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【2024 フェブラリーS(G1)】徹底的に攻略データ篇
*「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。
<2023年のレース検証>
レースは、レモンポップ(1人気)がスタート良く好位集団でレースを進め、直線で先頭に立って押し切り、追い込んだレッドルゼル(3人気)に1.1/2馬身差をつけ優勝。さらに2.1/2馬身差の3着にメイショウハリオ(4人気)が入り、ほぼほぼ本命決着!!
単勝オッズ2.2倍のレモンポップと3.2倍のドライスタウトの2強対決となったが、戸崎圭太騎手にとって悩ましいのは共にお手馬だった。ドライスタウトへの騎乗が先に決まり、出否未定のレモンポップが出走に踏み切ったため、坂井瑠星騎手がテン乗りとなった。ベストは1400㍍で、1ハロン延長の克服が課題だった。しかし、4番手から4角で絶好の手応えで回り、直線半ばで仕掛けての圧勝劇。テン乗りで期待以上の騎乗を見せた坂井瑠星騎手。一方、ドライスタウトは好位から伸びず4着敗退の戸崎圭太騎手と明暗を分けた。
<1人気が堅調な砂のマイル王決定戦!? 大型馬が波乱を呼ぶ!!>
[人 気]
1人気 [5-2-2-1] と唯一、馬券圏外に沈んだのは前走JBCスプリントだった22年レッドルゼル。よって、前走がJRAレースの場合は複勝率100%となる。2人気 [3-2-0-5] と好調。一方、3人気 [0-1-2-7]、4人気 [1-0-2-7] と共に1連対のみで凡走するケースが多く、信頼は出来ない。
馬連平均配当 13,613円
連対馬20頭中12頭を1・2人気が占めている中、かなり高め?? これは、14・20年に最低人気馬が連対を果たして大荒れ決着となった影響が大きい。とはいえ、この2回にしても1・2人気は連対しているから上位人気から手広く流すのが得策か!? 残る8回中6回は、3桁~10倍台と本命サイド。堅く収まるか、大波乱となるかその見極めが難しいレース!?
(netkeiba.com 想定人気)
想定1人気 オメガギネス(牡4、美浦・大和田成)
想定2人気 ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・小手川準)
想定3人気 ドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学)
想定4人気 レッドルゼル(牡8、栗東・安田隆行)
想定5人気 キングズソード(牡5、栗東・寺島良)
![](https://assets.st-note.com/img/1707813404023-34JnMOnEN3.jpg)
[ステップ]
最も多く連対馬を輩出しているのが6連対の根岸S組 [4-2-3-49] とチャンピオンズC組 [3-3-2-9]。特にチャンピオンズC組の中でもフェブラリーSの単勝オッズが1桁台の場合 [3-2-2-2] と複勝率78%のハイアベレージ。
一方、東海S組 [2-1-1-16] と20年以降は馬券に絡んだ馬が出ておらず、勢いが衰退気味なのは気になる。以上の3レースが3着以内30頭中21頭を占めている。その他では、川崎記念組 [0-2-0-13]、東京大賞典組 [0-1-2-13]、JBCスプリント組 [0-1-0-2] と地方ダートG1組も存在感を示している。なお、3着以内6頭中5頭は前走で1・2人気に支持されており、必ずチェック!?
根岸S組 [4-2-3-49]
8着 アルファマム(牝5、栗東・佐々木昌)
16着 ケンシンコウ(牡7、美浦・小西一男)
3着 サンライズフレイム(牡4、栗東・石坂公一)
7着 シャマル(牡6、栗東・松下武士)
13着 タガノビューティー(牡7、栗東・西園正都)
6着 ドンフランキー(牡5、栗東・斉藤崇史)
東海S組 [2-1-1-16]
2着 オメガギネス(牡4、美浦・大和田成)
6着 ペプチドナイル(牡6、栗東・武英智)
東京大賞典組 [0-1-2-13]
2着 ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・小手川準)
5着 キングズソード(牡5、栗東・寺島良)
3着 ドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学)
8着 ミックファイア(牡4、地方・渡辺和雄)
![](https://assets.st-note.com/img/1707813439647-ZNxaDvsl9h.jpg)
<攻略ポイント>
①根岸S組~重要なのは着順、連対馬は本番でも狙える
根岸S組 [4-2-3-49] と3着以内9頭はレース別でトップ。本番に繋がる重要なステップに違いはないが、出走する頭数が多いのが難点。そこで、前走の着順別成績を見てみると、1着馬 [4-1-1-3]、2着馬 [0-1-2-3]、3着以下 [0-0-0-43] と明暗がはっきりと分かれており、前走3着以下の馬は消去。
前走で連対していた馬でも、19年3着ユラノトは8人気、21年2着ワンダーリーデルは10人気と伏兵扱いされることも少なくはなく、配当的な妙味も期待できる。
*今年出走予定登録馬に根岸S組連対馬(2着以内)の出走予定無し!
![](https://assets.st-note.com/img/1707813463682-QXmYGtNxrG.jpg)
②外国産馬~非凡なスピードを生かして20年以降は4連勝を達成
過去10年で見ると、1分35秒台の決着は当たり前。22年は芝並みの1分33秒8という優秀な勝ちタイムがマークされた。近年、当レースで優れたスピードなしに勝ち負けすることはできず、20年1着モズアスコット、21年2着エアスピネルなどの芝マイル重賞勝ち馬が好走しているのも決して偶然ではない。
芝の重賞ウィナーと同様に注目したいのが外国産馬 [5-1-1-10]。20年以降は4連勝を達成。当日1~5人気に支持されていれば [5-1-1-4] と好走率はかなり高い。内国産馬をスピードで凌駕する外国産馬の天下は今後も続きそう!?
外国産馬 [5-1-1-10]
ワールズコライド(牡4、美浦・堀宜行)
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③波乱の主役~砂の大一番は大型馬が優勢!? 条件を満たせば穴メーカーに
馬体重別で見ると、500㌔未満 [2-4-2-60] なのに対し、500㌔以上 [8-6-8-68]。また、8人気以下で馬券に絡んだ5頭中4頭は500㌔以上と大型馬に穴メーカーが潜んでいる。そこで馬体重が500㌔以上の馬の中で根岸S組であれば前走2着以内、地方G1組なら前走で1・2人気だった馬を抽出すると [1-5-3-7]。複勝率53%と馬券に絡む確率は高く、また複勝率255%とベタ買いしてもプラスとなる。
500㌔以上の馬(前走)
イグナイター(牡6、地方・新子雅司)=508㌔
カラテ(牡8、栗東・辻野泰之)=540㌔
ガイアフォース(牡5、杉山晴紀)=500㌔
キングズソード(牡5、栗東・寺島良)=510㌔
ケンシンコウ(牡7、美浦・小西一男)=502㌔
サンライズアリオン(牡5、栗東・平田修)=524㌔
サンライズフレイム(牡4、栗東・石坂公一)=512㌔
サンライズホーク(セ5、栗東・牧浦充徳)=512㌔
シャマル(牡6、栗東・松下武士)=510㌔
シャンパンカラー(牡4、美浦・田中剛)=504㌔
ジャスティンカフェ(牡6、栗東・安田翔伍)=506㌔
タガノビューティー(牡7、栗東・西園正都)=520㌔
ドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学)=510㌔
ドンフランキー(牡5、栗東・斉藤崇史)=594㌔
ペプチドナイル(牡6、栗東・武英智)=534㌔
ワールズコライド(牡4、美浦・堀宜行)=538㌔
![](https://assets.st-note.com/img/1707813589407-DFH9fZfdKF.jpg)
【戦術ポイント】
[軸馬の狙い方]
1人気に支持されていて前走がJRAレースであれば複勝率100%、1頭軸マルチで狙える。もし、1人気の前走が地方のレースであれば、チャンピオンズC組と根岸S1着馬に注目したい。その中でも当日2人気に支持されているようなら軸に据えられる。該当馬はいずれも勝利を収めており、1着固定で攻めてみるのがベターか??
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「相手馬の狙い方」
3連勝中の関東馬が、買えるのは1~4人気だけ。関西馬は、根岸S組なら連対馬、チャンピオンズC組は当日の単勝オッズが1桁台の馬をチョイス。東海S組は、近年不調なので評価を下げたい。地方G1組は、前走で1~4人気に支持されていれば馬券に絡むチャンスはある。6歳以上でG1での好走例がない馬や地方所属、海外馬は消しでOK。
地方G1組 東京大賞典組 [0-1-2-13]
6人気2着 ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・小手川準)
2人気5着 キングズソード(牡5、栗東・寺島良)
4人気3着 ドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学)
3人気8着 ミックファイア(牡4、地方・渡辺和雄)
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[注 意 点]
(G1で好走歴がない高齢馬)
6歳以上 [2-5-4-85] と3着以内11頭。ダート路線は息の長い活躍を見せる馬が多く、8歳馬が何度も馬券に絡んでいる。ただし、3着以内の11頭には芝・ダートを問わず、G1(交流G1含む)で3着以内に入った実績があった。高齢馬でも狙えるのはこれまでに最高峰の争いで好走したことがある馬だけなのは覚えておきたい。
6歳以上でG1(交流G1含む)で3着以内実績馬
ジャスティンカフェ(牡6、栗東・安田翔伍)=マイルCS(3着)
タガノビューティー(牡7、栗東・西園正都)=かしわ記(2着)
レッドルゼル(牡8、栗東・安田隆行)=フェブラリーS(2着)
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(関東馬で5人気以下)
東西所属別の成績を見ると、関東馬 [4-1-0-21]、関西馬 [6-9-10-97]。長らく「西高東低」の傾向が続いていたが、関東馬は21年から3連勝しており、近年は潮目が変わってきた。ただし、関東馬で連対を果たしたのは1~4人気馬。5人気以下だと [0-0-0-17] と全滅。狙えるのは、上位人気に支持されている馬だけとなっている。
関東馬で5人気以下(netkeiba.com 想定人気より)
ケンシンコウ(牡7、美浦・小西一男)
シャンパンカラー(牡4、美浦・田中剛)
ペイシャエス(牡5、美浦・小西一男)
ペリエール(牡4、美浦・黒岩陽一)
ワールズコライド(牡4、美浦・堀宜行)
![](https://assets.st-note.com/img/1707813649085-yJ4F4XS5nq.jpg)
(枠順)
最内枠と大外枠は苦戦中!? 1番枠 [0-0-0-10] に対して大外枠(18年は14番枠)[0-0-0-10] と共に全滅。
![](https://assets.st-note.com/img/1707813683838-8SXrx4Tn9t.jpg)
[注 目 デ ー タ]
①4~6歳・牡セン馬・中央所属
②前走が根岸S、東海S、
前年12月以降ダG1のいずれかで4人気以内or1着の馬
③中央・左回りのダ1600㍍以上重賞で3着以内実績
④父or母父がミスプロ系
ちなみに、すべて該当したのはドゥラエレーデ 1頭のみ。
*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。
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