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【中山金杯(G3)回顧】推奨馬マテンロウレオ7着…何処!?

【中山金杯結果】
リカンカブールが激戦を制して重賞初制覇

6日、中山競馬場で行われた第73回中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)は、好位追走から直線で抜け出した津村明秀騎手騎乗の5番人気リカンカブール(牡5、栗東・田中克典厩舎)が、中団から追い上げてきた8番人気ククナ(牝6、美浦・栗田徹厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒9(良)。

さらにクビ差の3着に6番人気マイネルクリソーラ(牡5、美浦・中野栄治厩舎)が入った。なお、1番人気エピファニー(牡5、美浦・宮田敬介厩舎)は11着に、2番人気ボーンディスウェイ(牡5、美浦・牧光二厩舎)は4着に、3番人気マテンロウレオ(牡5、栗東・昆貢厩舎)は7着に終わった。

勝ったリカンカブールは、父シルバーステート、母アンブラッセモワ、その父Zoffanyという血統。前走のチャレンジCでは7着に敗れたが、見事巻き返して重賞初制覇を飾った。また、本馬を管理する田中克典調教師にとってもこれがJRA重賞初勝利となった。

【中山金杯】~騎手コメント~

1着2-3 リカンカブール(牡5、津村明秀・田中克典)
「気持ちいいですね。(前日は誕生日だったが)久しぶりに誕生日が金杯じゃなくなったんで残念ですけど(笑い)。今日は芝のレースを見ていても、時計速くて前が止まらないレースが続いていたので位置を取りにいくことだけをイメージしていました。どんなレースもできると聞いていたので、僕のイメージ通りに行こうかなと思っていました。(手応えは)抜群でした。期待通り、先頭に立ってもしっかり走れていたので良かったですね。まだまだ精神面もちょっと幼いところがあったり若いところを残しているので、これからもっと良くなると思います。昨年はキャリアハイを超えられたので、今年は昨年以上の結果を残したいなと思っています」

(田中克典調教師)
「よく頑張ってくれました。津村騎手も上手に乗ってくれましたし、空いていてラッキーでした。(重賞初制覇)嬉しいですし、スタッフも喜んでいると思います。タイトルを取れて良かったですし、ここまで馬に合わせながらやってきて、そこはオーナーの理解が大きかったと思います。今後については様子を見ながらになりますが、今年活躍してもらえたらと思います」

2着4-7 ククナ(牝6、戸崎圭太・栗田徹)
「すごく乗りやすい馬で、状態は良かったと思います。道中、良い感じで流れに乗って、終始、手応えも良くスムーズな競馬ができました。直線も前を捌いてよく伸びてくれました」

3着8-15 マイネルクリソーラ(牡5、M.デムーロ・中野栄治)
「外枠でしたし、スタートを上手く出て、良いところにつけられました。流れが速くなると思いましたが、速くなりませんでした。直線に向いて外に出して、ジリジリと上がってきましたが......」

4着4-8 ボーンディスウェイ(牡5、木幡巧也・牧光二)
「力は出せたと思いますし、競馬の形としては悪くなかったと思います。結果論ですが、もう少し淡々と流して行っても良かったのかもしれません。しっかり脚は使えていますがジリ脚なので、もっと賭けに出ても良かったのかもしれません。長く脚を使えますから、作戦を変えて競馬をしてみてもいいかもしれません」

5着6-12 ホウオウアマゾン(牡6、横山武史・矢作芳人)
「これまで1600メートルまでしか使っていなかったですが、2番手で折り合いもついて、よく踏ん張ってくれました。次は慣れが見込めると思います」

6着3-6 クリノプレミアム(牝7、松岡正海・伊藤伸一)
「1コーナーで、かなりごちゃついてしまった。スムーズなら勝ち負けだったと思う。使われて具合は良くなっていたし、力は衰えていないので、また走ってくれると思う」

7着5-10 マテンロウレオ(牡5、横山典弘・昆貢)
「何度も不利を受けてしまい、あれではレースにならなかった」

8着7-13 カテドラル(牡8、荻野極・池添学)
「道中で少し力むと聞いていたので、なだめながら、よく我慢してくれたし、直線も馬群を割って差を詰めていた」

9着6-11 ゴールデンハインド(牝4、菅原明良・武市康男)
「久々感があって、道中の手応えがあまり良くなかった。ここをひと叩きして変わってくると思う」

10着3-5 マイネルファンロン(牡9、丸山元気・手塚貴久)
「馬場を考慮して、ある程度の位置から運びました。明け9歳ですが、よく走っています」

11着2-4 エピファニー(牡5、R.ピーヒュレク・宮田敬介)
「道中はずっとペースが流れず、この馬に向かない展開でした。力んで走っていたので、息がもちませんでした。展開の助けが必要だと思います」

12着5-9 サクラトゥジュール(牡7、R.キング・堀宣行)
「最初のコーナーで前が狭くなったり、ペースが遅かったりで、リズムが狂ってしまいました。頑張って走りましたが、理想的な流れになりませんでした」

13着1-2 アラタ(牡7、横山和生・和田勇介)
「レース間隔を空けて状態はすごく良かったです。1コーナーで外から来られてラチに接触する不利が痛かったです。そこがスムーズだったら、もっといい勝負になっていたと思います」

14着1-1 キタウイング(牝4、杉原誠人・小島茂之)
「スタートして、いい位置が取れそうだなと思ったが、1角のアクシデントが痛かったです。立て直して向こう正面では力みながらも我慢してくれたが、直線を上がったところで脚色が鈍ってしまった」

15着7-14 カレンシュトラウス(牡7、藤懸貴志・平田修)
「2000メートルはぎりぎりかなと思ったし、外を回すより内を選択したが、直線で狭くなり、もったいない競馬になってしまった」

16着8-16 サトノエルドール(牡8、三浦皇成・国枝栄)
「今日は枠がきつかったです。うまく壁をつくることはできたけど、内ラチを走った前走とは形が違いました。前も止まらなかったし、内枠からロスなく運びたかったです」

17着8-17 エミュー(牝4、佐々木大輔・和田正一)

推奨馬マテンロウレオ(3人気)は、スタート悪く後方追走から3~4角辺りから追い出されて大外から直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 伸びてはいるが、7着まで…残念。

レースは、好位追走から直線で抜け出したリカンカブール(5人気)が、中団から追い上げてきたククナ(8人気)に1/2馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にマイネルクリソーラ(6人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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