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【2024 中山金杯(G3)】徹底的に攻略データ篇

*「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。

<2023年のレース検証>

レースは、中団前を追走したラーグルフ(1人気)が、ゴール寸前で抜け出し、追い込んだクリノプレミアム(7人気)にハナ差をつけ優勝。さらにアタマ差の3着にフェーングロッテン(2人気)が入り、中波乱決着!?

馬体重の増減で取捨てができるレースも、世代によって異なる。4㌔以上増えた馬 [4-5-4-60] だが、4・5歳馬 [3-5-2-19] と連対率27%まで跳ね上がる。対して6歳以上 [1-0-2-41] と連対したのは20年1着トリオンフのみ。ただ、このトリオンフは4㌔増で、6歳以上で6㌔以上増えた馬 [0-0-1-27] と3着が最高。

ちなみに、22年の出走馬で4㌔以上増えた馬は10頭。該当馬で馬券に絡んだのは、4歳馬(1着ラーグルフ、3着フェーングロッテン)。一方、6歳以上で4㌔以上増えた馬は7頭で、5人気に推されたアラタ(+24㌔)の4着が最高着順でした。


<信頼度高い1人気、馬券攻略のポイントは斤量の増減と枠順!?>

[人 気]

1人気 [4-1-3-2] が4・5歳馬なら [3-1-2-0] と複勝率100%を誇る。1人気が好調な反面、2人気 [1-1-1-7]、3人気 [2-0-0-8] と物足りない成績。
とは言え、連対した20頭は1~8人気。超の付く人気薄が勝ち負けするの難しいレース。

馬連平均配当 3,948円
万馬券は1回で、半数は3桁配当~10倍台。ハンデ戦ではあるが、極端な穴狙いは禁物か??

(netkeiba.com 想定人気)
想定1人気 エピファニー(牡5、美浦・宮田敬介)
想定2人気 マイネルクリソーラ(牡5、美浦・中野栄治)
想定3人気 ゴールデンハインド(牝4、美浦・武市康男)
想定4人気 マテンロウレオ(牡5、栗東・昆貢)
想定5人気 リカンガフール(牡5、栗東・田中克典)

過去10年における中山金杯 人気別成績表

[ステップ]

主要ローテーションは、ディセンバーS組 [1-2-2-23]、チャレンジC組 [1-3-4-12] の2レース。ディセンバーS組の3着以内5頭は前走5着以内、チャレンジC組の3着以内8頭中7頭は4~6歳馬。7歳以上は割引。他では、福島記念組 [1-1-1-14] も、19年以降は馬券に絡んでいない。3勝クラス組 [2-1-2-11]。ハンデ差を活かして、重賞メンバーに入っても好走しており、警戒が必要。

ディセンバーS組 [1-2-2-23]
4着 エリカヴィータ(牝5、美浦・国枝栄)
2着 コスタボニータ(牝5、栗東・杉山佳明)
8着 サンストックトン(牡5、美浦・鹿戸雄一)
3着 ショウナンマグマ(牡5、尾関知人)
チャレンジC組 [1-3-4-12
4着 エピファニー(牡5、美浦・宮田敬介)
5着 マテンロウレオ(牡5、栗東・昆貢)
7着 リカンガフール(牡5、栗東・田中克典)
3勝クラス組 [2-1-2-11]
1着 クロミナンス(牡7、美浦・尾関知人)
1着 ボーンディスウェイ(牡5、美浦・牧光二)

過去10年における中山金杯 前走レース名別成績表

<攻略ポイント>

①3勝クラス組~前走が2000㍍なら買い

3勝クラス組を前走の距離別に見ると、1800㍍ [0-0-0-7]、2000㍍ [2-1-2-3]、2400㍍ [0-0-0-1] となっており、買えるのは同じ距離の2000㍍組だけ。 さらに、前走が2000㍍で0秒2以上の差をつけて勝った馬に絞れば [2-1-0-1]。該当馬は馬券の軸に!?

*3勝クラス組で前走が2000㍍からの出走馬ナシ!

過去10年における中山金杯 前走クラス別成績表

②騎手~松岡正海騎手、M.デムーロ騎手が好調

松岡正海騎手は8回騎乗して [1-3-0-4]。18年から3年連続で連対しており、連対馬4頭は5・2・3・6人気と妙味あり、特にウイン所有馬に騎乗した時は [1-2-0-2] と該当馬がいたら押さえたい。

また、M.デムーロ騎手 [1-1-1-1] と目が離せない。

騎乗予定馬
松岡正海騎手 クリノプレミアム(牝7、美浦・伊藤伸一)
M.デムーロ騎手 マイネルクリソーラ(牡5、美浦・中野栄治)

過去10年における中山金杯 騎手別成績表

③ハンデ~前走から斤量増の馬を狙え

前走から斤量が増えた馬 [8-4-2-17] と3着以内の約半数を占め、複勝率45%と驚異的な数字!! 斤量増=優秀なJRAのハンデキャッパーに実力が認められた証。特に当日1~6人気なら [8-4-2-7]。斤量増+上位人気なら好走する可能性はかなり高い。

前走から斤量増の馬
アラタ(牡7、美浦・和田勇介)57→58㌔
カテドラル(牡8、栗東・池添学)57→58.5㌔
マテンロウレオ(牡5、栗東・昆貢)57→58.5㌔

過去10年における中山金杯 馬齢別成績表

④波乱の主役~1・2枠

1・2枠に入った馬 [3-6-4-23] と連対馬の約半数を占めているように活躍が目立つ。さらに、1・2枠に入った馬の中でも4~6歳に限定すると [3-6-3-13]。内枠というだけで人気になりやすいが、20年に3着に食い込んだ11人気テリトーリアルや、牝馬が不振というデータを覆した23年7人気2着クリノプレミアムと伏兵の好走も多い。該当馬の複勝回収率158%と、今後も3連複、3連単で高配当を狙うために欠かさず買い目に加えておきたい!?

過去10年における中山金杯 枠番別成績表
過去10年における中山金杯 馬番別成績表

【戦術ポイント】

[軸馬の狙い方]

ハンデ戦ながら絶好調の1人気馬。4・5歳馬であれば複勝率100%、1頭軸マルチで狙える。

もしも1人気が6歳以上であれば、前走から斤量が増えた2人気 [1-1-0-0]、前走3勝クラスの前走2000㍍で0秒2以上差をつけて勝った馬を1・2着固定で軸に据えたい。

[相手馬の狙い方]

12人気以下は3着すらなく軽視。不振の52㌔以下、8歳以上、3勝クラス組で前走が2000㍍以外、7枠は買い目から外す。さらに点数を絞るなら、近年結果が出ていない福島記念組、G2組も消す方向で。

[注 意 点]

(前走から斤量3㌔以上減った馬)

好成績の斤量増の馬に対し、前走から斤量が減った馬 [2-4-4-65] と斤量が軽くなった恩恵を活かして好走した馬はいるが、3キロ以上減った馬 [0-0-0-13] と全滅。まったく結果が出ていない。

前走から斤量3㌔以上減った馬
クロミナンス(牡7、美浦・尾関知人)58→55㌔
ボーンディスウェイ(牡5、美浦・牧光二)58→55㌔

過去10年における中山金杯 馬体重別成績表

(7枠)

1~4枠 [8-7-7-53] に対し、5~8枠 [2-3-3-77] と内枠が圧倒的に有利なレース。絶対的に不振な外枠の中でも特に7枠に入った馬 [0-0-0-20] と苦戦を強いられており、狙えない。

過去10年における中山金杯 性別・東西厩舎別成績表

(サンデーレーシング所有馬)

サンデーレーシング所有馬 [0-0-1-8] と不振。人気を裏切るケースが多く、信頼を置きづらい。

サンデーレーシング所有馬
クロミナンス(牡7、美浦・尾関知人)

過去10年における中山金杯 ローテーション別成績

[注 目 デ ー タ]

①前走の馬体重が480㌔以上の4~6歳馬
②前走(芝)1800㍍以上で5着以内
③(芝)2000㍍以上の重賞3着以内の実績
④父or母父がノーザンダンサー系orロベルト系

ちなみに、すべて該当したのは、マテンロウレオの1頭のみ。
*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。


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