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【根岸ステークス(G3)回顧】推奨馬タガノビューティー13着…出遅れ??

【根岸S結果】
エンペラーワケアが抜け出し3連勝で重賞初V!

28日、東京競馬場で行われた第38回根岸ステークス(4歳上・GIII・ダ1400m)は、道中は先団の後ろにつけ、直線で悠々と抜け出した川田将雅騎手騎乗の1番人気エンペラーワケア(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が、2番手追走から食い下がった6番人気アームズレイン(牡4、栗東・上村洋行厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分24秒1(良)。

さらに1/2馬身差の3着に2番人気サンライズフレイム(牡4、栗東・石坂公一厩舎)が入った。なお、3番人気タガノビューティー(牡7、栗東・西園正都厩舎)は13着に終わった。

勝ったエンペラーワケアは、父ロードカナロア、母カラズマッチポイント、その父Curlinという血統。これまでダートでは5戦4勝2着1回。重賞初挑戦の今回も難なく突破して、3連勝で重賞初制覇を果たした。また、本馬はこの勝利でフェブラリーSの優先出走権を獲得した。

【根岸ステークス】~騎手コメント~

1着4-7 エンペラーワケア(牡4、川田将雅・杉山晴紀)
「完勝だったと思います。正直返し馬が、前回の方が良かったなと思うぐらいでしたから、そのあたりをケアしながら、前半を組み立てようというところでしたが、影響なく、大丈夫だと思える走りをしてくれていたので、順調にレースを進めてきました。その影響を考えて4コーナーで少し早めに動きを確認しましたが、そうするとすぐに反応してくれて、少し早かったですが、もういいかと思って、そのまま気持ち良く、無理なく動かしてあげようと思い、直線全体を使って競馬をしてきました。(他の馬で)一緒に乗りながらも感じていましたし、前回依頼をいただいてあらためて跨ってみると本当に素晴らしい馬ですから、重賞に手が届いて当然だと思いますし、これから先もますます楽しみな馬だと思っています。まずは今日しっかり勝ち切れて、重賞ウィナーになれた事を褒めてあげたいと思います」
(杉山晴紀調教師)
「スタートを五分に切って、ジョッキーが良い所につけてくれました。行く馬の後ろで、ストレスの無い道中でしたし、直線ではじわっと脚を使いながら、長く脚を使ってくれました。フットワークが大きいので、東京は合うイメージでした。今後については、あまり無理をしたくないので、しっかりと様子を見たいと思います」

2着8-16 アームズレイン(牡4、松若風馬・上村洋行)
「大外枠で中途半端にはしたくなかったです。スタートが決まり、良い競馬が出来たと思います。1400m戦でもしっかり走ってくれました。強い相手にも力のあるところを見せてくれました。勝ち馬は強かったですが、今日は良い競馬をしてくれました」

3着5-10 サンライズフレイム(牡4、藤岡康太・石坂公一)
「駐立は厩舎が練習してくれたおかげで、我慢してくれました。スタートが出られればあの形で行こうと思っていて、ポジションは良い感じでした。前半で少し噛むところがありましたが、前に馬を置くと折り合えました。4コーナーで離されたのが痛かったですが、ラストは差を詰めてくれました。賞金を加算したかったですが、申し訳ないです」

4着1-2 ヘリオス(セ8、武豊・西園正都)
「思ったよりも楽なペースで先手が取れ、力を出せたと思います」

5着2-3 フルム(牡5、水口優也・浜田多実)
「スタートは出てくれて、思い描いた通りに中団前につけられました。折り合いはスムーズでした。エンペラーワケア、パライバトルマリンの後ろにつけられて、良いなと思っていましたが、直線で前の馬が出てきてしまい、ブレーキをかけて、勢いが削がれるところがありました。(それがなければ)3着までは際どかったかもしれません。重賞でもやれるところを見せてくれました」

6着3-5 ベルダーイメル(牡7、柴田善臣・本田優)
「向こう正面で後ろから来られた際に行きたがって引っ張る形に。それがなければ、もう少し脚は使えていたと思う」

7着3-6 シャマル(牡6、川須栄彦・松下武士)
「休み明けの影響はなかった。スタートも決まって、好位でしっかり我慢できた。精神面の成長も感じましたし、得意ではない形で最後まで頑張れたのは収穫」

8着7-14 アルファマム(牝5、菅原明良・佐々木晶)
「いつも通り後ろから。しまいは伸びてくれたけど、前が止まりませんでした」

9着6-11 パライバトルマリン(牝4、戸崎圭太・林徹)
「スムーズに流れに乗って、イメージ通りの競馬はできました。ラストのギアがもう一つあれば」

10着2-4 ライラボンド(牡5、小林勝太・杉浦宏昭)
「気合い乗りが良かったです。道中も手応え十分で、砂を被っても嫌がることなく運べました。距離は、もう少しあった方がよさそうです」

11着1-1 アイオライト(牡7、団野大成・武藤善則)
「ポジション取りが重要だと思っていたのですが、スタートでつまずいてしまいました…。かわいそうなレースになってしまいました」

12着7-13 オマツリオトコ(牡4、石川裕紀人・伊藤圭三)
「ペースが流れないと思っていたので、思い切った競馬をと思っていた。一歩目でバランスを崩してしまい、想像した通りの流れになってしまいました」

13着6-12 タガノビューティー(牡7、石橋脩・西園正都)
「1400mを使うときは(スタートで)ポコッと出る馬です。最初の位置は良かったと思います。外目を上がっていきたかったのですが、3、4コーナーでペースが落ち着いて、動けませんでした。馬に申し訳ないです」

14着4-8 ピアシック(牡8、落合玄太・森秀行)
「勝負どころで外に出したら頑張ってくれた。もう少し前がやり合ってくれる展開になれば」

15着5-9 エクロジャイト(牡4、横山武史・安田隆行)
「逃げられればと思っていたが、行くことができず前が塞がる場面もあった。リカバリーできなかった」

16着8-15 ケンシンコウ(牡7、田辺裕信・小西一男)

推奨馬タガノビューティー(3人気)は、痛恨の出遅れ…。最後方追走のまま4角大外へ持ち出し、追い出され伸びてはいるが前が止まらず13着惨敗…残念。

レースは、道中先団の後ろにつけ、直線で悠々と抜け出したエンペラーワケア(1人気)が、2番手追走から食い下がったアームズレイン(6人気)に2.1/2馬身差をつけ優勝。さらに1/2馬身差の3着にサンライズフレイム(2人気)が入り、ほぼ本命決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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