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【フローラS(G2)回顧】推奨馬クリスマスパレード4着~ハナ差??

【フローラS結果】
アドマイヤベルが抜け出し重賞初制覇

21日、東京競馬場で行われた第59回フローラステークス(3歳・牝・GII・芝2000m)は、道中は中団の前を追走、直線で追い比べから抜け出した横山武史騎手騎乗の2番人気アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征弘厩舎)が、好位から脚を伸ばした6番人気ラヴァンダ(牝3、栗東・中村直也厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒0(良)。

さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気カニキュル(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)が入った。なお、1番人気バロネッサ(牝3、美浦・田中博康厩舎)は7着に、3番人気クリスマスパレード(牝3、美浦・加藤士津八厩舎)は4着に終わった。

勝ったアドマイヤベルは、父スワーヴリチャード、母ベルアリュールII、その父Numerousという血統。重賞初制覇を果たし、2着のラヴァンダとともにオークスの優先出走権を獲得した。

【フローラS】~騎手コメント~

1着5-8 アドマイヤベル(牝3、横山武史・加藤征弘)
「過去(2020年)にウインマリリンという馬で勝たせていただいた時は、(レース中に落として)ムチがなかったんですけど、今日はムチを持ったままゴールできてよかったです。事前に加藤(征弘)先生ともお話して、ポジションを取りつつ、何とか前に馬を置けたらという話をしていて、まさしく思った通りの競馬ができましたし、最後までしっかり僕の期待に応えてくれた馬に感謝です。前走は(僕が落馬負傷して)アクシデントで乗れなかったので、申し訳なかったんですけど、調教の時からすごく人の指示に素直と言いますか、かわいい馬でしたし、能力もあると感じていましたので、この重賞でも結果を、と思っていました。しっかり勝ちきることができてよかったです。距離は2000メートルはぎりぎりかなと個人的には思っていたんですけど、実際にレースに乗ってみて折り合いは全く問題なかったですし、この感じだったら2400でも問題ないと思います。まだまだ先がある馬ですから、成長に期待したいと思います。いつも競馬を応援していただいてありがとうございます。どうしてもケガがつきものの仕事ですから、なかなか期待に応えられない時もあると思いますし、大変な仕事だと思うんですけど、皆さんの応援が僕ら関係者の頑張りにつながりますので、JRA全体を応援していただけたらと思います。これからもよろしくお願いいたします」

2着3-3 ラヴァンダ(牝3、岩田望来・中村直也)
「内枠を生かして内を通れたのですが、直線で間を突いた時に一瞬ひるんでしまいました。それでも抜け出してからいい脚を使ってくれたし、力は示してくれました」

3着8-13 カニキュル(牝3、北村宏司・菊沢隆徳)
「比較はできないですが、前走で気が入るところがあると聞いていましたけど、厩舎が対策してくれて我慢できる範囲でした。スタートは出たけど、枠なりに中団の後ろになってしまいました。4コーナーから坂下までは反応が良かったし、これならと思ったのですが、坂を上がって脚いろが一緒になってしまいました。それでも力は見せてくれました」

4着8-14 クリスマスパレード(牝3、石川裕紀人・加藤士津八)
「返し馬からゲートの裏でテンションが高くなっていました。落ち着くところがほしかったですね。正攻法の競馬はしましたが、初めての東京で環境に対応できませんでした」

5着4-6 トロピカルティー(牝3、戸崎圭太・林徹)
「前回はテンションが高かったので気をつけていましたが、今回は少し我慢してくれました。今日はもう少しポジションが取れていればと思います。勝負どころで少し置かれるところがありますが、最後はジリジリ伸びていたし、これからが楽しみですね」

6着3-4 エルフストラック(牝3、横山和生・中村直也)
「1歩目でつまずく形になってしまったので、切り替えて運びました。ペースが緩みやすくなるレースだと思ったので、気持ちよく上がっていきました。内容は悪くないですし、思いの外、差す競馬の方がいいのかもしれません」

7着1-1 バロネッサ(牝3、津村明秀・田中博康)
「今日はゲートが全てですね。浮き上がるような形になっていました。最内枠でそのあと前に入られてしまいました。動きたいところで、動けなかったです」

8着2-2 ニシノコイゴコロ(牝3、野中悠太郎・根本康広)
「脚は使ってくれています。2000メートルは少し長いですが、走りきってくれました」

9着6-9 サンセットビュー(牝3、三浦皇成・新谷功一)
「前回は左に張る面がありましたが、今回はなかったです。エンジンのかかりは遅いけど、外に出したら最後はよく伸びてくれました。まだ緩いし、気持ちも幼いのでこれからですね」

10着7-12 コンテソレーラ(牝3、吉田豊・手塚貴久)
「もう少しいい枠なら良かったですね。道中はリズム良く運べたけど、外を回る形になってしまいました。馬の後ろで脚をためたかったですね」

11着5-7 コスモディナー(牝3、松岡正海・伊藤伸一)
「そう切れるタイプでもないのでもう2列くらい前を取りたかったですけど、ゲートでうるさくて出遅れてしまいました。最後はジリジリと伸びてくれましたけど…」

12着7-11 ユキワリザクラ(牝3、鮫島克駿・田中剛)
「いいリズムできていたけど、直線の接触がもったいなかったですね。小さい馬なんで、バランスを崩して引かざるをえなかったです」

13着6-10 マルコタージュ(牝3、菅原明良・小島茂之)
「ゲートを出てから前に入られて、1番後ろになってしまいました。もう少し位置を取りたかったです」

14着4-5 メアヴィア(牝3、田辺裕信・金成貴史)

推奨馬クリスマスパレード(3人気)は、スタートは互角も促されて進出し先行3番手追走。4角を回り、馬群から抜け出して先頭も粘り切れず4着敗退…残念。

レースは、道中は中団の前を追走、直線で追い比べから抜け出したアドマイヤベル(2人気)が、好位から脚を伸ばしたラヴァンダ(6人気)に1馬身差をつけ優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にカニキュル(4人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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