見出し画像

【弥生賞(G2)回顧】推奨馬トロヴァトーレ6着…何処!?

【弥生賞結果】
6番人気コスモキュランダが捲りを決めて重賞初制覇!

3日、中山競馬場で行われた第61回弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)は、スタート一息で後ろからの競馬になるも、3コーナーで一気に前に並びかけて直線抜け出したM.デムーロ騎手騎乗の6番人気コスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)が、好位から脚を伸ばした3番人気シンエンペラー(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒8(良)。

さらに1.1/4馬身差の3着に9番人気シリウスコルト(牡3、美浦・宗像義忠厩舎)が入った。なお、1番人気トロヴァトーレ(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)は6着に、2番人気ダノンエアズロック(牡3、美浦・堀宣行厩舎)は7着に終わった。

勝ったコスモキュランダは、父アルアイン、母サザンスピード、その父Southern Imageという血統。重賞初制覇を飾り、クラシックに名乗りを挙げた。父アルアインにとってもこれが産駒の重賞初勝利。また、本馬及び2着のシンエンペラー、3着のシリウスコルトは皐月賞の優先出走権を獲得した。

【弥生賞】~騎手コメント~

1着6-7 コスモキュランダ(牡3、M.デムーロ・加藤士津八)
「うれしいですね本当に。返し馬からすごく良かった。乗った瞬間から印象がとても良かったです。先生と話していていて、いつもいい脚を使っているけど中途半端な感じ、遊んでいる感じになっていると聞いていた。いいスタートも切れたし、向こう正面でペースもどうかなと思って、前残り馬場だったし道中動いていって良かった。結構いい馬ですよ。こんな走るって思ってなかったけど、乗った瞬間から良かったです」

(加藤士津八調教師)
「ジョッキーがうまく乗ってくれました。レース前に馬の特徴を話して、スタートが遅いとか、器用じゃなくて前回も脚を余していたとか、その辺を話してうまく乗ってほしいと言いました。『その辺を頭に入れていく』といって、馬の特徴をつかんで乗ってくれた。(馬自身も)1回1回使って、成長力というか著しく伸びてくれた。動きが良くなっているし、まだ子供っぽいところもあるけど、精神面も良くなっている。次はもちろん皐月賞を狙っていきたい。ジョッキーもまだ緩くて子供っぽいところがあるといっている。将来的には長いところで活躍するんじゃないかなと思います。きょうだいは走っていないけど、血統的に筋が通っているし、走れてもおかしくないと思っていた。(数を使っているが)もちろん馬によりますけど、競馬が一番のトレーニングになる部分もありますからね。(厩舎には牝馬クラシックが有力なコラソンビートもいる)いい馬がたくさんいて、これが長く続けばいいんですどね。(コラソンビートが出る来週のフィリーズレビューも報知杯)報知杯連覇を狙っていきますよ!」

2着5-5 シンエンペラー(牡3、川田将雅・矢作芳人)
「きょうのところは勝った馬に馬場が向きましたね。この子も久々の競馬でしたがしっかり走れましたし、次につながる競馬になったと思います。」

3着7-8 シリウスコルト(牡3、三浦皇成・宗像義忠)
「今回調教から乗って、またひとつ上がっていましたので、良いなと思っていました。作戦というより、この馬のリズムで走らせてあげられれば能力をしっかり出せるのはわかっていたので、少頭数でしたし、行く馬もいなかったので出てから、リズム良く行けたという感じでした。こだわったわけではないです。終始バランスが良かったです。強いて言えば、馬場がもう少し、しっかりしてくれれば4コーナーの立ち上がりがもう少し違ったのではないかと思います。勝ち馬はしっかり自分のタイミングで動いて、上手く乗られた感じもあります。本番に向けてここでしっかり力のあるところを見せてくれたのでよかったと思います」

4着4-4 エコロレイズ(牡3、横山和生・岩戸孝樹)
「急遽声をかけていただいて、手探りだったのですが、返し馬の感じでこういう馬場はこなせそうだというイメージを持って、人気ほど悪くないなというイメージがありました。大事に乗って、内で我慢してもらって、終いは脚を伸ばしているので、まだ体のフォルムが子どもっぽく、まだまだ芯が入ってほしいなというのが先生との共通の認識なのですが、その中で、なかなか悪くない内容だっだと思います。順調に行って欲しいです」

5着3-3 シュバルツクーゲル(牡3、西村淳也・鹿戸雄一)
「この馬の競馬はしました。休み明けでしたから、次はもっと良くなるでしょう」

6着6-6 トロヴァトーレ(牡3、C.ルメール・鹿戸雄一)
「少し甘そうです。悪い馬場で、走り方が悪くなりました。最後はいっぱいになってしまいました。スムーズな競馬だったら、もっと良い結果になると思います」

7着7-9 ダノンエアズロック(牡3、R.キング・堀宣行)
「スタート良く前半からいい位置を取れました。走りのリズムも良く道中の手応えもありました。荒れた馬場も気にするところはなかったですが、最後は伸び切れませんでした。」

8着1-1 アドミラルシップ(牡3、戸崎圭太・相沢郁)
「ゲートで動いてしまって、うまくスタートを切れなかった。新馬の頃と比べても成長がもうひとつ。もう少し力をつけてくれれば」

9着8-10 ファビュラススター(牡3、横山武史・萩原清)
「返し馬からテンションが高かった。調教ではもたれずに走れていたが、気が入っているぶん、もたれそうだと感じた。工夫して右ムチを使ったけど、最後はもたれた。まだ荒削りですね」

10着8-11 ニシノフィアンス(牡3、内田博幸・竹内正洋)
「頑張ってはいるけど、緩い馬場が初めてで進みが良くなかった。馬が柔らかく完成度としてはまだなので、今日は馬場が響いた」

11着2-2 レッドテリオス(牡3、津村明秀・古賀慎明)

推奨馬トロヴァトーレ(1人気)は、スタートは互角も先団後方(5番手)追走、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると反応鈍く伸びを欠き6着…残念。

レースは、スタート一息で後ろからの競馬になるも、3コーナーで一気に前に並びかけて直線抜け出したコスモキュランダ(6人気)が、好位から脚を伸ばしたシンエンペラー(3人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にシリウスコルト(9人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?