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Asian Reading アジアの活読

蘇った徳富蘇峰

12月4日放映のNHKドキュメントで、開戦推進派として徳富蘇峰の着色映像が放映されました。明治、大正、昭和を生きた言論人の翼賛的言動ですがドキュメントでは、市井の日記から言葉を集めAIで分類していつから人々は対米戦争を歓迎するようになったかを分析しています。

大衆は扇動される、といいます。でも、(投票率は高くないけれど)選挙ではバランスがとれた判断もします。リツイートが有罪になる時代です。できるだけ複数の情報源にあたり、1次情報を確認するようにして落ち着いていろいろ判断したいものです。

さて、蘇峰。戦後は戦犯になっていますが、潔く退いて百敗院泡沫頑蘇居士と名乗って熱海に隠棲し、近世日本国民史100巻を90歳で完成させました。この業績こそが彼の真骨頂と思うアジアの活読は、大森、熱海、山中湖、京都、熊本を訪ね歩いています。

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