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【フラワーカップ(G3)回顧】推奨馬マルコタージュ8着…何処!?

【フラワーC結果】
2番人気ミアネーロが抜け出し重賞初V

16日、中山競馬場で行われた第38回フラワーカップ(3歳・牝・GIII・芝1800m)は、道中は中団を追走、直線で内から馬群を捌いて抜け出した津村明秀騎手騎乗の2番人気ミアネーロ(牝3、美浦・林徹厩舎)が、外から追い上げてきた8番人気ホーエリート(牝3、美浦・田島俊明厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分48秒0(良)。

さらにクビ差の3着に1番人気カンティアーモ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が入った。なお、3番人気カニキュル(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)は6着に終わった。

勝ったミアネーロは、父ドゥラメンテ、母ミスエーニョ、その父Pulpitという血統。新馬戦を勝った津村明秀騎手とのコンビで重賞初勝利を飾った。

【フラワーカップ】~騎手コメント~

1着5-5 ミアネーロ(牝3、津村明秀・林徹)
「(2戦ぶりに)また手綱を託されたのでうれしい気持ち、感謝の気持ちで絶対に勝ちたいという気持ちで臨みました。競馬に行く前のテンションが難しい馬でレースまでに落ち着いて欲しかったが、発走時間が遅くなって逆に落ち着いてくれたのが良かったです。今日の馬場は内が残っていたので外には出さず内にこだわりました。競馬でのりやすいので自信をもってレースにいける。この馬と大きいところを狙いたいですね」

2着7-9 ホーエリート(牝3、原優介・田島俊明)
「本当は2、3番手で競馬をしたかったけど、最初のコーナーでハミをかませてしまって、そこでポジションを下げざるを得なくて、やりたい競馬ができませんでした。それでも最後まで脚を使ってくれました。調教に乗って能力の高い馬だと思っていたんですけど、こういった荒れた馬場も味方してくれたので、上のクラスでも十分やれると思います」
(田島俊明調教師)
「良い内容だったと思います。1コーナーの入りのところで、外から前に入られてリズムが狂ってしまいました。外から来た馬のポジションを取れたら一番良かったですが、流れに乗って前回同様脚を使えていたし、今日は悪い競馬ではなかったです。距離は持つと思うので、春はオークスを目指していきたいです」

3着2-2 カンティアーモ(牝3、C.ルメール・木村哲也)
「少し出遅れましたけど、その後はずっと手応えがよかったです。ただ、直線でスペースを見つけるまで時間がかかった。それでも最後はよく伸びています」

4着7-10 ラビットアイ(牝3、横山典弘・鈴木孝志)
(鈴木孝志調教師)「ペースが速かったので、ポジションは後ろになったけど、最後は狭いところを突いて、よく伸びてきてくれている。悪いレースではなかったと思います。ヨーロッパ血統でパワーもある馬で、荒れた馬場も苦にしていなかった」

5着6-8 エルフストラック(牝3、石川裕紀人・中村直也)
「最後苦しくなってもたれるところを見せてしまったけど、その前まではこの馬のリズムでペースを運ぶことができました」

6着5-6 カニキュル(牝3、戸崎圭太・菊沢隆徳)
「どっしりしてタフな馬だなという印象は持っていましたが、今日はテンションも高かったし、途中からいい感じで上がっていけた割に最後は伸びきれなかった。本来はきれいな馬場の方がよく、コース的にも広い方が走りやすいのかもしれません」

7着4-4 テリオスサラ(牝3、石橋脩・高柳瑞樹)
「今日はゲートをうまく切れて、この馬の脚質を考えると、いい位置を取れたかなと思います。3、4コーナーで渋くなってからも、最後まで頑張ってくれたんですけどね」

8着6-7 マルコタージュ(牝3、杉原誠人・小島茂之)
「前回はスタートで出てくれたけど、これが本来のスタートのような気がします。おとなしくて行儀良くできたが、おとなしすぎた印象で、それがゲートに少し出たのかも。それでも最後まで脚を使ってくれて、離されたわけではないですから。距離はあっても全然いいし、もっと良くなる馬。成長の余地があります」

9着8-12 フォーザボーイズ(牝3、横山和生・加藤征弘)
「調教に乗ってテンションが高ぶりやすい印象があったので、ゲートで時間を待たされたのが痛かった。最後も集中しきれない感じでした。レース自体はスムーズだったので、改めてですね」

10着3-3 スティックバイミー(牝3、菅原明良・伊藤大士)
「本当はすんなりハナでもいければと思っていたが、3、4コーナーで馬場を気にしていて、少し走りづらそうでした」

11着8-11 テリオスルル(牝3、松岡正海・田島俊明)
「今日は返し馬ができませんでした。気性面の成長が待たれます」

12着1-1 ヒラボクミニー(牝3、田辺裕信・村田一誠)
「今日のレースを見ていて、内を回っても大丈夫かなと思ったし、この馬自身もこういう傷んだ馬場は平気だと思いました。スタートから出していって、取りたいポジションは取れました。最後に踏ん張りきれなかったところを見ると、距離もあるのかもしれません」

推奨馬マルコタージュ(10人気)は、スタートは互角もあえて最後方まで下げ追走。4角を回り、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると反応良く伸びてはいるが脚を余して8着まで…残念。

レースは、道中中団を追走、直線で内から馬群を捌いて抜け出したミアネーロ(2人気)が、外から追い上げてきたホーエリート(8人気)に3/4馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にカンティアーモ(1人気)が入り、ヒモ荒れ決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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