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【チューリップ賞(G2)回顧】推奨馬ガルサブランカ8着…何処!?

【チューリップ賞結果】
武豊騎手&スウィープフィートが直線一気で重賞初V!

2日、阪神競馬場で行われた第31回チューリップ賞(3歳・牝・GII・芝1600m)は、後方追走から直線で一気に各馬を差し切った武豊騎手騎乗の5番人気スウィープフィート(牝3、栗東・庄野靖志厩舎)が、逃げ粘った9番人気セキトバイースト(牝3、栗東・四位洋文厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒1(稍重)。

さらに1/2馬身差の3着に15番人気ハワイアンティアレ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)が入った。なお、1番人気タガノエルピーダ(牝3、栗東・斉藤崇史厩舎)は4着に、2番人気スティールブルー(牝3、美浦・宗像義忠厩舎)は10着に、3番人気ミラビリスマジック(牝3、美浦・国枝栄厩舎)は6着に終わった。

勝ったスウィープフィートは、父スワーヴリチャード、母ビジュートウショウ、その父ディープスカイという血統。祖母はGI・3勝を挙げたスイープトウショウ。重賞初制覇を果たし、クラシックに名乗りを上げた。また本馬及び2着のセキトバイースト、3着のハワイアンティアレは桜花賞の優先出走権を獲得した。

【チューリップ賞】~騎手コメント~

1着3-6 スウィープフィート(牝3、武豊・庄野靖志)
「競馬は初めて乗せてもらいましたが、いい馬だなと思っていたので、最後の直線どれだけ脚を使えるかだなと。思った以上でした。強かったですよ。伸びるなとは思っていましたが、こちらが思っている以上の切れ味でした。(本番と)同じ条件でトライアルをこの強さで(勝って)、当然期待できますね。今日はいい仕事ができたと思いますし、また楽しみな馬と出合えました」
(庄野靖志調教師)
「強かったですね。スタートは出た方だけど、中でそわそわしていた。位置取りは後ろからだったけど、豊さんも脚があるのは分かって、きっちり差し切ってくれた。3コーナーで動いたときに『これ勝つな』というぐらい、すごい手応えだった。道中もうまく折り合っていた。そんなに力まず走れていたので、そのあたりが最後の脚につながっているのかなと思います。まずは順調に、無事に本番を迎えたいです。(スワーヴリチャード産駒は)実際にレガレイラでG1馬が出ているし、本番では改めてコラソンビートとも一緒に走ることになると思う。初年度(の産駒)からクラシックに出て行ける馬がいることは…本当にうれしいです。ただただ、うれしいです」

2着4-8 セキトバイースト(牝3、藤岡佑介・四位洋文)
「調教からコンタクトをとりました。1400メートルを使っていたし、リズムを崩さず、折り合いに気を付けて乗りました。勝ち馬に交わされてからも粘って、いいレースができたと思います」

3着6-11 ハワイアンティアレ(牝3、西村淳也・松永幹夫)
「期待していました。頑張ってくれましたが、2着はほしかった内容でした。まだ3戦目で、上積みがあると思います」

4着8-16 タガノエルピーダ(牝3、団野大成・斉藤崇史)
「大外枠でもあり少しペースが速かったかもしれませんが、前に行って残っている馬もいますからね。休み明けのぶんもあったと思いますが、結果を出せず申し訳ないです」

5着2-3 エポックヴィーナス(牝3、和田竜二・新谷功一)
「スタート良く、いいところに収まりました。さばき方ひとつでしたが、切り替えた方切り替えた方に進路がなくなってもったいなかったです。力はあります」

6着3-5 ミラビリスマジック(牝3、田辺裕信・国枝栄)
「流れに乗っていく競馬をしたかったんですが、ペースも速く、脚がたまりませんでした。好位からの脚質を変えてもいいかもしれません。視野を広げていければ」

7着7-14 ラヴァンダ(牝3、松若風馬・中村直也)
「道中、いいところにはまりましたが、窮屈になるところがありました。能力はありますよ」

8着5-10 ガルサブランカ(牝3、C.ルメール・木村哲也)
「一生懸命すぎます。最後で大変になって、反応できませんでした。ゲート裏でもエキサイトして、まだ子供ですね」

9着7-13 エラトー(牝3、B.ムルザバエフ・上村洋行)
「追い切りでもいい感触でした。いい馬であるのは間違いないけど、4角でモノ見をしたり、まだ幼い。2000メートルでもこなせるし、将来的には楽しみな馬」

10着5-9 スティールブルー(牝3、川田将雅・宗像義忠)
「素質がある馬ですが、もう少し時間がかかるタイプですので、成長が伴えばと思います」

11着1-2 ラーンザロープス(牝3、横山典弘・武幸四郎)

12着1-1 ブルーアイドガール(牝3、松山弘平・吉岡辰弥)
「前走よりも前向きさがあって、よかったです」

13着2-4 ワイドラトゥール(牝3、北村友一・藤原英昭)
「取りたいポジションは取れましたし、道中も(折り合いは)許容範囲で走れていました。直線で脚を使えませんでしたし、坂でしんどくなりました。もう少しそろっといった方がよかったかもしれません」

14着6-12 ショウナンマヌエラ(牝3、石橋脩・高野友和)

15着8-15 イツモニコニコ(牝3、田中健・浜田多実雄)
「ハナに行けたらよかったですが、好位で競馬ができました。手応えもあったし外枠でも上手に走ってくれたけど、相手が強かったです」

16着4-7 フルレゾン(牝3、鮫島克駿・池添学)
「放馬のアクシデント明けなので、返し馬から気をつけました。折り合いに課題があるのでゆっくりと競馬をしましたが、逆にハミを取らなくなってしまった。戸惑って困惑していたので、立て直した方がいいかもしれません」

推奨馬ガルサブランカ(4人気)は、スタートは互角も中団後方8番手追走で折り合い、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると反応鈍く馬群に沈み込み8着惨敗…残念。

レースは、後方追走から直線で一気に各馬を差し切ったスウィープフィート(5人気)が、逃げ粘ったセキトバイースト(9人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに1/2馬身差の3着にハワイアンティアレ(15人気)が入り、大波乱決着??

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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