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【秋華賞(G1)回顧】推奨馬リバティアイランド1着…ナンデ!?

【秋華賞結果】
リバティアイランドが異次元の走りで牝馬三冠達成!

15日、京都競馬場で行われた第28回秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)は、中団前方から4角で一気に先頭に立った川田将雅騎手騎乗の1番人気リバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、4角後方3番手辺りから追い込んだ3番人気マスクトディーヴァ(牝3、栗東・辻野泰之厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分01秒1(稍重)。

さらに2.1/2馬身差の3着に好位から脚を伸ばした2番人気ハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が入った。

勝ったリバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、その父All Americanという血統。まさに異次元の走りで、史上7頭目の牝馬三冠馬となった。GIはこれで4勝目。

【秋華賞】~騎手コメント~

1着3-6 リバティアイランド(牝3、川田将雅・中内田充正)
「心から感動しています。(単勝1.1倍という人気だったが)そういう馬ですので、それを皆さんに楽しんでいただくためにリバティはいますから、いつも通り競馬を迎えようというところでした。事前にレースプランは作らず、ゲートを出てから、雰囲気を見ながら、並びを見ながら考えていこうというところで、本当にとてもいい内容で走ってくれていたと思います。直線に向けては進路を作ることだけでしたので、いい形で道中運びながら、スムーズに進路を作れる形になって、ペースも緩かったですし、彼女も行く気になりましたので、ならばこのまま強気に押し切ってしまおうと選択しました。無事に自分の能力さえ発揮すれば同世代ではこうやって圧倒的なパフォーマンスが出来る馬ですので、こうして三冠をとったことによって日本の歴史にも名を残すことができることになりましたから、ますます彼女が背負うものは大きくはなりましたが、それにふさわしい馬だと思っています。(最高の誕生日になりましたね、という質問に)ジョッキー生活20年目で、競馬の神様がくれた最大のプレゼントだなと思っています」

(中内田充正調教師)
「日々勉強させてもらっています。それを次の馬に生かせるようにチームで取り組んでいます。」

2着4-7 マスクトディーヴァ(牝3、岩田望来・辻野泰之)
「スタンド前のゲートインで緊張した状態だったためか、スタートがもうひとつでした。
いつも通りに出ていれば、もう少しポジションは取れていたと思います。
このペースでしたし、動きたい時に動けませんでした」

(辻野泰之調教師)
「直線あれだけの脚を見せて、前走(ローズS1着)は本物なんだと思った」と馬をたたえた。

3着1-2 ハーパー(牝3、C.ルメール・友道康夫)
「すごくいい競馬でした。スローの3番手のいいポジションが取れました。
速い脚がなくてジリジリ伸びるタイプなので仕方ないです。精いっぱい走ってくれています」
4着3-5 ドゥーラ(牝3、斎藤新・高橋康之)
「最後の1冠なので、勝ちに行く競馬をしました。いつもと違うリズムになったぶん、
最後に甘くなりました。それでも崩れなかったのは地力だと思いますし、
今日の経験は今後に必ず生きてくるはずです」
5着4-8 モリアーナ(牝3、横山典弘・武藤善則)「頑張ったんじゃないですか」

6着2-3 マラキナイア(牝3、池添謙一・吉岡辰弥)
「返し馬でもすごく落ち着いていて状態の良さが伝わってきましたし、調教のときからいい感じでした。二の脚がつかず中団からになりましたが、ペースが遅く、この枠でしたから包まれて動くに動けず展開がしんどかったですが、ジリジリ脚を使ってくれています。今のところ1800mの方が力を発揮できると思いますが、今後、すごく良くなると思います」

7着8-18 エミュー(牝3、M.デムーロ・和田正一郎)
「前に行って内に入る指示でしたが、ゲートが遅くて結果的にいつもの競馬になりました。いい手応えで回ってきて直線も頑張ってくれました。もう少しペースが流れてほしかったし、雨ももっと降ってほしかったです」

8着2-4 コナコースト(牝3、鮫島克駿・清水久詞)「スタートが決まり、スローで行けました。馬群がひとかたまりになって、紛れがあればと思っていました。4コーナーの出口で突き放すイメージでしたが、スムーズに外に誘導された勝ち馬に一気に来られて、気持ちも体力もそがれた感じでした。一発を狙うならこういう競馬だと考えていましたが、結果を出せず申し訳ありません」

9着7-15 ヒップホップソウル(牝3、横山武史・木村哲也)
「返し馬から力んでいました。気をつけましたが、競馬でも同じような感じ。スローにもなり、力を出し切れませんでした。距離は短い方が良さそうです」

10着6-12 ドゥアイズ(牝3、西村淳也・庄野靖志)
「ペースが遅すぎて、走りたいリズムで走れませんでした。4コーナーはいい感じで回って来られましたが、あのペースで外を回る形はきつかったです」

11着7-13 ラヴェル(牝3、坂井瑠星・矢作芳人)
「ゲートを五分以上に出れば、いいポジションを取って折り合いをつける作戦でした。ペースは遅かったですけど、その中でもだいぶ折り合いはつきましたし、4コーナーまではすごくいい雰囲気でした。勝ち馬には一瞬でかわされてしまいましたが、よく頑張ってくれました」

12着6-11 キタウイング(牝3、江田照男・小島茂之)
「最後までよく頑張ってくれた。G1でこれだけ走れるのだから、違うクラスなら、もっといい競馬ができると思う」

13着5-9 ミシシッピテソーロ(牝3、石川裕紀人・畠山吉宏)
「スローになると思っていましたし、イメージ通りの競馬。最後は手応えがなくなりましたが、先行力があるので、もう少し短い距離なら頑張れると思います」

14着8-16 ピピオラ(牝3、藤岡康太・武幸四郎)
「スタートを出て、前に壁があって、遅いペースでも我慢してくれました。4コーナーでは勝ち馬について行けそうな感じもありましたが、最後は苦しくなりました」

15着5-10 グランベルナデット(牝3、松山弘平・大竹正博)
「位置を取りに行くというより、リズムを重視して運びました。手応えも良く、前が開いた時は延びてくれると思ったのですが…」

16着1-1 フェステスバント(牝3、酒井学・藤岡健一)
「行ければハナと考えていましたが、主張してきた馬がいたので、その後ろから。リズム良く走ってくれて、手応え十分で直線を向けました。詰まる形になりましたが、ジリジリ詰められる感じはありましたし、しっかり走ってくれています」

17着8-17 ソレイユヴィータ(牝3、武豊・杉山晴紀)
「強い馬がいて、すごい風が吹いていきました。
一生懸命走ってくれているけど、少し荷が重かった感じですね」

18着7-14 コンクシェル(牝3、幸英明・清水久詞)
「スタート前に頭を振ってしまい、うまくスタートを出られず、二の脚もつかなくて、自分の競馬をさせてあげられませんでした」

推奨馬リバティアイランド(1人気)が、中団前方から4角で一気に先頭に立ち、4角後方3番手辺りから追い込んだマスクトディーヴァ(3人気)に1馬身差をつけ優勝。さらに2.1/2馬身差の3着に好位から脚を伸ばしたハーパー(2人気)が入り、本命決着!!

当然ながら、絞りすぎた馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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