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【ファンタジーS(G3)回顧】推奨馬クイックバイオ7着…何処!?

【ファンタジーS結果】
15番人気カルチャーデイが無傷2連勝で重賞初制覇!

4日、京都競馬場で行われた第28回ファンタジーS(2歳・牝・GIII・芝1400m)は、好位から手応え良く4角を回り、直線半ばで前を捕えた酒井学騎手騎乗の15番人気カルチャーデイ(牝2、栗東・四位洋文厩舎)が、中団から内を突いて伸びた9番人気ドナベティ(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)の追撃を振り切り、1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分20秒4(良)。

さらにクビ差の3着に12番人気シカゴスティング(牝2、栗東・庄野靖志厩舎)が入った。なお、1番人気セントメモリーズ(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)は4着に、2番人気ワイドラトゥール(牝2、栗東・藤原英昭厩舎)は10着に、3番人気シュークリーム(牝2、栗東・西村真幸厩舎)は11着に終わった。

勝ったカルチャーデイは、父ファインニードル、母ラルティスタ、その父マイネルラヴという血統。前走・小倉最終週の新馬戦でのデビュー勝ちからここへ臨み、無傷2連勝での重賞初制覇。父ファインニードルの産駒もJRA重賞初制覇となった。なお、上位人気が総崩れだったため、3連単は230万6370円という高配当となっている。

【ファンタジーS】~騎手コメント~

1着3-6カルチャーデイ(牝2、酒井学・四位洋文)
「最高にうれしいです。正直、初戦で逃げてその中で勝ち上がってきた馬が多かったので、速くなればそこまで前、前でというイメージではなくて、馬のリズムのいいところで、というイメージでした。スタートした後、楽に勢いもついてくれました。あの位置からなるべくしまいを生かす競馬をしたかったので、ためて、ためてという感じでした。思っていた以上に反応が良すぎて、ちょっと追い出しが早かったかな、と思うぐらいの反応を示してくれましたが、それでも最後まで一生懸命走ってくれました。なんとか1着でゴール板を駆け抜けることができたので良かったです。こういう末脚を持っていて、最後もいい脚を使ってくれるタイプの馬。道中もそんなにガリガリ行きたがる方でもないので、その辺を考えても、距離はもうちょっと延びても大丈夫だと思います」
2着1-1ドナベティ(牝2、坂井瑠星・矢作芳人)
「枠も良かったですし、最後まで走らせるテーマでした。
賞金を加算できたのは大きいし、よく頑張ってくれました」
3着6-11シカゴスティング(牝2、鮫島克駿・庄野靖志)「テンションが高かったけど、何とか我慢してくれました。(今日から)コース替わりで内が開くなら内、と思っていました。(ペースが)流れると思っていましたし、行きたいポジションに行けて理想的でした。あと10メートルぐらいあれば…」

(庄野靖志調教師)
「惜しかったです。プラン通りでした。賞金を加算したいところでしたが、内容はとても良かったです。狭いところもありましたが、ひるまず最後まで走ってくれました。夏場に3回使ってイレ込みがきつかったので、その辺を整えながらG1を目指したい」

4着4-7セントメモリーズ(牝2、石川裕紀人・斎藤誠)
「前が有利な展開は分かっていました。いつもよりポジションを取りに行きましたが、
精いっぱいでした。自分のリズムに徹するしかできず、届きませんでした」

5着2-4ヒヒーン(牝2、吉田隼人・須貝尚介)

6着7-13キャプテンネキ(牝2、松若風馬・杉山晴紀)
「調教師と相談して予定通りの形で運べて、現状の力は出せました」

7着3-5クイックバイオ(牝2、西村淳也・須貝尚介)
「ゲートのタイミングが合いませんでした。(ゲート内の)態勢が悪く、ポコンと出ました。流れが速かったので、せかさずあの子のリズムで運びました。最後も伸びていますが、ゲートが悔やまれます」

8着2-3ピューロマジック(牝2、斎藤新・安田隆行)
「このメンバーの中でも、スピードはすごくいいものを見せてくれました。1200メートルの方がいいかと思っていましたが、1400メートルでもこれだけ最後まで頑張ってくれて、次につながるのではと思います」

9着5-9セイウンデセオ(牝2、今村聖奈・吉村圭司)
「すごくいい雰囲気の中でレースを迎えられました。前半流れていたので、リズムを大切にして運びましたが、感触は悪くなかったです。直線で少し(寄られて)追えないところや、右にもたれるところはありましたが、成長してくれています。強いメンバーと戦ったことが、今後に生きてくればと思います」

10着8-16ワイドラトゥール(牝2、北村友一・藤原英昭)
「駐立が悪く、ゲートの中でうまく立てなくて伸び上がるスタートになり、
流れに乗り遅れました。3コーナーの入りでも他馬の影響でポジションを落としてしまい、
チグハグに。うまく乗れずに申し訳ないです」

11着7-14シュークリーム(牝2、団野大成・西村真幸)

12着7-15バロン(牝2、和田竜二・手塚貴久)
「思ったよりもテンションが高くて、暴れているときにゲートを切られました。競馬に参加していません。しっかりとした馬で、硬い馬場でも大丈夫と思っていたのですが…」

13着1-2ロータスワンド(牝2、藤岡康太・中竹和也)
「滞在競馬の時と違い、テンションが高かった。駐立が良くなくて出遅れました。切り替えて競馬はしたのですが、伸びきれなかったです。ポテンシャルはいいので、これからの馬です」

14着4-8テラメリタ(牝2、秋山真一郎・須貝尚介)
「頑張って走ってくれました」

15着6-12レディーエンジェル(牝2、幸英明・岡田稲男)
「4コーナーまで手応えは良かったけど、伸びきれなかったです」

16着8-17キャンシーエンゼル(牝2、松山弘平・鈴木孝志)
「スタート良く、1400メートルでも折り合いがついて、しっかり対応してくれました」

17着5-10イツモニコニコ(牝2、M.デムーロ・浜田多実雄)
「結構うるさかった。いつものニコニコじゃなかった。折り合いをつけたかったけど、道中でもたれていたし、集中力を欠いてケンカをしてしまった」

18着8-18クリノハレルヤ(牝2、藤岡佑介・武英智)
「外枠でスタートから内の方を気にして外に逃げるところがあった。たたいて前に出してもいいと思ったけど、前も速かったですからね。つつかれた方がいいタイプと思いますが、(手応えが)早々となくなりました」

推奨馬クイックバイオ(4人気)は、スタートで出遅れ!? 後方追走のまま直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 3角辺りから追い出され直線で詰めてはいるが、先頭から離され7着…残念。

レースは、好位から手応え良く4角を回り、直線半ばで前を捕えたカルチャーデイ(15人気)が、中団から内を突いて伸びたドナベティ(9人気)の追撃を振り切り、1/2馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にシカゴスティング(12人気)が入り、大波乱決着??

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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