいなと思っていた。人気馬が何頭か前にいましたので、目標になりましたし、終始手応えが良かったのでレースがしやすかった。手応えが良かったので、何とか間に合ってくれと思っていました。高橋亮先生には、ずっとお世話になっているので、一緒に重賞を勝てて良かったです。レースではちょっと間が空きましたが、調教ではちょくちょく乗らせてもらっていて、成長してきていて、まだまだ良くなっていきそうな馬。この2日間はみんな悲しい、つらい2日間でしたけど、一同力を合わせて頑張っていくので競馬を応援して下さい。馬を応援してください。ジョッキーにも声援よろしくお願いします」

2着8-16 スレイマン(牡6、斎藤新・池添学)
「大外でしたがスタートが良く、リズムも良かった。抜け出してふわっとするところがあります。悔しいです」

3着1-1 ハギノアレグリアス(牡7、岩田望来・四位洋文)
「すごくいいリズムで競馬ができましたが、最後の伸びを欠いてしまいました。馬は一生懸命走っています」

4着7-13 トウセツ(牡5、団野大成・杉山佳明)
「ペースもちょうどよくて、この馬の展開になったと思いました。3角手前でせかされるところがあり、そこがもったいなかった」

5着4-7 サヴァ(牡6、岩田康誠・上村洋行)
「1800メートルでも対応してくれた。じりじりとした脚で、もう少し決め手がほしい」

6着1-2 ダノンマデイラ(牡6、鮫島克駿・茶木太樹)
「毎回、休み休み使っていて、能力だけで走っている。枠の並びもよく、リズム良く走れた。この後も順調に使えれば

7着8-15 ケイアイパープル(牡8、亀田温心・村山明)
「いいポジションでしたが、外からかぶされた時にずぶさを見せました。最後も反応していたし、次につながればですね」

8着7-14 ゲンパチルシファー(牡8、酒井学・佐々木晶三)
「かかるの馬なので、プレッシャーを受けない位置で。最後も反応してくれている。リラックスできれば、脚はあります」

9着3-6 ホウオウルーレット(牡5、北村友一・栗田徹)
「駐立が悪くて、後ろになりすぎました。長く脚は使うけど、重賞で外を回ってはしんどかった」

10着6-11 クリノドラゴン(牡6、田口貫太・大橋勇樹)
「前回より馬の状態はよく、道中の追走も楽でした。最後も伸びる感じがあり、状態は戻ってきています」

11着3-5 ニューモニュメント(牡8、小崎綾也・小崎憲)

12着4-8 テーオードレフォン(牡5、丸山元気・梅田智之)
「馬のコンディションはよかった。(ハミが)抜けるところがなくて、手前を替えなかった。返し馬から力みが強かった」

13着5-9 ラインオブソウル(牡5、松若風馬・音無秀孝)

14着2-3 ヴィクティファルス(セ6、池添謙一・池添学)
「返し馬もいつものような感じでいけました。ゲートもポンと出て、出たなりで1コーナーに入る所では2番手の後ろを取れましたが、向正面からリズムが悪くなりました。レースで自分から手前を替える馬なのに、自分で手前を替えませんでした。替えなかったので自分が馬の上でアクションを起こしたのですが、右手前のままで、嫌気が差してしまったので外に出していきましたが、3コーナーの勝負どころから手応えがなくなってしまいました。繊細な馬なので、嫌気が差してしまったのだと思います。本来のやる気がある時や勝った時は良い手応えで回って来られるのですが、今日は何もなかったです。1コーナーから向正面に入る時に、何か嫌なことがあったのか...。頭に砂もまともに当たっていましたが。気性的に繊細なところがある馬で、今日はそれがもろに出てしまいました」

15着2-4 サトノロイヤル(牡6、角田大河・新谷功一)
「距離も長く、流れも速いなかで、現状としてはやり切れたと思います。もう少し短い方がこの子の力を発揮できます」

16着6-12 リキサントライ(牡6、国分優作・緒方努)
「ロスなく乗ってしまいの脚を生かそうと思ったけど、思ったよりも脚を使えなかった」

推奨馬ハギノアレグリアス(1人気)は、スタート良く先行4番手追走で折り合い。4角を回り、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると反応鈍く伸びを欠き上位2頭に並びかけるも届かず3着まで。

レースは、中団追走から直線で各馬を差し切ったミッキーヌチバナ(5人気)が、2番手追走から一旦は抜け出したスレイマン(3人気)にクビ差をつけ優勝。さらに1.1/2馬身差の3着にハギノアレグリアス(1人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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