私のエトワールを見て

私のエトワール

#激突エトワールを見て


セッション及びシナリオのネタバレを含みます


エモクロアTRPG

DL:コーサカ

PL:天開司、歌衣メイカ、大魔王あっくん


セッション時間:10:11:52

セッション動画:https://m.youtube.com/watch?v=Xlworh51fPs


おもろい。

やべぇオモロかつた、ということで書くだけ書くことに。


新入部員として有名学園に入部した共鳴者達。7年前に見た演劇を憧れに演劇部の門をたたく。しかし部員が足りずに廃部が決まっていて!?

生徒会長の理解も得て、部活動説明会までは待ってもらうことに。

説明会で最高の演劇を見せることで部員をゲットして部の存続を目指すのだ。


なんのきなーしに見始めて、セッション開始4時間半経ってから、事の重大さに気がつく。ちなみに、先にしまどりる、高生紳士、ぱぱびっぷの3名で行われたセッション時間は前後編合わせて12時間だったと知ったときの絶望と歓喜よ。


というか、部員が足りない。部と認めるには「20人」必要という数字設定からこのシナリオのヤバさを悟るべきだった。


昼行灯な部長、与えられた部活動説明会の5分を奪い合う交渉。

買収、工作何でもあり。青春ギャグコメドキュメント。


シナリオの特徴としては、多彩なキャラクターとの交流。美術部の人にお願いして、演劇の舞台装置を作ってもらったり、PC部に盛り上がる演出をお願いしたら「前に軽音楽部に作ったやつをそいつらにもらって」って遠回しに断られたり。写真部のあくどい噂を聞きつけて、生徒会に密告したり。

言い方が悪いが、どこかで書いたことあるようなお話ばかりだ。しかし、その規模とディテールは違う。違い過ぎる。

これは感覚値・主観ではあるが、その細部にはシナリオ制作者のみ強いこだわりが感じられる素晴らしいもの。入り口で「あー、これね」と舐めてかかると痛い目に。コーサカのマスタリングもあるが、いい感じで心に食い込んでくる。


あと、これぞTRPGと言わんばかりのシステム。各部長同士での繋がりがあり、「ああそういえば、〇〇部の部長が〜」と他の部の情報をゲットできたり、後々のイベントで有利になるような情報やヒントをゲットできたりと、フラグメント管理がめっさ多い。というよりも、マスタリングの上で、全てをきっちり決めることよりも、上手く回すこと為にチューニングカーするために、決めすぎないことが重要に感じる。


そして、始まる2週目。


そう、このシナリオはループものだったのだ。

いやぁ、ヤバい。

一度目に回った際に、DLは「やけに情報やシーン対応辛くね」みたいな箇所がいくつかあったけども、そりゃそうだよ。最初から一回こっきりで終わらせるつもりなんてないんだから回目ですら面白いやり取りなのに、2回目に入った途端、それが加速度的に面白くなる。1回目はこうだったから〜、でも前の周回ではこう言ってたし〜、前は触れてない部活が〜。


これって、ある意味「ギャルゲーの文脈」だな、と。


同じ主人公で、違うヒロイン(ヒーロー)を攻略する。違うルートのヒロインの情報や様子がチラチラと入ってくる。周れば周るほど、ああ、次はこうしてみようかなああしてみようかな。

ギャルゲーはシナリオ的ループとしてこんなふうに表せるんだなぁ、と。


あと、シナリオの総時間からしてみれば、各部長NPCのロールプレイ時間(接している時間)は短いのだが、ほんとに多彩なキャラクターがいる。上記の三人も、様々な部長達と出会う中で好みのエンディングを作り出すことに、結構苦労していた。それぐらいには、めちゃくちゃキャラがいた。


あと、凄く感じたのは「激突コズミックウェディングVSビッグバンブライド!!」すずきさん作品。

作者のコーサカは、卓メンバー3人と上記作品のPLとして参加しているのだが、ところどころにエキスを感じる。

「ルールを説明します」とか、同卓メンバーも覚えているからうち笑い起きていたし。


キャラのロールプレイとかの幅は、当然だし、情報過多になりがちな部分の増減濃淡が上手いなぁ、と。


販売も予定されているそうなので、是非に是非に。


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