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【函館記念(GⅢ)回顧】推奨馬リカンカブール8着~何処!?

【函館記念結果】
ホウオウビスケッツが重賞初制覇!!
巴賞からの連勝は19年ぶり!?

14日、函館競馬場で行われた第60回農林水産省賞典函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)は、2番手追走から直線で先頭に立って後続を突き放した岩田康誠騎手騎乗の3番人気ホウオウビスケッツ(牡4、美浦・奥村武厩舎)が、中団から脚を伸ばした4番人気グランディア(セ5、栗東・中内田充正厩舎)に3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒2(良)。

さらに3/4馬身差の3着に14番人気アウスヴァール(セ6、栗東・昆貢厩舎)が入った。なお、1番人気サヴォーナ(牡4、栗東・中竹和也厩舎)は4着に、2番人気トップナイフ(牡4、栗東・昆貢厩舎)は10着に終わった。

勝ったホウオウビスケッツは、父マインドユアビスケッツ、母ホウオウサブリナ、その父ルーラーシップという血統。前走の巴賞に続く2連勝で重賞初制覇を果たした。巴賞、函館記念と連勝したのは2005年のエリモハリアー以来で19年ぶり。また、マインドユアビスケッツにとってもこれが産駒のJRA重賞初勝利となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆ホウオウビスケッツ(牡4)
騎手:岩田康誠
厩舎:美浦・奥村武
父:マインドユアビスケッツ
母:ホウオウサブリナ
母の父:ルーラーシップ
馬主:小笹芳央
生産者:岡田スタツド

【函館記念】~騎手コメント~

1着6-12 ホウオウビスケッツ(牡4、岩田康誠・奥村武)
「函館にきて良かったと思います。前回(巴賞)は絶対に勝たなければ行けないという賞金加算のレースだったので取りこぼしができなかった。今回は行く馬がいるのは分かっていたのでその馬の後ろで。気がいい馬なんでなんとか、2コーナー過ぎで落ち着いてくれたんで。最終日ですけど馬場がよくて走りやすい馬場なので、後続に脚を使わせることができたのが良かったと思います。(この馬の魅力は)3歳の時に2連勝して、ダービーでそこそこ来ていたので、すごくいい馬だなというのはありましたし、もっと大きな舞台にいける馬じゃないかなと思っていたので、依頼をいただいて感謝しかありません。毎週、レースがあるのでいいレースをできるように頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」

2着2-4 グランディア(セ5、三浦皇成・中内田充正)
「コーナー4つ、右回りも合っていますし、2000メートルの重賞でも結果を出してくれた。落ち着きすぎぐらい落ち着いていたのは成長。ここに来て良くなっていますし、重賞戦線で活躍してくれると思う」

3着5-9 アウスヴァール(セ6、古川吉洋・昆貢)
「単騎で行けたのは良かった。具合も良かった」

4着1-1 サヴォーナ(牡4、池添謙一・中竹和也)
「もう少し真ん中から外の枠がほしかった。ゲートはこの馬なりに出てくれましたが、道中包まれる形。3、4コーナーで外に出せましたが、前と距離があって、勝ち馬に(レースを)コントロールされた。しまい長く脚を使ってくれましたが、1番人気の期待に応えられず申し訳ありません」

5着4-8 プラチナトレジャー(牡6、永野猛蔵・国枝栄)
「状態は結構、良かったです。スタートして進んでいかなかったので、内ラチ狙いに切り替えました。しまいも脚を使っていますし、力は証明できたと思います」

6着8-15 チャックネイト(セ6、佐々木大輔・堀宣行)
「マークする馬を間違えました。13番(デビットバローズ)がたれてきて、行けなかった。もう一列前からだと違ったと思います」

7着3-5 サンストックトン(牡5、藤岡佑介・鹿戸雄一)
「前半は思っていたよりついていけなかった。しまいは来ているだけに、もう少しポジションを取りたかった」

8着3-6 リカンカブール(牡5、津村明秀・田中克典)
「スタンドから離れたスタート位置で、大阪杯と違って落ち着いていましたし、いいポジションを取れましたが、道中からグッとハミを取るところがなく3、4コーナーで手応えがなくなった。洋芝がマッチしなかった」

9着8-16 マイネルクリソーラ(牡5、丹内祐次・手塚貴久)
「3角から上がっていけなかった。枠もこたえました」

10着5-10 トップナイフ(牡4、横山和生・昆貢)
「休み明けですからね。手術してスタートが改善されましたし、まずは良かった思います。1回使って順調にいってくれれば」

11着6-11 アケルナルスター(牡5、黛弘人・清水英克)
「前と内が残る馬場で、自分のタイミングで動きました。(通った位置が)内と外が逆だったら」

12着7-14 ハヤヤッコ(牡8、浜中俊・国枝栄)
「馬はすごく元気が良く、年齢を感じさせませんでした。馬場が良くて前が止まらなかった。ポジションを取りに行く馬でもないですし。勝った2年前とは真逆の馬場では厳しかった」

13着1-2 オニャンコポン(牡5、菱田裕二・小島茂之)
「狙ったポジションが取れましたし、勝ちに行った結果です。しっかり攻めた分、このレースから得たものは大きいと思います」

14着4-7 エミュー(牝4、鮫島克駿・和田正一郎)
「イン、前有利の馬場。なかなかこのクラスでは後ろからでは厳しいので、ポジションを取りに行っていつもと違う形で競馬をしました。今後につながれば」

15着2-3 エンパイアウエスト(牝5、横山武史・黒岩陽一)
「追い切りの感触がひと息でした。スタートも踏ん張りが利きませんでした。逃げるつもりぐらいでしたが、ポジションが取れなかった。スタートがすべてですね」

16着7-13 デビットバローズ(牡5、武豊・上村洋行)
「行きっぷりが良くなかった。3コーナーで手応えがなくなってしまいました。(敗因は)よく分からない」

推奨馬リカンカブール(11人気)は、スタート良く先行3、4番手追走。3~4角辺りから促され直線で追い出されると…?伸びを欠き馬群へと沈み込み8着惨敗…残念。

レースは、2番手追走から直線で先頭に立って後続を突き放したホウオウビスケッツ(3人気)が、中団から脚を伸ばしたグランディア(4人気)に3.1/2馬身差をつけ優勝。さらに3/4馬身差の3着にアウスヴァール(14人気)が入り、大波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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