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【葵ステークス(G3)回顧】推奨馬ナムラアトム6着~何処!?

【葵S結果】
8番人気ピューロマジックが逃げ切り重賞初制覇

25日、京都競馬場で行われた第7回葵ステークス(3歳・GIII・芝1200m)は、ハナを切ってそのまま逃げ切った横山和生騎手騎乗の8番人気ピューロマジック(牝3、栗東・安田翔伍厩舎)が、2番手から食い下がった7番人気ペアポルックス(牡3、栗東・梅田智之厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分07秒1(良)。

さらにハナ差の3着に6番人気ナナオ(牝3、栗東・小栗実厩舎)が入った。なお、1番人気エトヴプレ(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)は4着に、2番人気オーキッドロマンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は10着に、3番人気ナムラアトム(牡3、栗東・長谷川浩大厩舎)は6着に終わった。

勝ったピューロマジックは、父アジアエクスプレス、母メジェルダ、その父ディープインパクトという血統。8番人気の評価を覆して重賞初制覇を果たした。

【葵ステークス】~騎手コメント~

1着8-17 ピューロマジック(牝3、横山和生・安田翔伍)
「結構元気がいいというか、本当はもうちょっとふわっと、手を抜いて走ってほしいんですけど、真面目すぎるぐらい真面目で。あんまりけんかしないように、気持ちを尊重してあげたことで、いい結果が出たかなと思います。真面目に走ってくれるのはうれしいんですけど、もうちょっとリズムよく行ってくれたらいいなと。本当にいいスピードを持っていますし、真面目すぎるぐらい真面目なのも武器なので、うまくそこを殺さないように競馬に向かっていければと思っています。何度も言いますけど、本当にもうちょっと気持ちをリラックスさせてくれるところがあると、もっともっといい結果、いい内容になると思うので、期待しています」

2着7-13 ペアポルックス(牡3、松若風馬・梅田智之)
「予想通りの流れも良かった。1400メートルでも(ハミを)かんでいましたから。直線を向いて前を交わせそうでしたが。まだ若いですが幼さも抜けていい方に向かっていると思います」

3着7-14 ナナオ(牝3、和田竜二・小栗実)
「思ったより、道中はうまく息も入りました。4コーナーでフワフワしましたが、そのぶん直線は伸びるだろうと思いました。馬は身体つきも良くなっていましたし、速い時計でも通用してくれました。楽しみですね」

4着5-10 エトヴプレ(牝3、藤岡佑介・藤岡健一)
「スタートで伸び上がるような格好になってしまった。スタートが決まらないと、1200メートルでは先手を取るのは難しい。うまく内から伸びているけど、追ってからはじけるタイプではないので」

5着6-12 シカゴスティング(牝3、西村淳也・庄野靖志)
「スタートも良く、短距離の適性が高そうですね」

6着1-1 ナムラアトム(牡3、浜中俊・長谷川浩大)
「前が止まらなかった。この馬も最後は来ているけど展開が向かなかった」

7着5-9 アウェイキング(牡3、菱田裕二・矢作芳人)
「発走までの雰囲気が良く、能力の高い馬だと感じました。速い馬が逃げ切る展開で、展開的に向きませんでしたが、いい馬だと思いました」

8着6-11 エポックヴィーナス(牝3、酒井学・新谷功一)
「持ちすぎると良くないので、流れに乗せていきました。最後にスペースを見つけると、右にもたれる面も見せていた。1200メートルより1400~1600メートルがベター。しまいの脚は持っていますからね」

9着2-3 ガロンヌ(牡3、池添謙一・上村洋行)
「ゲートは出たけど、これまでは1400、1600メートルだったので、今日はペースが速かった。戸惑いながら走っていて流れに乗れなかった。これからの経験になると思う」

10着3-6 オーキッドロマンス(牡3、内田博幸・手塚貴久)
「1200メートルは合うと思ったけど、周りが速かったね。もう少し外枠が欲しかった」

11着3-5 アスクワンタイム(牡3、岩田望来・梅田智之)
「思っていたよりついていけた。勝ちにいった分、最後は甘くなったけど、いい感じで成長してくれている」

12着8-18 カルチャーデイ(牝3、武豊・四位洋文)
「返し馬から気分が乗っていなくて、変なスタートになった。牝馬の難しいところが出てしまった」

13着8-16 エリカカリーナ(牝3、鮫島克駿・宮田敬介)
「外枠で壁を作りたいと思って内に潜り込みました。下りから一気にハミをかんでしまった。もう少しリラックスさせられれば良かった」

14着2-4 ニコラウス(牡3、荻野極・上原佑紀)

15着1-2 モンシュマン(牡3、松山弘平・上村洋行)
「枠は良かったですが、忙しかったですね」

16着4-8 モズトキキ(牝3、亀田温心・村山明)
「スタートは出ていい位置が取れました。ペースもメンバーも重賞で強かった。この馬の競馬はできました」

17着7-15 クリスアーサー(牡3、幸英明・渡辺薫彦)
「4コーナー手前から手応えがなくなった。もっと走れる馬。敗因が分からない」

18着4-7 ジョーローリット(牝3、柴田裕一郎・中竹和也)
「ペースが普段のレースよりも速かったですし、タイトでした。まだまだ技術が足らないと改めて感じました。もっと技術を磨きたいです。(重賞初騎乗について)ファンファーレが違うので、いいなあと思いました」

推奨馬ナムラアトム(3人気)は、スタートは互角も行き脚が無く中団後方追走。3~4角辺りで進出し直線で外側に進路を取り、最後まで伸びてはいるが前が止まらないなか6着…残念。

レースは、ハナを切ってそのまま逃げ切ったピューロマジック(8人気)が、2番手から食い下がったペアポルックス(7人気舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにハナ差の3着にナナオ(6人気)が入り、結果を見ると先行勢での波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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