【2024 阪急杯（G3）】徹底的に攻略データ篇
＊「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。
＜2023年のレース検証＞
レースは、2番手に付けたアグリ(2人気)が、直線で先頭に立ち、直後から追ったダディーズビビッド(3人気)を振り切って、クビ差をつけ優勝。さらに2.1/2馬身差の3着にホウオウアマゾン(6人気)が入り中波乱決着!?
23年はグレナディアガーズ、アグリが人気を集め、3人気の単勝オッズは大きく離れて12.0倍。しかし、「2強」では意外に決まらないもの。今回もアグリは勝利を収めたが、グレナディアガーズは7着に敗れた。G1馬グレナディアガーズは、阪神芝1400㍍ [2-1-0-0] のパーフェクト連対。しかも手薄なメンバーを考えれば、1.7倍の単勝オッズは妥当だった。しかし、鞍上の岩田望騎手は今回がテン乗り。重賞で圧倒的な1人気の騎乗は初めて。1人気全体では50%の連対率を誇る岩田望騎手だが、まだ重賞では信頼できなかった。
＜単勝オッズ1倍台の1人気は危険!? 外枠の馬が穴候補??＞
[人 気]
1人気 [3-1-1-5]、2人気 [3-1-2-4] とどちらも4連対と微妙な成績。3人気 [0-1-0-9] と23年2着ダディーズビビットを除いて馬券に絡んでおらず、それならば1・2人気と同じ4連対の4人気 [0-4-1-5] の方が買える。
馬連平均配当 5,379円
万馬券が2回あるものの、20～30倍台の配当が5回もある中穴での決着が多い。
(netkeiba.com 想定人気)
想定1人気 ウインマーベル（牡5、美浦・深山雅史）
想定2人気 ダノンティンパニー（牡6､栗東・中内田充正）
想定3人気 アサカラキング（牡4、美浦・斎藤誠）
想定4人気 グレイイングリーン（牡6､栗東・池江泰寿）
想定5人気 スマートクラージュ（牡7､栗東・池江泰寿）
[ステップ]
複数の連対馬を排出しているステップは3つで、阪神カップ組 [2-4-1-21] と6連対最多。他では京都金杯組 [2-1-1-9]、シルクロードS組 [1-1-0-19] と複数の連対馬を排出している。
クラスではG1組 [2-1-2-8] と、前走1～4人気なら [1-1-1-1] とハイアベレージ。東京新聞杯組 [0-0-1-11] と出走頭数の割に好走が少ない。
阪神カップ組 [2-4-1-21]
1着 ウインマーベル（牡5、美浦・深山雅史）
4着 グレイイングリーン（牡6､栗東・池江泰寿）
京都金杯組 [2-1-1-9]
9着 ルプリュフォール（セ8、栗東・松永幹夫）
シルクロードS組 [1-1-0-19]
4着 サンライズロナウド（牡5、栗東・安田隆行）
15着 ホープフルサイン（牡8、美浦・本間忍）
＜攻略ポイント＞
①阪神カップ組～前走1・2着馬は過信禁物!?
阪神カップ組のうち、前走1着馬 [0-0-0-3]、前走2着馬 [0-1-0-3] と、すべて1～3人気という中において1連対のみ。また、前走10着以下 [1-0-0-7] と唯一勝利した14年コパノリチャードは、前走2人気に推されていた実力馬で、力がある馬を除いて消してOK!!
阪神カップ組前走1着馬 [0-0-0-3]
1着 ウインマーベル（牡5、美浦・深山雅史）
②脚質～上位人気の逃げ馬は高確率で来る!?
逃げた馬 [4-0-0-6] と勝利することが少なくない。当日1・2人気に限れば [3-0-0-0] と確勝レベルで、14年2人気コパノリチャード、16年1人気ミッキーアイル、21年1人気レシステンシアが逃げ切り勝ちを収めている。逃げそうな上位人気馬には注目したい!?
上位人気の逃げ馬（近2走以内に逃げた馬）
想定3人気 アサカラキング（牡4、美浦・斎藤誠）
③調教師～安田隆行厩舎・矢作芳人厩舎が好成績!!
安田隆行厩舎の管理馬 [2-1-2-2] と、複勝率70%を超えてくる。22年1人気1着ダイアトニック、23年2人気1着アグリと2年連続で勝利していて、該当馬がいたら押さえておきたい。また、矢作芳人厩舎の管理馬 [1-2-1-5] と好調で、ベタ買いしても複勝回収率はプラスとなる。
安田隆行厩舎の管理馬 [2-1-2-2]
出走予定 サンライズロナウド（牡5、栗東・安田隆行）
④波乱の主役～7・8枠
7枠 [4-0-1-19]、8枠 [1-1-2-21] と、優勝馬のうち半数が7・8枠から出ており、外枠が好成績を挙げている。しかも、2・1・12・1・7・11・6・4・6人気で、5頭が6人気以下。19年には11人気スマートオーディンが勝利し、3連単が20万超えの高配当となり、直近では23年6人気ホウオウアマゾンが3着と健闘。外枠に入った馬は人気がなくても注目したい。ただし、18番枠 [0-0-0-4] と全滅。フルゲートでの開催となった場合は、要注意!?
【戦術ポイント】
[軸馬の狙い方]
1・2人気で逃げそうな馬がいれば、1着固定で軸にできる。また、1人気が単勝オッズ2～3倍台ならば [3-1-1-1] なので、1頭軸マルチで軸でオススメ。逆に単勝オッズ1倍台は信頼度が高いと見せかけて、[0-0-0-3] と掲示板すらなく危険!?
「相手馬の狙い方」
阪神カップ組の前走3～9着馬、G1組、京都金杯組あたりをピックアップ。また、1～9人気の牝馬 [2-1-2-6] なので、該当馬はマークが必要。なお、16年を除いて毎年6人気以下が馬券に絡んでいるので、穴で外枠に入った馬を入れておきたい。
[注 意 点]
（休み明け6戦以上）
休み明け2戦馬 [3-1-3-20] と好調で、休み明け5戦馬 [2-2-1-17] と悪くない成績。しかし、6戦以上 [0-0-0-28] と全滅。最高でも4着までで、あまり使い込まれている馬は大幅に割引。
＊今年出走予定馬に休み明け6戦以上無し!
（リステッドのＯＰ特別組）
非リステッドのＯＰ特別組 [1-1-3-28] と、23年も睦月Sをステップに出走した3人気ダディーズビビットが2着になっている。一方、リステッド組 [0-1-0-16] と苦戦を強いられている。
前走：リステッド組 [0-1-0-16]
エンペザー（牡5、栗東・田中克典）
カルロベローチェ（牡4、栗東・須貝尚介）
ダノンティンパニー（牡6､栗東・中内田充正）
デュガ（牡5、栗東・森秀行）
ボルザコフスキー（牡5、栗東・清水久詞）
ワールドウインズ（セ7、栗東・笹田和秀）
（馬体重）
馬体重439㌔以下 [0-0-0-3]。また、
520㌔以上の大型馬 [0-2-0-20] と勝利はない。
前走520㌔以上の大型馬 [0-2-0-20]
アサカラキング（牡4、美浦・斎藤誠）＝524㌔
サトノレーヴ（牡5、美浦・堀宜行）＝538㌔
タマモブラックタイ（牡4、栗東・角田晃一）＝520㌔
[注 目 デ ー タ]
①4～5歳馬or前走5着以内の6～7歳馬
②近3走以内に芝3勝クラス以上で1着or芝重賞で3着以内
③芝1400㍍の3勝クラス以上で連対実績
④3代血統表内に
ストームキャット、ダンチヒ、ノーザンテーストのいずれかを内包
ちなみに、すべて該当したのは、
アサカラキング・ボルザコフスキーの2頭のみ。
＊「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。
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