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【ダービー卿CT(G3)回顧】推奨馬ディオ11着~何処!?

【ダービー卿CT結果】
パラレルヴィジョンがゴール前で差し切り重賞初制覇 戸崎圭太騎手は連覇

30日、中山競馬場で行われた第56回ダービー卿チャレンジトロフィー(4歳上・GIII・芝1600m)は、好位追走から脚を伸ばした戸崎圭太騎手騎乗の2番人気パラレルヴィジョン(牡5、美浦・国枝栄厩舎)が、一旦ハナを奪って後続を大きく引き離した8番人気エエヤン(牡4、美浦・伊藤大士厩舎)をゴール前で捕らえ、これに3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒9(稍重)。

さらに1.1/2馬身差の3着に5番人気アスクコンナモンダ(牡5、栗東・中内田充正厩舎)が入った。なお、1番人気ディオ(牡5、栗東・辻野泰之厩舎)は11着に、3番人気ニシノスーベニア(牡5、美浦・上原博之厩舎)は4着に終わった。

勝ったパラレルヴィジョンは、父キズナ、母アールブリュット、その父Makfiという血統。前走のニューイヤーSに続く2連勝で重賞初制覇を果たした。

【ダービー卿チャレンジトロフィー】~騎手コメント~

1着1-2 パラレルヴィジョン(牡5、戸崎圭太・国枝栄)
「(逃げ馬に)届く位置でという感じで進めていました。後ろの馬もいましたけど、前かなと切り替えしました。反応も良くて、体重も16キロマイナスでしたが、スッキリして良くなったのかなと思います。攻め馬の時もいい感じで、すごく乗りやすい馬なのでゲートだけ気をつけていました。(マイルに)十分対応できましたし、ここにきて精神的な落ち着きが出て、レースにつながっていると思います」

2着5-10 エエヤン(牡4、M.デムーロ・伊藤大士)
「昨年から結果が出てなくて心配していたけど、今日は返し馬から雰囲気が違った。ハナに行く気はなかったけど、行きっぷりがすごかったからそのまま行きました。最後まで頑張ってくれたけど、すごく残念です」

3着3-5 アスクコンナモンダ(牡5、岩田望来・中内田充正)
「ちょっとポジションが後ろになってしまったし、馬場の悪いところも通ってしまった。それでもしまいは伸びていたし、ポジションさえ取れていればですね」

4着6-11 ニシノスーベニア(牡5、大野拓弥・上原博之)
「昇級戦で重賞だったし、前が残る展開になってしまった。それでも最後までよく頑張った。まだまだ良くなってきそうで、楽しみがあります」

5着1-1 ダディーズビビッド(牡6、三浦皇成・千田輝彦)
「マイルでもしっかり上手に走れていた。坂で甘くなるかなと思ったけど、バタバタしなかった。これでマイルも守備範囲になりました。逆にスプリントだと忙しいかも」

6着2-4 タイムトゥヘヴン(牡6、北村友一・戸田博文)
「この年齢でも衰えは感じないし、状態も良く感じた。相変わらずゲートや勝負どころで反応がにぶいけど、最後まで頑張ってくれた。今の感じならもう少し距離はあった方がいいかもしれない」

7着5-9 セッション(牡4、横山武史・斉藤崇史)
「自分で競馬を作ろうと思ったが、あそこまで主張されると抵抗できなかった。ただ、逃げ馬と3番手の馬が頑張ったわりには、最後(自分の馬は)疲れてしまった」

8着8-15 レイベリング(牡4、丹内祐次・鹿戸雄一)
「ペースが遅くなりすぎた。それに、壁がほしい馬だからあの枠ではね…」

9着4-8 アルナシーム(牡5、横山和生・橋口慎介)
「鮫島克駿騎手から聞いていたとおり、1600の距離と緩い馬場は合わなかった。今日のところは仕方ない。ただ、乗ったことでいいビジョンは見えた。いいキッカケになってくれれば」

10着2-3 ラインベック(セ7、石橋脩・友道康夫)
「最初に乗せてもらったころよりも体が使えるようにはなっていたけど、デコボコした馬場が得意じゃない。新潟みたいな硬くて速い馬場の方が合っている」

11着4-7 ディオ(牡5、北村宏司・辻野泰之)
「このクラスでタイトなローテがこたえたかな。なかなか楽に上がっていけなかった。それでも力は感じたし、挽回はできる」

12着7-13 クルゼイロドスル(牡4、津村明秀・高橋義忠)
「馬場がぬかるんだところでノメってしまった。3コーナーから上がっていけなかった。乗り難しい馬で、もう少しコントロールできていれば…」

13着8-16 ドルチェモア(牡4、内田博幸・上原佑紀)
「今日は結果が出なかったから、少し作戦を考えなくちゃいけない」

14着3-6 インダストリア(牡5、石川裕紀人・宮田敬介)
「いいポジションで運べたけど、最後で反応がなくなった。道中はリズム良く勝ち馬と同じように動こうとしたんだけど、久々のぶんかな…」

15着6-12 グランデマーレ(牡7、田辺裕信・藤岡健一)

16着7-14 キミワクイーン(牝5、菅原明良・奥村武)
「距離が長いですね」

推奨馬ディオ(1人気)は、スタート良く先行4,5番手追走も3角辺りから他馬が動き出した時に7番手まで下がり追走。4角を回り、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 大外から追い出されると伸びを欠き馬群に沈み込んで11着惨敗…残念。

レースは、好位追走から脚を伸ばしたパラレルヴィジョン(2人気)が、一旦ハナを奪って後続を大きく引き離したエエヤン(8人気)をゴール前で捕らえ、これに3/4馬身差をつけ優勝。さらに1.1/2馬身差の3着にアスクコンナモンダ(5人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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