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【東京新聞杯(G3)回顧】推奨馬ウンブライル9着…何処??

【東京新聞杯結果】
サクラトゥジュールが差し切り重賞初制覇

4日、東京競馬場で行われた第74回東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)は、中団追走から直線で各馬を差し切ったR.キング騎手騎乗の7番人気サクラトゥジュール(牡7、美浦・堀宣行厩舎)が、逃げ粘った4番人気ウインカーネリアン(牡7、美浦・鹿戸雄一厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒1(良)。

さらにクビ差の3着に8番人気ホウオウビスケッツ(牡4、美浦・奥村武厩舎)が入った。なお、1番人気マスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野泰之厩舎)は6着に、2番人気ジャスティンカフェ(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)は12着に、3番人気ウンブライル(牝4、美浦・木村哲也厩舎)は9着に終わった。

勝ったサクラトゥジュールは、父ネオユニヴァース、母サクラレーヌ、その父シンボリクリスエスという血統。前走の中山金杯では12着に敗れていたが、得意の東京コースで見事巻き返し重賞初制覇を果たした。

【東京新聞杯】~騎手コメント~

1着1-1 サクラトゥジュール(牡7、R.キング・堀宣行)
「今回はペースがとても良かったので、前走よりは折り合って、レース中はリラックスできました。そのハイペースが馬にとっては良かったので、終いの脚をしっかり使うことができました。今日は何より前半でリラックスできて、残り800mぐらいで非常に良い手応えのまま直線に入ることができました。そこからスペースができて、最後は素晴らしい末脚を見せてくれました。最後の最後も、余裕とまでは言わないですが、強い勝ち方ができました」

2着3-5 ウインカーネリアン(牡7、三浦皇成・鹿戸雄一)
「ゲートを気を付けながら、自分の形で行きました。強い馬もいましたが、この馬ならと自信がありましたし、勝つことしか意識していませんでした。勝てなくて申し訳ありません。それでも、遠征帰りですが、馬の状態も良く、これだけやれるところは見せられたと思います」

3着4-8 ホウオウビスケッツ(牡4、岩田康誠・奥村武)
「進路取りに失敗しました。内を突けば2着はあったと思います。外に出した分、終いはダラッとしていました。力は通用します」

4着1-2 アスクコンナモンダ(牡5、横山武史・中内田充)
「返し馬から落ち着いていましたし、馬体も良く、心身のバランスが取れていると思いました。うまく厩舎が仕上げていて、結果を出したかったのですが、残念です。内を突くのも、調教師と相談していた作戦で、うまくいったのですが......。重賞でも力のあるところを見せてくれましたし、今後は楽しみです」

5着6-11 マテンロウスカイ(セ5、横山典弘・松永幹夫)
(松永幹夫調教師)「伸びきれなかったけど、いい位置で、いい競馬ができました。去勢効果も少しずついい方向にいっていると思います。次に向けてはいい走りだったと思います」

6着3-6 マスクトディーヴァ(牝4、岩田望来・辻野泰之)
「ゲートの出遅れがスタートであったのですが、そのあとはリカバリーできて格好はつけられましたが、馬に負担をかける競馬をしてしまって申し訳なかったです。スタートを五分に出ていたら勝っていたかもしれないので余計に悔しいです。僕の責任なので、また乗せてもらえるようならリベンジをしたいです」

7着8-16 アヴェラーレ(牝6、R.キングスコート・木村哲也)
「外枠だったのでもう少し内めの進路を取りたかったのですが、かないませんでした。中団より後ろになって内をさばいてこられる手応えはあったんですが、外に出さざる負えなかった」

8着2-4 ルージュリナージュ(牝5、横山和生・宗像義忠)
「今日はゲートが良かったです。1つ1つ改善されてきているのでこれから経験を積みながら良くなってくると思います」

9着5-9 ウンブライル(牝4、C.ルメール・木村哲也)
「レースのリズムが良くなかった。スタートも良くなかったし、ハミを取ったり、抜けたり、手前の替え方も良くなかった。休み明けのぶんですかね」

10着7-13 トゥードジボン(牡5、藤岡佑介・四位洋文)
「東京が初めてで1泊滞在しての競馬も始めてだったのですが、そのなかで落ち着いて競馬に向かうことができました。ただ、ここ何戦に比べると力んでいたぶん、しまいは苦しくなってしまいました」

11着8-15 フリームファクシ(牡4、菅原明良・須貝尚介)
「折り合いはしっかりつきました。内だったり前が止まらない馬場だったので。この馬も脚は使ってくれているのですが…」

12着4-7 ジャスティンカフェ(牡6、坂井瑠星・安田翔伍)
「返し馬の雰囲気は良かったです。レースも前回より折り合いが付いていましたが、直線の反応がなかったです」

13着2-3 ドルチェモア(牡4、石橋脩・上原佑紀)
「今日は馬に自信をもたせてあげられるように、最後まで頑張らせるようなコンセプトで競馬をしました。最後まで集中して我慢して走れていたし、これから1つずついい形にしていきたいです」

14着7-14 サウンドビバーチェ(牝5、浜中俊・高柳大輔)
「スタートを決めてポジションを取れたし、息が入る形になったんですけどね。ヴィクトリアMの内容から1回使って十分やれると思っていましたが、手応えがなくなるのが早すぎました」

15着5-10 ダノンタッチダウン(牡4、北村友一・安田隆行)
「いいところを出してあげられなかった。この馬の良さが出せないレースになってしまいました」

16着6-12 コナコースト(牝4、戸崎圭太・清水久詞)
「前、前で競馬をしようと思っていました。その通り感じ良く行けたし、4角でも一瞬、反応をしてくれましたが、残り200メートルあたりから感じが良くなかったです」

推奨馬ウンブライル(3人気)は、スタート悪く中団追走(6,7番手)から直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されても反応鈍く、馬群に沈み込み9着…残念。

レースは、中団追走から直線で各馬を差し切ったサクラトゥジュール(7人気)が、逃げ粘ったウインカーネリアン(4人気)に1馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にホウオウビスケッツ(8人気)が入り、大波乱決着!!

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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