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【ラジオNIKKEI賞(GⅢ)回顧】推奨馬ウインマクシマム7着~何処!?

【ラジオNIKKEI賞結果】
オフトレイルがゴール寸前で差し切り重賞初V

30日、福島競馬場で行われた第73回ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)は、スタート一息で道中は最後方、直線で一気に脚を伸ばして差し切った田辺裕信騎手騎乗の6番人気オフトレイル(牡3、栗東・吉村圭司厩舎)が、中団追走から一旦は抜け出した4番人気シリウスコルト(牡3、美浦・宗像義忠厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分45秒3(良)。

さらに1.1/4馬身差の3着に5番人気ヤマニンアドホック(牡3、美浦・辻哲英厩舎)が入った。なお、1番人気サトノシュトラーセ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は9着に、2番人気ウインマクシマム(牡3、美浦・畠山吉宏厩舎)は7着に、3番人気ショーマンフリート(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は5着に終わった。

勝ったオフトレイルは、父Farhh、母Rose Trail、その父Kingmamboという血統の英国産馬。前走の白百合Sでは1番人気に応えられず2着だったが、ここで巻き返し重賞初制覇を果たした。

【勝ち馬プロフィール】
◆オフトレイル(牡3)
騎手:田辺裕信
厩舎:栗東・吉村圭司
父:Farhh
母:Rose Trail
母の父:Kingmambo
馬主:ゴドルフィン
生産者:Godolphin

【ラジオNIKKEI賞】~騎手コメント~

1着5-5 オフトレイル(牡3、田辺裕信・吉村圭司)
「あそこまで後方のポジションは想定していませんでしたが、最後はすごい脚を使ってくれました。ゲートでソワソワして上手に出られなかったけど、ペースが速くて、結果的に巻き込まれなくてよかったです。今日の競馬で好位で競馬をしなくてもいい脚が使えることが分かったし、脚質の幅が広がったと思います。地元での勝利の味は美味しかったです。ごちそうさまでした」

2着1-1 シリウスコルト(牡3、三浦皇成・宗像義忠)
「競馬運びとしては完璧でした。枠を生かして、やりたい競馬ができました。ここへ向けて、調教でもコンロトロールが利くようにしてきましたし、この馬としては完璧でした。斤量を背負って、勝ちにいってこの結果。馬を褒めてあげたいです」

3着4-4 ヤマニンアドホック(牡3、津村明秀・辻哲英)
「1、2コーナー過ぎまで引っかかる感じがありました。これだけ粘っているし、体力、能力はあります。テンションが高いので、そこが大人になってくれれば」

4着2-2 メイショウヨゾラ(牝3、吉田豊・高柳瑞樹)
「リズム良くいけましたが、もうちょい?まずに行けたら良かったですね。向こう正面から手前を替えるまで、引き込んで走っていました」

5着8-12 ショーマンフリート(牡3、菅原明良・手塚貴久)
「ある程度いい位置にハマっていたんですが、2コーナーで内から出てくる馬がいて1列下げざるを得ませんでした。そのぶん、早めに動いていく必要があって、最後は苦しくなりました。それでも5着と、馬は頑張っています」

6着7-9 ログラール(牡3、北村友一・松永幹夫)
「今まではカリカリしているところがありましたが、今日は落ち着きが出ていました。操縦性も良くなっていました。距離が延びても、いい走りができそうです」

7着5-6 ウインマクシマム(牡3、松岡正海・畠山吉宏)
「コンディションが良くない中では頑張った。スタートも出れないし、息も苦しい。立て直ってくれれば。能力で負けているとは思いません」

8着8-11 ジュンゴールド(牡3、荻野極・友道康夫)
「最近は後ろからだったが、開幕週もあってポジションを求めたぶん、しまいが甘くなった。それでも4角ではオッと思ったし、今後につながれば」

9着6-8 サトノシュトラーセ(牡3、M.デムーロ・友道康夫)
「小回りが良くない。エンジンのかかりが遅く、コーナーのペースアップでギアが入らなかった」

10着7-10 ミナデオロ(牡3、西塚洸二・藤原英昭)
「道中で思ったより力んだ。前に壁をつくれれば良かったが、内に入れず…。申し訳ないです」

11着6-7 アレグロブリランテ(牡3、横山和生・上原佑紀)
「流れもちょっと速かったし、もうちょっと渋ったり時計のかかる馬場ならこの馬の良さが出ます。この経験を糧に、また改めてですね」

12着3-3 セットアップ(牡3、戸崎圭太・鹿戸雄一)
「斤量もありますし、気持ちも続かない感じでした」

女優で、2024年JRA年間プロモーションキャラクターの見上愛が、6月30日の福島競馬場に来場。ラジオNIKKEI賞の表彰式でプレゼンターを務め、最終レース後にはパドックでトークショーを行った。コメントは以下の通り。

「福島競馬場では2年ぶりにプレゼンターを務めさせていただきました。まずは、ラジオNIKKEI賞を制したオフトレイル号と田辺裕信騎手、そして関係者の皆さま、おめでとうございます。ファンの皆さまの熱気があふれる競馬場で、競走馬のたくましい走りと騎手の皆さまの姿がとても輝いて見えました。また、表彰式とトークショーでは、以前来場した際と同様にたくさんのお客様の笑顔に囲まれながらレースの感動を分かち合うことができ、夏の初めにすてきな思い出になりました。今後も競馬の素晴らしさを、多くの方々にお伝えできるよう努めてまいります」

推奨馬ウインマクシマム(2人気)は、スタートは互角も行き脚がなく中団後方8番手追走。3~4角辺りから追い出されて直線に向かうも先団との差が詰まらず7着まで…残念。

レースは、スタート一息で道中は最後方、直線で一気に脚を伸ばして差し切ったオフトレイル(6人気)が、中団追走から一旦は抜け出したシリウスコルト(4人気)にアタマ差をつけ優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にヤマニンアドホック(5人気)が入り、中波乱決着??

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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