【北九州記念（GⅢ）回顧】推奨馬ピューロマジック1着～イェ～!?

【北九州記念結果】
3歳牝馬ピューロマジックが逃げ切り重賞連勝！

30日、小倉競馬場で行われた第59回北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)は、ハナを切ってそのまま逃げ切った松山弘平騎手騎乗の3番人気ピューロマジック(牝3、栗東・安田翔伍厩舎)が、好位から脚を伸ばした9番人気ヨシノイースター(牡6、栗東・中尾秀正厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分07秒9(稍重)。

さらに1.3/4馬身差の3着に16番人気モズメイメイ(牝4、栗東・音無秀孝厩舎)が入った。なお、1番人気サーマルウインド(牝5、美浦・奥村武厩舎)は12着に、2番人気ナナオ(牝3、栗東・小栗実厩舎)は6着に終わった。

勝ったピューロマジックは、父アジアエクスプレス、母メジェルダ、その父ディープインパクトという血統。前走の葵Sに続く重賞連勝を飾った。

【勝ち馬プロフィール】
◆ピューロマジック(牝3)
騎手:松山弘平
厩舎:栗東・安田翔伍
父:アジアエクスプレス
母:メジェルダ
母の父:ディープインパクト
馬主:スリーエイチレーシング
生産者:村田牧場

【北九州記念】～騎手コメント～

1着6-12 ピューロマジック(牝3、松山弘平・安田翔伍)
「スタートを出てくれて、本当にいいレースができました。前半は速かったですが、しっかり粘って開幕週を味方につけてくれました。スタートからすごいスピードで、この馬らしい競馬をしてくれて、うれしかったです。ペースは速かったですが、自分としてはそんなに速くないと思いました。なかなか重賞連勝はできませんし、すごいなと思いました。性格的に難しいところがありますが、厩舎がうまく仕上げてくださいました」

2着8-16 ヨシノイースター(牡6、丸山元気・中尾秀正)
「いい形になりましたし、つかまえられるかなと思いましたが、最後は脚いろが一緒になりました」

3着4-7 モズメイメイ(牝4、国分恭介・音無秀孝)
「スタートを上手に出せませんでした。ペースが流れてインを攻めましたが、ゲートをうまく出せなかったことが悔やまれます」

4着7-13 カンチェンジュンガ(牡4、田口貫太・庄野靖志)
「ゲートもうまく決めてくれて、このペースの中でもうまく脚がたまっていた。直線で窮屈になってスムーズさを欠きましたが、諦めずに走ってくれて、重賞でもやれるところを見せてくれました」

5着7-15 ショウナンハクラク(牡5、小沢大仁・松下武士)
「ゲートもスムーズでしたし、折り合いが課題と聞いていましたが、道中も力むところはなかった。内、前が止まらない馬場で、外に出してからも反応があった」

6着7-14 ナナオ(牝3、和田竜二・小栗実)
「もうひとつ前を取りたかった。外も速かったし、ペースも前走より速かった。直線で伸びたけど、ここまで速い(レースの前半600メートルが32秒3)としんどかった」

7着3-5 メイショウソラフネ(牡5、横山典弘・石橋守)
（石橋守調教師）「ジョッキー(横山典弘騎手)の話では、ちょっとのめっていたと。見た目より馬場が悪かったようだ。その中でもよく頑張っている」

8着3-6 ヤクシマ(牡4、幸英明・寺島良)
「前が残る馬場で、展開ひとつで来ることができそうでした」

9着5-10 エイシンスポッター(牡5、角田大河・吉村圭司)
「前走は返し馬からいい行きっぷりでしたが、今回は落ち着きすぎていた。1200メートルのハイペースになって対応できませんでした」

10着8-18 バースクライ(牝4、西村淳也・千田輝彦)
「(大外)枠のせいにはしたくないですが、枠がしんどかったです。外、外を回る形になりました」

11着1-1 ディヴィナシオン(牡7、松本大輝・森秀行)
「ゲートに入ってからの時間が長くて、スタートを完璧に切ることができなかった。それが響きました。しまいに脚は使っています」

12着2-3 サーマルウインド(牝5、川田将雅・奥村武)
「向こう正面の時点で追走に余裕がなく、前回とは違う走りになってしまいました。また改めてですね」

13着4-8 トゥラヴェスーラ(牡9、永島まなみ・高橋康之)
「開幕週の馬場で出して行きましたが、周りも速くてあのポジションになりました。年齢的にズブさも出て、早めに踏んでいきましたが加速できませんでした」

14着2-4 グランテスト(牝4、坂井瑠星・今野貞一)
「レース前から、後ろ向きな面が出てしまいました。レースでも外に逃げようとして脚がたまらなかった。力負けではないと思います」

15着8-17 メディーヴァル(牡6、小崎綾也・寺島良)
「馬の感じは良かったです。うまく立ち回れていれば、そんなに差はなかったかも知れません。スタートで立ち遅れて中途半端なレースになりました」

16着6-11 ジャスパークローネ(牡5、団野大成・森秀行)
「ゲートに突進してしまい、スタートのタイミングが合いませんでした。五分に出せていれば」

17着5-9 ペアポルックス(牡3、松若風馬・梅田智之)
「スピード負けせず思いの外、いいポジションを取れた。ただ途中から苦しくなって内にモタれました。こんなに負ける馬じゃない。内面的な疲れもあったかも知れません」

18着1-2 テイエムスパーダ(牝5、酒井学・木原一良)

推奨馬ピューロマジック（3人気）は、スタート良くダッシュも速くそのまま先頭へ。3～4角辺りから後続に詰め寄られるもの直線で突き放し逃げ込みを計り、何とか押し切って逃げ切り優勝!!

レースは、ハナを切ってそのまま逃げ切ったピューロマジック(3人気)が、好位から脚を伸ばしたヨシノイースター(9人気)に1/2馬身差をつけ優勝。さらに1.3/4馬身差の3着にモズメイメイ(16人気)が入り、大波乱決着??

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