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【金鯱賞(G2)回顧】推奨馬ドゥレッツア2着…何ですか!?

【金鯱賞結果】
プログノーシスが5馬身差圧勝で連覇達成! 菊花賞馬ドゥレッツァ2着

10日、中京競馬場で行われた第60回金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)は、後方からポジションを上げていって、直線で内から抜け出し後続を突き放した川田将雅騎手騎乗の2番人気プログノーシス(牡6、栗東・中内田充正厩舎)が、中団から脚を伸ばした1番人気ドゥレッツァ(牡4、美浦・尾関知人厩舎)に5馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒6(良)。

さらに1馬身差の3着に6番人気ヨーホーレイク(牡6、栗東・友道康夫厩舎)が入った。なお、3番人気ヤマニンサルバム(牡5、栗東・中村直也厩舎)は10着に終わった。

勝ったプログノーシスは、父ディープインパクト、母ヴェルダ、その父Observatoryという血統。昨年に続く金鯱賞の連覇を飾り、悲願のGI制覇に向けて弾みをつけた。また、本馬はこの勝利で大阪杯の優先出走権を獲得した。

【金鯱賞】~騎手コメント~

1着4-4 プログノーシス(牡6、川田将雅・中内田充正)
「本当に、勝ててホッとしています。1週前追い切りに乗りましたが、聞いていた通りあまりいい状態ではなくてとても苦しい状態で今日を迎えているところだったので、返し馬でもその通りの『キツイな』という雰囲気でした。状態に関してはキツい状態で競馬にきているなという印象でした。道中もストレスを感じる馬の苦しさから、ストレスを感じる走りだったのでなんとか我慢してもらいながら、という道中を過ごしてきました。道中は(ドゥレッツァの)真後ろにポジションを取る形になったので、向正面から途中どうしていこうかという形の中で、共に内側の進路を選択していきましたが、こちらは直線は内、相手は外へという形で、4コーナーの出口から直線は雰囲気がとても良かったので大丈夫ではないかと思いました。今日のこの状態でこれだけのパフォーマンスが出来ることに改めて驚きと自信を持ちました。彼本来の状態に戻れば今年は更なる上の舞台での頂点が見えてくると思える内容だったと思います。無事に次に向かえるように今日の疲れを取ってもらって、徐々に次への準備をしていきたいなという思いです」

2着3-3 ドゥレッツァ(牡4、C.ルメール・尾関知人)
「今回は2000mで、3000mとはリズムが違いますが、いい感じでしたし手応えも良かったです。最後も伸びていますし、今回は休み明けでしたから、次はGIで良い結果を出すことができると思います」

3着5-6 ヨーホーレイク(牡6、藤岡康太・友道康夫)
「返し馬から雰囲気が良く、スタートも上手に出てくれました。内から主張してくる馬が行ったときに力む形になり、1コーナーから2コーナーは狭いところでエキサイトするところがありましたが向正面で落ち着きました。4コーナーを手応え良く回って最後もしっかり脚をつかってくれています。2年ぶりの実戦ということを考えればよく走ってくれていますし、改めてポテンシャルの高さを示してくれました。このあとも無事にいってほしいです」

4着8-12 ハヤヤッコ(牡8、幸英明・国枝栄)
「とにかくテンに行けないので、終いからの競馬になりました。苦しがっていましたが4着まで来ていますし、8歳でもまだまだやれるという印象です」

5着7-10 アラタ(牡7、横山典弘・和田勇介)
「よく頑張ってくれています」

6着2-2 ワイドエンペラー(牡6、高杉吏麒・藤岡健一)
「調子が良さそうで、自信を持ってレースに臨みました。後ろから落ち着いていけて、馬も我慢してくれて、最後の反応もよかったです。最後まで頑張ってくれた馬に感謝です。(初重賞騎乗について)乗り終えて『重賞に乗ったんだ』という実感が湧いてきました。乗せてくださったオーナー、先生、厩舎関係者の方々には本当に感謝しています。いい経験をさせていただいて本当にありがたいです。こういうところで結果を出せる騎手になっていきたいと思います」

7着4-5 ブレイヴロッカー(牡4、丸山元気・本田優)
「理想的なポジションで流れに乗れましたが、内で我慢していたほうが結果的にはよかったかもしれません。最後までよく頑張ってくれました」

8着7-11 エアサージュ(牡6、池添謙一・池添学)
「左回りは久々で行き脚がつかず、途中でハナに行く形。昇級しての重賞でしたが、G1みたいなメンバー。クラス慣れしていけば、やれる力はあると思います」

9着8-13 レッドジェネシス(セ6、角田大和・小林真也)
「外枠だったので(ハナに)いきたかったですが。前回はやめるようなところがありましたが、今回は踏ん張ってくれていた。気持ちだけですね」

10着5-7 ヤマニンサルバム(牡5、三浦皇成・中村直也)
「休み明けで馬体は増えていましたが馬の感じは良かったです。1コーナーでうまくいったところから来られたときに1ハロンくらい力んでしまい、走りが崩れてしまいました。休み明けでこの形は辛かったです。もっとうまく誘導してあげられればよかったです。使って良くなる馬ですし、ここから良くなってくると思います」

11着6-8 バラジ(セ5、菅原明良・鹿戸雄一)

12着6-9 ノッキングポイント(牡4、戸崎圭太・木村哲也)
「前半はいい走りでしたが、直線で手応えがなくなってしまいました」

13着1-1 シーズンリッチ(牡4、吉田隼人・久保田貴士)

推奨馬ドゥレッツア(1人気)は、スタートは互角も中団後方追走。4角を回り、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 馬群から抜け出せず、外側に進路をとり追い出されるも伸びてはいるが2着まで…残念。

レースは、後方からポジションを上げていって、直線で内から抜け出し後続を突き放したプログノーシス(2人気)が、中団から脚を伸ばしたドゥレッツァ(1人気)に5馬身差をつけ優勝。さらに1馬身差の3着にヨーホーレイク(6人気)が入り、ほぼ本命決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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