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神様って結構甘いのね

2023年3月29日(水) えんそく
えんそくのサンプラ最終単独公演「狂い咲きハルマゲドン~5次元シティの日が沈む前に~」@中野サンプラザ

まだまだ先だと思っていたのにあっという間にこの日が来てあっという間に終わってしまった。本当にほっとんど記憶が残っていなくてレポのようなものは到底できそうにないので、例によって例のごとくこれは備忘録としての日記とポエム。

朝8時発のバスを取っていたのだけど、色々と不安が大きすぎて直前にぷらこだに変更。前夜緊張でしっかり眠れなかったのでこの選択は大正解だった。必要経費!
東京駅で中央線に乗り換えいざ中野へ。この時点で既に感の極まりを見せる。早すぎ。13時半頃に中野到着。友人たち続々と合流し、まずはSS席特典の引換。ポスター本命自引き出来る気がしなくて早速病むぶうギャ2名とスーパーポジティブ赤ちゃんのSINギャ。

引き換えたらなくなっちゃうから慌てて撮った

ロビーへ続く大階段をキャリーを抱えて上りいざ引き換え!CDデッキから新曲が流れており「ライブ前に聴かすなや!」と慌てて耳を塞ぐ我ら(少し後ろに並ぶ友人に見られており恥)。
アクスタとポスターを受け取る。テンパりすぎて早速アクスタを落とす。落ち着いてほしい。CDを買って、とりあえず一旦ホテルにチェックイン。なんとなんと中野サンプラザに泊まるんだよね~!!最高か~!!
部屋に入ると THE和室! といった感じのお部屋で修学旅行みたいで一同テンション爆上がり。超楽しいやばい。ひとしきり騒いで、ポスター開封の儀へ。
ぶうギャのポスター SIN
SINギャのポスター ぶう

くぁwせdrftgyふじこlp

いきなり最大のテンションを迎え飛び跳ねるぶうギャとSINギャ。見事交換成立。え、こわ、幸先良すぎん????最後までクラオカさんが出なかったのマジで焦ったけど、本当に最後の最後に開いたポスターがクラオカさんだったのちょっと泣けたね。アクスタもみんな可愛いね~!っつって早速撮影。

ぶうさんのスタンドぶう

クラオカギャが来てからクラオカさん入れて撮るつもりだったのに忘れてしまってかなしみ。
ここから夜の買い出しや各々招待する友人とのやり取りなどで一旦解散。私はとりあえず買い出し組として中野ブロードウェイの西友へ。
店に入って早々、私が青春時代を捧げたバンドCASCADEのドラムHIROSHIくんが前から歩いてくるではありませんか。は?なんで??となりつつも一瞬で中野でお店をやってらっしゃることを思い出し理解。追っかけてた頃と全然変わらずめっっっっっちゃくちゃかっこよくて感動した……ありがとう中野。そんなサプライズもありつつ酒やつまみを買い込み再度ホテルへ。行きの新幹線で食べたベーグル以降何も口にしていなかったので、公式ニコ生でSINさんがオススメされていたラーメン屋さんへSINギャと駆け込み!

半熟卵のやつ

並を選んだけどなかなかのビッグボリュームでお腹パンパン。これにライスつけてるがくちゃんすげぇな!?(がくちゃんのツイート参照) SINギャがようやく聖地に行けてうれしそうで私もうれしかった。

バタバタとホテルに戻ると仕事を終えたクラオカギャがいたー!マジでお疲れ様!!ギャアギャアしながら身支度を整え、SS席特典(任務?)である招待券を友人にお渡しする為、外へ。

昨年の氣志團の対バン企画で初めてお会いしてから二度めましてのりなさん!早速感想noteを書いてくださって大感激。全人類読め。
初めましての時のそうだったけど、二度めましても全然そんな気がしなくて不思議!Twitterでちょこちょこお話させて頂いてるとはいえ、りなさんとは本当に前からのお知り合いだったみたいな感覚。たくさんお話できてお写真も撮って頂けてうれしかったです!これからもよろしくお願いします!
以前に私がりなさんの刺繍セーラーでの氣志團ちゃんとの6ショットをRTしたので、それを見ていた友人たちが「えっ!?あのセーラーの!?」って芸能人を見たような反応をしていて本当に笑った。でも確かに私も初めてお会いした時はその気持ちだったのでめちゃくちゃわかり、となった。
そして友人たちとサンプラをバックにウシノシタ変身ポーズで記念写真を撮り、パラパラと雨が降りだす中入場。

さすがにnoteはオープンインターネットすぎるので割愛するけどホール内入って早々いろいろおもろすぎた。怒りの共有は結束を高めるのでこれからもどんどんやっていこうな!大好きだよ!

哀愁がすごい……

ホールの隅に佇むEちゃん、シュールすぎた。会えてうれしいよ。
さすがにそろそろ……と、開演少し前にようやく自分の席へ。緊張で指先が冷たくなるしいつも通りに拝み仕草が止まらない。後ろを向いたら想像以上に人がたくさんいて、始まる前から胸がいっぱいになってしまった。

客入れBGMが大きくなってブザーが鳴って暗転、幕が上がる。スクリーンに文字が映し出されて「ハロー・ゴッド・モーニング」のイントロが流れて、もうそこでだめだった。無観客になってしまった前回のことを思い出して、じわじわじわじわ涙が溢れてきて、こんなにしょっぱなから泣くつもりなかったのに。涙も感情も全部一気に溢れてきちゃって頭真っ白でなんにも覚えてない。まだメンバーも出てきてないのに。
べしょべしょ泣いてる間に「5次元シティへいこう!」が流れてへにゃへにゃで拳を上げてたらぶうさん以外のメンバーが出てきた、ような気がする。あー4人出てきたから次ぶうさんだ……ってステージ見てたら、なんか、赤い、赤が見えて、は????ってなって、息がうまく吸えなくなった。照明かな?照明で赤くなってんのかな、いやでも、どう見ても、髪が、赤い。
超総統閣下の髪が赤いの。
本当に幻覚でも見てんのかな?赤い髪の総統閣下に憧れすぎて幻覚見えちゃったのかなって思ったけど、ステージに立ってる超総統閣下の髪は確かに赤くて、赤かった。
え、赤い髪の超総統閣下、アンゴルモアの名札ついてる?

前回の「狂い咲きハルマゲドン」である赤坂BLITZ公演。当時まだ本命は別にいたしえんそくを好きになってから日も浅くて、家の事情で行くライブはまずは本命を優先していたのもあって行きたい気持ちはあれどなかなか踏ん切りがつかず、結局行かなかった。
その1週間後に初めてえんそくのライブに行き、どんどんえんそくを好きになって、好きになればなるほどウシノシタ団として戦闘員になれなかったこと赤い髪の総統閣下に会えなかったことに後悔と未練が増していった。
それからSINさんが加入してえんそくが5人になって見世物一座や宗教団体になったりして私が好きになってから何度目かの新衣装お披露目の日、スクリーンに映し出された「あの連中が帰って来た」の文字に一瞬ウシノシタ団が帰って来たのかと思ってしまった。そこへ現れたのがアンゴルモアの大王だった。「いつまで経っても来ないから俺がなろう」って、私の前に。アンゴルモアの大王になったぶうさんは、総統閣下に思い焦がれた私の救世主だった。
でもせっかくアンゴルモアの大王に救われたのに、コロナ禍で世の中大変なことになってライブも行けなくなっちゃって、ようやくライブ復帰できた革命前夜みたいな解凍衣装の間にぶうさんが本命になった。本命になったらどうしたってずっと燻っていたあの日の後悔と未練の気持ちが顔を出してしまって、だけどそれはもうどうすることもできないから、無理に忘れようとしないでこのまま業としてずっと背負っていこうって決めた。あの日の後悔を繰り返さないように、自分なりにできるだけ全力で追っかけようって。
そうしたら、ウシノシタ団が帰って来た。総統閣下が、超総統閣下になって私の前に現れた。私は、惡の一文字を背負って腕章をつけて、ずっとなりたかった戦闘員になることができた。
赤い髪じゃなく金色の髪をした超総統閣下の頭には、私を救ってくれたアンゴルモアの大王の角が生えていた。

2度目の「狂い咲きハルマゲドン」。今度はしっかり間に合った。無観客になってしまったサンプラのリベンジである3/29は、私にとっては赤坂BLITZのリベンジでもある。ここであの日の後悔も未練も全部成仏させる、そう思ってお守りに赤坂BLITZのDVDを鞄に忍ばせた。

アンゴルモアの名札をつけた赤い髪の超総統閣下。それは私がえんそくを、ぶうさんを好きになってからの私のすべてみたいなもの。そんな人がステージに立っていて、私はいよいよ頭がおかしくなっちゃったんだと思った。頭が何も理解してくれないまま始まったのは「アイツが町に帰ってきた!」。ちょっと走馬灯が見えた。

笑いながら泣かないで 壊しに来たんだ

「泣いてんのー?泣いてもいいから笑ってよ!」って、ツアーファイナルのWESTでサンプラの発表があって泣いているファンを見てぶうさんが言っていたことを思い出してまた泣いた。
ぶうさんもすごく緊張しているようで、人でいっぱいの客席を見て感極まって泣いちゃってるのが私にもわかった。いつも以上に歌詞を間違えちゃったり堂々と後ろを振り返って歌詞を見たり、大逆転のチャンスが2回も来ちゃったりミドさんに「緊張くん」て呼ばれたり(笑) そんなぶうさんを見ているうちに、私も段々落ち着いてきて自分を取り戻せた。
「ツーマンみたいなライブにする」ってぶうさんが言っていた通り大舞台で変に奇をてらうこともなく、まっすぐないつも通りのえんそくだった。銀テ金テと2回もテープが飛んだのにはさすがに笑ってしまったけど。
何度か振り返ってみたりくるくる回りながら後ろを見てみたりしたけどみんなニコニコ笑っていて、ぶうさんが呼びかければどこからも大きな声が返ってきて、めちゃくちゃにしあわせ空間で思い出すだけでまた泣けてきちゃう。私は手持ちの招待券を全部捌くこともできなくて微力にすらなれたのかわからないから胸を張ることはできないけど、本当にみんながんばった。
また赤坂BLITZの時の話になってしまうけど、私はあの時のぶうさん始めバンドの「絶対に来てよ!!」っていう必死さとか熱さをずっと見ていたから、こんなに後悔していつまでも未練タラタラでいたんだと思う。だから、今回のサンプラへの必死さとか熱さがあんまり伝わってこないのがもどかしくて寂しくて、悲しかった。ファンがみんなすごくがんばっていて友人が悩んだり落ち込んだりしている姿も見ていたから余計に。ぶうさんから「正直メンバーもスタッフも、サンプラまでにやれることが全部できたかって言うとできなかったと思う」ってバカ正直な言葉が出てきた時は、ほんとそうだよーーーーってめちゃくちゃなんとも言えない気持ちになってしまった。でもそれを隠さずに言っちゃうのがぶうさんなんだよなぁ……次は足並み揃えて、いやむしろもっと強く引っ張っていって欲しいなぁって思う。絶対絶対、東京ドームに連れてってくれなきゃ!


開演前に撮影が入るとアナウンスで言っていたのでライブについては何らかの形に残ると信じて、映像作品では基本的にカットされてしまうMCを中心に残しておく。流れとか全然覚えてないから順番無視で思い出せるだけ!全部ニュアンス!

「えんそく20周年に向けてますます元気でいなくちゃいけない!年齢に負けずに!」的な話でクラオカさんの方を振り向くぶうさん。
クラオカさん「え?俺?」
ぶうさん「ユウスケ!最近腹が出てきてるぞ!」
ニコ生の時も思ったけど、さすがのクラオカさんでもやっぱり一定の年齢超えるとくるんだな……と謎の感動をおぼえてしまった。それからメンバーひとりずつ振り返っていくぶうさん。
「じょいさん!バンドにデブは2人もいらないんだよ!」
ヨッ!ヤングストマック!
「SINくん!ご飯食べて!」
納得の大拍手が起きて笑った。本当にご飯を食べて。
そして満を持した感じの空気でミドさんの方を向くぶうさん。
「リーダー!……リーダーは……良い歳の取り方をしてると思うよ(笑)」
ウワーーーーーーー!!!!!!!!
グッときすぎてやばかった。こんな発言の後に見たツンドラのお立ち台に並んだ時のミドさんを見るぶうさんの表情は本当にグッときてしまったな。ふたりが出会ってくれてありがとうという気持ちと、何があってもえんそくを続けてくれてありがとうという気持ち……ミドさんとぶうさんも20周年おめでとうございます……。
47都道府県ツアーの話。
「普通のバンドは2ヶ月くらいで回るけど、俺たちは2年かける!」ってぶうさん言ってたけど普通のバンドでもさすがに2ヶ月では回らないと思うな……(笑) その理由として「そんな短い期間でずっと一緒にいたら絶対ギスギスして仲悪くなるじゃん!せっかく仲良いのに!」と言っていて、こういうえんそくが本当に好きだなぁと改めて思った。仲良しバンドはたくさんいるけど、えんそくの仲良しってすごく自然というか、なんだろうなーうまく言えないんだけど、たまにぽろっと話の中で出てくるエピソードが本当に「仲良しだねぇ」って近所のおばちゃんみたいな顔しちゃうような話で。決して仲良し媚びじゃない、私たちの見ていないところでもずっと仲良しなんだろうなーっていうのがすごく伝わるんだよな。
無観客になってしまったサンプラの後にクラオカさんが『仲は悪くないよ。悪くないってのがまたいい。誰と誰が特別仲良くてみたいなこともなく、隔たりもなく、5人で集まったらバカ話して。そんな時間が最近とても幸せだったりするんだ。』って言っていて、それもめちゃくちゃえんそくだなー!ってすごく心に残っていたんだけどそれをすごく思い出した。
バンドの空気がいいって、応援する側からしても本当に何よりも大切って言ってもいいくらいに大切だから、これから先もずっと仲良しでくだらないバカみたいなことでずっと笑っていてほしいな。
あとはなんかあったかな、デジデリオとコスモスの後に「えんそくなのにこんな歌ものが続いて寝てませんか?」って言ってたな。泣いてたよ。
すごい、全然思い出せない!こんなに記憶吹っ飛んでるライブ初めてかもしれない!3月入った辺りからなんかずっとフワフワしてたけどライブ中もフワフワしたまま今もフワフワしてる感じ。夢じゃなかったけど、夢みたいだったなぁ。でも夢じゃなかったんだ、本当に。

中野サンプラザは約束の丘でえんそく史上最大の舞台で、特別なライブであることに代わりはないんだけど、ここが到達点なんかじゃなくこれから先の更に長い未来を見据えたとても良いライブだったなぁと思う。
ホールを出たら、とっくのとうに日が沈んだ5次元シティは雨が降っていて「氷漬けになっていたあの夢」を本当に雨が解凍していた。えんそくってすごい、なんでも物語にしちゃうんだもん。これだからやめられないんだよ。
こんな大舞台の日だっていつもの通りにチェキを買う。バンギャルだから。列に並んで、その間に遊びに来てくれた元本命盤の友人にも無事に会えた。元ラーの彼女の「えんそくを観るといつも99年の自分を思い出してなんとも言えない気持ちになるんだよな……」という言葉はぶうさんからしたら最大の褒め言葉だよね!?やったねぶうさん!!
無事に特典のワイドチェキも手に入れ、なんやかんややいのやいのした後はこの日の本番と言ってもいい部屋での打ち上げダーーーーーーーッッッッ!!!!


楽しすぎて普段の私では考えられないハイペースで3本空けたら完全に酔っぱらってしまい、風呂に入った後あまりにも眠くて「10分だけ寝る」って横になった後から記憶がない。友人の話だと2秒で寝て、寝言で赤い髪のぶうさんにお礼のポエムを述べていたらしい。やばすぎる。ころしてくれ。
記憶がないまま誰かのアラームで起床。この日が来る前から中野の日の出を超総統閣下で担いでハロー・ゴッド・モーニングするんだ!と決めていた私。友人たちが付き合ってくれてみんなで外へ。

ハロー・ゴッド・モーニング

サンプラと撮ったりウロウロしていたら今日も出勤のクラオカギャから電話が来てホームの方を見ると、いるーーーー!!わー!!!!って手を振っていたらそこに中央線が滑り込んできて、あの瞬間はさすがにエモが振り切った。

橙々電車に乗って!

ひとしきり撮影して部屋に戻って二度寝。その後同じく出勤の友人ふたりを見送り、チェックアウト後は残った友人たちと中野ブロードウェイを満喫。

バターチキンカレー、超総統閣下だよ

ブロードウェイのカレー屋さん、安いし美味いしで最高だった。また行きたい。というかブロードウェイめっちゃ楽しい!あそこは本当に時間が溶けますね。全然足りない。後ろ髪引かれながらブロードウェイを後にして、ぶうさんがツイートしていたのと同じ場所で写真を撮影。

こちら側はもう割と葉桜になっていた。だからぶうさんもサンプラの日には散っちゃうだろうって言ってたのかな。せっかくなので楽屋口の方からぐるりとサンプラを一周。正面に着くと、ちょうどライブ当日到着したのと同じくらいの時間だった。
預けていた荷物を受け取って、中野を離れそれぞれの帰路へ。

長いようで一瞬だった2日間。本当に本当に、本ッッッ当に楽しかった!ちょっと前までずっとぼっちだったのが信じられないくらい。ぼっちはぼっちで気楽ではあったけど、楽しいことも嬉しいことも悲しいこともむかつくことも全部分かち合える友達がいるってやっぱりいいなー!これからもよろしくお願いします!!

そしてえんそく、まずは念願の中野サンプラザ単独公演成功おめでとうございます。あの場にいられて本当によかった。これからもついていこうって心から思えて本当によかった。これから先、きっとまたただただ好き!ってだけじゃいられないこともあるかもしれないし、絶対なんて言葉は言えないけど、私なりに全力で好きでいようと思います。
ぶうさん、私の願いを全部叶えてくれてありがとう。神様って結構甘いのね!ぶうさんが叶えてくれない願いなんてないのかな?って思っちゃったから、きっと武道館も東京ドームも連れてってくれるよね。その日を楽しみに、私はまた元気にライブハウスに通います。お互いいけるところまで、ずっと元気でいましょうね!!負けないよ!!