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【鳴尾記念(G3)回顧~その先へ】血統篇

【今週のスケジュール】
04日(火)07:00頃 鳴尾記念、安田記念~日刊馬番コンピ篇
05日(水)07:00頃 鳴尾記念、安田記念の回顧~血統篇
06日(木)07:00頃 日記「術はあるⅡ~その先へ」
07日(金)07:00頃 エプソムC、函館スプリントS
                   の「徹底的に攻略データ篇」
08日(土)07:00頃 青梅特別(2勝クラス)の「予想篇」
08日(土)19:00頃 青梅特別(2勝クラス)の「回顧篇」
09日(日)07:00頃 エプソムC、函館スプリントSの「予想篇」
09日(日)19:00頃 エプソムC、函館スプリントSの「回顧篇」
10日(月)07:00頃 マーメイドS の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」
個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。

【鳴尾記念の結果】
レースは、道中は先団の後ろで進め、直線で抜け出したヨーホーレイク(1人気)が、ゴール前で並んできたボッケリーニ(2人気)にアタマ差をつけ優勝。さらに1.1/2馬身差の3着にエアサージュ(5人気)が入り、本命決着!?

傾向面からみると、2012年以降の1~3番人気の総崩れは一度しかなく、人気サイドが比較的強いレース!! 今年の結果は、1人気→2人気→5人気と本命決着!?

血統面からみると、今年は京都開催(阪神改修工事の為)ということで、「ディープインパクト産駒」に注目。出走馬14頭中3頭内1頭(1着ヨーホーレイク)が馬券に絡んだ。ちなみに、残り2頭共に上位入線。(4着、5着)さらに、「キングカメハメハ産駒」に注目。出走馬14頭中2頭内1頭(2着ボッケリーニ)が馬券に絡んだ。最後に「ロベルトの血を引く馬」に注目。出走馬14頭中3頭内1頭(3着エアサージュ)が馬券に絡んだ。

トラックバイアスからみると、京都芝2000㍍は正面スタンド前から発走して最初のコーナーまでの距離が約300㍍と短めかつ、4つのコーナーを回るトリッキーなコース。道中の位置取り、立ち回りが勝敗の大きなカギを握る。

【血 統 傾 向】
持続力型でパワーの質を問われる。
サドラーズウェルズ持ち??

近5年1着〜3着の父、母父の系統

2024年(京都開催)
1着ヨーホーレイク
父ディープインパクト(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米
2着ボッケリーニ
父キングカメハメハ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日
3着エアサージュ
父Point of Entry(ロベルト系/欧)×母父ミスプロ系/米
2023年
1着ボッケリーニ
父キングカメハメハ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日
2着フェーングロッテン
父ブラックタイド(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
3着アドマイヤハダル
父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日
2022年(中京開催)
1着ヴェルトライゼンデ
父ドリームジャーニー(サンデー系/日)×母父ハンプトン系/欧
2着ジェラルディーナ
父モーリス(ロベルト系/欧)×母父サンデー系/日
3着サンレイポケット
父ジャングルポケット(ナスルーラ系/欧)×母父ニアークティック系/米
2021年(中京開催)
1着ユニコーンライオン
父No Nay Never(ノーザンダンサー系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧
2着ショウナンバルディ
父キングズベスト(ミスプロ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧
3着ブラストワンピース
父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父ミスプロ系/欧
2020年
1着パフォーマプロミス
父ステイゴールド(サンデー系/日)×母父ロベルト系/欧
2着ラヴズオンリーユー
父ディープインパクト(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米
3着レッドジェニアル
父キングカメハメハ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日

【鳴尾記念 血統背景】

ヨーホーレイク(牡6、栗東・友道康夫)は、父ディープインパクト×母クロウキャニオン(母父フレンチデピュティ)。名繁殖クロウキャニオンの息子で、カミノタサハラ、ボレアス、ベルキャニオン、ストーンリッジ、フォックスクリークなどの全弟で、キラウエアの半弟。母母クロカミは府中牝馬Sと京成杯AHの勝ち馬。ディープインパクト×フレンチデピュティもショウナンパンドラ、マカヒキ、アンジュデジールなどが出て成功した。きょうだいのなかではカミノタサハラに似て、ニジンスキー的な伸びのある体型の中距離馬。地力は最上位といえるが外回りのほうが狙いやすい。

2022年日経新春杯で重賞初制覇。そこから2年以上の長期休養を余儀なくされたが、今年3月の復帰後は重賞で2戦連続3着に好走した。GⅠ以外のレースでは〔3-1-2-0〕と、安定感が光る。

同馬は、中位少し前追走。馬込みでじっと脚を温存。4角で斜め外にいたエアサージュが先にスパートをかけたことでスムーズに外へ進路を取れた。追い比べでしっかり伸びて残り100㍍では先頭。ボッケリーニに迫られたが一杯に凌いだ。

ボッケリーニ(牡8、栗東・池江泰寿)は、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母父ダンスインザダーク)。ラブリーデイやパンコミードの全弟で、クーデグレイスの甥でフラーズダルムやヘイルメリーのイトコ。母ポップコーンジャズはスイートピーS2着。キングカメハメハ×ダンスインザダークはユーキャンスマイルやショウリュウムーンと同じ。JCは大敗を喫したが、東京でも中山でもローカルでも、1800でも2500でも好位で絶妙に立ち回って堅実に駆ける。昨年の日経賞はタイトルホルダーのクビ差2着。

昨年末はGⅠに2度挑戦して苦杯を舐めたが、GⅡでは3着、2着、1着、2着と崩れていない。前々走の有馬記念(11着)も外枠スタートで流れに乗り切れず、身上のセンスの良さを生かせなかった。前哨戦で強く、G1で力を出し切れないジレンマはあるものの、いずれにせよG3なら力上位は明らかで同馬は、間隔をとったときに結果を出す戦歴。

同馬は、中位追走。序盤から前のヨーホーレイクをマークするような立ち回りで、4角から直線にかけてこれを追ってスムーズに外へ持ち出せた。追い比べでジワジワと追い詰めたが、あと少しまで迫ったところがゴール。

エアサージュ(牡6、栗東・池添学)は、父Point of Entry×母Nokaze(母父Empire Maker)。エアアルマスやエアファンディタの半弟で、エアマックールの甥。牝祖エンジェリックソングは名牝グロリアスソングの全妹。父ポイントオブエントリーはバーディバーディの近親のロベルト系で、マンノウォーS(米G1・芝11F)など北米芝G1を5勝。日本での出走産駒は本馬やロータスランドなどよく走っている。全体にパワーとスタミナに富む血統で、いかにもロベルト系らしい中距離馬。内回りは合うので、ハナには拘らないが揉まれず先行したい。

芝2000㍍は〔3-2-1-1〕の好成績。前走の金鯱賞は8着に敗れたが、先行勢にとって厳しい展開だった。2走前に勝った舞台に戻り、持ち味の先行力を生かして巻き返しを狙う。

同馬は、好位直後追走。終始外々でも手点 良く流れE乗る。3ハロシ標過ぎにステッキを入れてスパート開始。最後まで渋太く伸びて踏ん張っているが、最後の脚比べで上位2頭には見劣った。


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