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【エプソムカップ(G3)回顧】推奨馬トゥデイイズザデイ10着~何処!!

【エプソムC結果】
トップハンデも何のその、レーベンスティール完勝で重賞2勝目

9日、東京競馬場で行われた第41回エプソムカップ(3歳上・GIII・芝1800m)は、先団の後ろでレースを進め、直線で一気に突き抜けたC.ルメール騎手騎乗の1番人気レーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)が、好位から脚を伸ばした9番人気ニシノスーベニア(牡5、美浦・上原博之厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分44秒7(良)。

さらに2馬身差の3着に7番人気シルトホルン(牡4、美浦・新開幸一厩舎)が入った。なお、2番人気サイルーン(セ5、美浦・堀宣行厩舎)は4着に、3番人気ヴェルトライゼンデ(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)は9着に終わった。

勝ったレーベンスティールは、父リアルスティール、母トウカイライフ、その父トウカイテイオーという血統。昨年のセントライト記念を制した後は香港ヴァーズで8着、新潟大賞典で11着と連敗を喫していたが、ここで改めて実力を見せつけた。

【エプソムカップ】~騎手コメント~

1着3-6 レーベンスティール(牡4、C.ルメール・田中博康)
「59キロでも良いパフォーマンスでした。前走はあまり伸びがありませんでしたが、田中調教師から、状態はバッチリだと聞いていたので、自信を持って乗りました。スタートが良く、良い位置につけられましたし、3.4コーナーの手応えはとても良かったです。直線では段々と加速して、楽に勝つことができました」

2着8-17 ニシノスーベニア(牡5、田辺裕信・上原博之)
「外枠で少し嫌だなと思いましたが、スタートを良く出てくれたので、良いところを取れました。初めての1800mも問題がなかったですが、勝馬の切れ味の方が上でした」

3着5-10 シルトホルン(牡4、吉田豊・新開幸一)
「2番手で自分のペースで行けました。前にいた馬が強かったですね。すんなり自分のペースで行けて、後ろが警戒し合ってくれればもっと良かったかもしれませんね」

4着6-11 サイルーン(セ5、岩田望来・堀宣行)
「道中、すごく良い雰囲気で進められましたが、ラスト1ハロンを過ぎた辺りで、同じ脚になってしまいました。最後までジリジリと脚を使ってくれましたが、1800mは持たないことはありませんが、ベストは1600mですね。昇級緒戦にしては、良い内容で走れたと思います」

5着7-15 アルナシーム(牡5、横山典弘・橋口慎介)
(橋口慎介調教師)
「スタートも良く折り合いも完璧で、いい内容のレースでした。終いは思ったよりスッと動けなかった印象がありましたが、ジョッキーも『乗るたびに内容が良くなっている』と話していました。右回りに比べると左回りは少し苦手なところはありますが、それでもよく頑張ってくれたと思います」

6着8-16 グランディア(セ5、三浦皇成・中内田充正)
「ここまで行ったら掲示板に載せたかったですね。馬の状態は本当に良かったです。ただ、ごちゃごちゃになってこそ集中力を発揮する馬なのですが、今日は縦長になりましたので、その辺りが難しかったです。前回のような、抜け出すような気持ちの乗せ方を出来ませんでしたが、それでも地力でここまで来てくれました。勝った馬は抜けていましたが、あとはそこまで差はないですし、色々な展開、形で変わってくる馬だと思います」

7着8-18 セルバーグ(牡5、丸山元気・鈴木孝志)

8着6-12 グランスラムアスク(牝5、御神本訓史・矢作芳人)
「スタートが速くなかったけど行かない形でもレースできた。馬ごみも気にしなかった。ラストも脚を使っていますしレースぶりに幅が出た」

9着2-4 ヴェルトライゼンデ(牡7、戸崎圭太・池江泰寿)
「レースの流れには乗れて、気持ちよく走れていました。今日はまだ少しジリっぽいところがあって、久々の分なのか、条件なのか...というところです。雰囲気のある馬で、また復活してくれればなと思います」

10着1-1 トゥデイイズザデイ(牡5、津村明秀・池江泰寿)
「いいリズムで行けたし悪くない感じで直線に向けたがそこからの反応がもうひと息だった」

11着2-3 ルージュリナージュ(牝5、丸田恭介・宗像義忠)
「ゲートはタイミング良く出てくれたけど直線伸び切れなかった。もう少し後ろからゆったり走らせた方がいいのかも」

12着7-14 カレンシュトラウス(牡7、北村宏司・平田修)

13着4-7 マイネルケレリウス(牡4、石川裕紀人・奥村武)
「2000メートルならもう一列前が取れるけど1800メートルだと全体が速くて馬に求めるものが出てしまうのでリズムを大事に運んだ。頑張って来ているし今後重賞でもやれる馬だと思う」

14着1-2 ノースザワールド(牡6、菅原明良・斎藤誠)
「テンにスピードを乗せて行ったぶん掛かり気味になった。そこがリズム良ければもう少し上の着順があったかもしれない」

15着3-5 タイムトゥヘヴン(牡6、北村友一・戸田博文)
「いいところに出せなかった。前回の脚を使ってくれたら1800メートルに延びてもプラスに出るかと思っていたんですが、伸びなかった」

16着4-8 ワールドウインズ(セ7、内田博幸・笹田和秀)
「少し後ろになってしまった。中団ぐらいが良かったけど外から締められてしまった」

17着5-9 レッドランメルト(牡5、T.オシェア・国枝栄)
「休み明けのぶんずっと力んで走っていた。これを使ったぶんガス抜きできて次は良くなると思う」

18着7-13 ラケマーダ(牡4、石橋脩・千田輝彦)

推奨馬トゥデイイズザデイ(6人気)は、スタート良く先行4番手追走。4角を回り、直線で追い出されると反応鈍く馬群から抜け出せず10着惨敗…残念。

レースは、先団の後ろでレースを進め、直線で一気に突き抜けたレーベンスティール(1人気)が、好位から脚を伸ばしたニシノスーベニア(9人気)に2馬身差をつけ優勝。さらに2馬身差の3着にシルトホルン(7人気)が入り、ヒモ荒れ決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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