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【ニュージーランドT(G2)回顧】推奨馬ルージュスエルテ11着~何処!?

【ニュージーランドT結果】
エコロブルームが追い比べを制し重賞初V

6日、中山競馬場で行われた第42回ニュージーランドトロフィー(3歳・牡牝・GII・芝1600m)は、好位追走から直線での追い比べを制した横山武史騎手騎乗の3番人気エコロブルーム(牡3、美浦・加藤征弘厩舎)が、最内を突いて脚を伸ばした1番人気ボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒4(稍重)。

さらにアタマ差の3着に9番人気ユキノロイヤル(牡3、美浦・小野次郎厩舎)が入った。なお、2番人気キャプテンシー(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)は16着に終わった。

勝ったエコロブルームは、父ダイワメジャー、母シュガーショック、その父Candy Rideという血統。未勝利を勝って挑んだシンザン記念で2着に入り、続くここでも力を見せて重賞初制覇を果たした。また、本馬及び2着のボンドガール、3着のユキノロイヤルはNHKマイルCの優先出走権を獲得した。

【ニュージーランドトロフィ】~騎手コメント~

1着4-7 エコロブルーム(牡3、横山武史・加藤征弘)
「加藤先生(征調教師)とも事前に話をしてこの馬のリズム良く、ポジションはどこでもいいと思ってあくまでリズムを大事に。自然と楽に先団も取れましたし、ちょっと?むシーンはありましたが、馬はよく我慢してくれて、最後いい走りっぷりだったと思います。直線で1回内を狙いかけましたが、そこは僕の判断ミスで、軽く引っ張るシーンはありましたが、再加速できたのは馬の力だと思いますし、馬に助けられました。調教で乗せてもらった時から柔らかみがあって、完成自体はまだまだ先かなという成長途上の段階ではあるんですけど、すごくいい背中をしていたので、ここも期待していましたし、この悪い馬場もへっちゃら顔で走ってくれたので、馬が素晴らしいと思います。今後も重賞だったり、G1とかあると思いますけど、チャンスのある馬だと思います。(今日は絶好調だが)おかげさまでいい馬に乗せていただいているので、ちょっとだめだったレースもいくつかあってそういうのをもっと取りこぼしをしないように頑張っていきたいですけど、まずは無事にケガなく、そして皆さまの期待にこたえられるように頑張っていきたいと思います」

2着2-3 ボンドガール(牝3、武豊・手塚貴久)
「ゲートの中で少しガタガタしていたけど、上手く出てくれました。いい競馬はできたと思います。こういう馬場は決して得意とはいえないけど、やっぱり力がある馬ですね」

3着2-4 ユキノロイヤル(牡3、石橋脩・小野次郎)
「乗せてもらうたびに成長しています。直線は手応えあったし、勝てるかと思ったんですけどね。出して行っても我慢が利くようになっていますし、成長していると思います」

4着1-1 カズミクラーシュ(牡3、菅原明良・吉岡辰弥)
「とても乗りやすくて操縦性のあるいい馬でした。道中は常にいい手応えで取りたいポジションが取れたし、反応も良かった。言うことないですね。いい内容でした」

5着1-2 ドリーミングアップ(牡3、吉田豊・高橋文雅)
「前のレースが外差しだったので先生と外に出すと話したが、案外内の馬場が平気だった。進路を探し探しになったので、結果的にインでじっとしていれば良かったのかも。もったいなかった」

6着4-8 クリーンエア(牡3、松岡正海・上原博之)
「展開やペースは良かったけど直線で手綱を放してしまって、上手く乗ることができませんでした」

7着5-10 エイムフォーエース(牡3、森泰斗・山下貴之)
「もっとペースが流れると思いましたが、大事に乗りすぎました。内から最後までよく頑張ってくれています」

8着7-14 オーサムストローク(牡3、田辺裕信・伊藤圭三)
「好位で競馬をしたいと思った。ゲートも良かったし、力みやすいタイプだけど折り合いも許容範囲。稽古から慌てさせると走りがバラバラになる感じがあったので、勝負どころで動いたのが、負担だったのかもしれません」

9着3-6 エンヤラヴフェイス(牡3、北村宏司・森田直行)
「スタートは五分に出たけど、ポジションを取れなかった。それでも手応えは悪くなかったし、ブリンカーもよく効いていた。しまいはよく追い上げたので、スタートから長い直線のコースが合っていそう」

10着8-15 スパークリシャール(牡3、浜中俊・小島茂之)
「上手に競馬ができませんでした。周りが速くてポジションを取れませんでしたし、内枠の馬が荒れた馬場を避けて外に誘導してきたので、外を回る形に。枠順が厳しかったです」

11着3-5 ルージュスエルテ(牝3、横山和生・国枝栄)
「馬場ですね。1、2着の後ろという絶好のポジションを確保できたけど、キープできなかった。元々反応のいい馬が3、4コーナーでスピードに乗れなかった。今日に関しては度外視です」

12着6-12 シャインズオンユー(牡3、石川裕紀人・青木孝文)
「内に入れられなかった。もう少し囲まれる形でロスなく脚をためたかったが、そういった形にならなかった。先のある馬なので、一つ一つ経験していってほしい」

13着8-16 サトミノキラリ(牡3、内田博幸・鈴木伸尋)
「今日は外枠が厳しかった」

14着5-9 デビッドテソーロ(牡3、原優介・小手川準)
「ゲートで態勢が整わないまま、スタートを切る形になってしまった。自分の形にならなかったのでスイッチが入らず。不完全燃焼です」

15着7-13 ブライトマン(牡3、三浦皇成・蛯名正義)
「ゲートでうるさい馬がいて駐立がもうひとつでした。スタートを出ていればまた違ったと思いますが、幼い面があって今日はそういった面が出てしまいました。きれいな走りをするので、今日のような馬場は参考外です」

16着6-11 キャプテンシー(牡3、M.デムーロ・松永幹夫)
「ダメでしたね。もう少し走るイメージだったけど、馬場かな…」

推奨馬ルージュスエルテ(4人気)は、スタート良く先団後方追走から3~4角辺りで下がり、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されると伸びてはいても鋭さなく11着惨敗…残念。

レースは、好位追走から直線での追い比べを制したエコロブルーム(3人気)が、最内を突いて脚を伸ばしたボンドガール(1人気)に3/4馬身差をつけ優勝。さらにアタマ差の3着にユキノロイヤル(9人気)が入り、2連系本命、3連系中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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