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凍結時代を解き放て!輝く思い出VARONに咲け!

2022年6月12日(日)
えんそくワンマンツアー「ICE AGE DIGGERS~凍結時代を解き放て!~」@心斎橋VARON

はい出た~行く予定じゃなかったのに行っちゃったパターン。もうね、正直初日に行く前からわかってたよねこうなるって。なんてったって聖地VARONだからよ!
3年振りだそうですが、私も3年振り故郷ツアー以来。個人的にも自分の初めてのえんそくライブが大阪(VARONではないけれども)だったこともあって思い入れが強い大阪。いやぁ本当に行ってよかった!あんな歴史的瞬間に立ち会うことになるとは露知らず、お得意の予定外遠征かました自分に拍手喝采であります。

下もまだ余裕があったけど、なんとなく赤羽とほとんど同じ段上のセンターへ。VARONは横長なので後ろでも大変見やすくて良い。しかし暑い……扇子を持ってきて正解だった~。
ほぼほぼ定刻で「雨、解凍す。」のイントロのモールス信号が流れ、SINさんから順に登場。出て来て早々何かに躓いていしまったようで、お立ち台に上がった後の照れ笑いが可愛かったw今月のししゃもアワーでご本人方もお話されていたけれど、こちら側としてもあのオープニングの登場の際に声を上げられないのは本当にもどかしいものがある……ワンマンのオープニングなんていちばん高まる瞬間なんだもの。早く全面解禁されてほしいものです。
1曲目は赤羽と同じくブルハ。ぶうさんが「近い~!!こんなに近かったっけ!?」とやたらと言っていた。確かに段上で見ていても近いw「でかい会場だったらそこが最前だ!」と言われたので実質2列目でしたやったー!()ぶうさんは初っぱなから大はしゃぎで天井の棒?のところに掴まってはフロアに身を乗り出していて飛び出すぶうさんだった。段下の皆さんからするとちょっとしたアトラクションだったのでは。すごかった。「背中のプリズンブレイクがすごいからこう(カニ歩き)する!2Dになっちゃう!」などと仰っておられたが、完全に3Dいや4DXだった。

「解凍ツアーで大阪ははずせない、大阪は絶対にここ(VARON)から始めると決めていた」というぶうさん。12ヶ月連続ワンマンの話などして、「VARON初めて来た人~?」ちらほらと手が上がる。2回目とはいえ私も初めてくらいの気持ち。でもそんな私にもその思い入れの強さは開始数分で伝わってきた。当時を体験できていないから素直にその熱さを受け取れないもどかしさと羨ましさ、でも今ここにいられるよろこび。私も早くここを「帰る場所」って思えるようになりたいな~。

順番など記憶の彼方なので覚えてるだけ順不同にMC。
「俺たちの管理能力では一回着ただけで既に衣装がシワッシワ」と衣装の話。クラオカさんのパンツの裾がとてもシワッシワらしい(見えなかった)。確かに赤羽で見た時よりも全員衣装がかなりくたびれていて、笑ってしまった。アイロンをかけよう!w
VARONはとにかく暑く、スタッフさんが気を利かせて事前にかなり涼しくしてくれていたとか。それでも暑いぶうさん「昔はお立ち台のところに俺の汗で水たまりができて、信者達はそれをベロベロ舐めていたんだ」と言っていた。ぶうさんとてもたのしそう。「それくらいのカリスマになりたいもんですね」
ミドさん「ずっと何かに似てると思ってたけどやっとわかった、ガリガリくんだ」
ぶうさん「ガリガリくん!?」
クラオカさん「坊主!坊主にしろよ!」
ミドさん「違うよ、アイスの方だよ」
ぶうさん「確かに!青いし四角いし!wガリガリくんはあっち(SINさん)だよな。俺はぽよぽよくん」
ミドさん「お前は脂マシマシくんだろ」
ぶうさん「マシマシ様~↑と呼べ!」
このガリガリくんのくだり笑いすぎて呼吸困難なるかと思ったし脂マシマシくんというネーミングセンス天才すぎてやばいしマシマシ様と呼ばせるのやばい。初期メン3人のこのリズムというかテンポというか、そういうのすごく歴史を感じて興奮してしまうんだよね……。ぶうさんのマイク?から少し雑音のような音がした時もクラオカさんだったかな?「お前の汗が出る音だろ」って言ったのも天才すぎて笑うの通り越して感心すらしてしまった。ナイス・スギル。みんな頭の回転が速い。

セトリのこと。
大阪なのできっとやるだろうとは思っていたUSJ。初めてのライブでド新規ワイを大パニックに陥れた曲ことUSJ。相変わらずよくわからないまま終わったwwwいつか覚えられる日が来るのだろうか。来る気がしない。
他にも深沢とかハコブネとか改造ニンゲンとかなかなか巡り合わせのない曲目白押しでうれしいやらパニックやら!ぶうさん赤羽で「みんなのことを舐めてたからこれはセットリスト組み直す必要があるな」と言っていたけれど、本当に組み直したんだろうなというのがわかるセトリだった。
個人的には桜木~からUFOのブロックがもう!良すぎて言葉が出ないくらいよかった。霞みすぎて消えちゃうかと思った。まず桜木~前の「配布CDのために(コロナ禍で)東京まで行けないよって言う人もいたと思うんだけど、CDよりライブで聴いてほしい。CDよりうまく歌うから」っていうMCが5億点。私自身えんそくのライブ復帰はこのワンマンと決めていて配布CDを手に入れられなかった身なので、この言葉はとてもうれしかった。個人的にはこういう配布CDとか会場限定の何かに関しては行かない自分がすべて悪いと思っているから、ご本人達には一切罪悪感とか持って欲しくないし謝る必要なんてないと思っているのだけれど、それでもやっぱりこうやってそのことに関して言葉にしてくれるのは誠実だなぁと思うしその気持ちがすごくうれしい。何よりもライブがいちばんだからライブで聴いてくれ、っていうその心意気がかっこいい!
そしてデジデリオからの夏服トウヒコウ。こんなもんねぇ、だめですよ、この流れは、泣くやろがい。私の入った位置がねぇ、本当にドンピシャぶうさんで。段上だから目線も大体同じで。ぶうオンリービューだったわけで。こんなこと言うとぶうさんさぞかしキモいキモいと仰るでしょうが言わせてくれよ、この世界に私とぶうさんしかいないみたいな気持ちになっちまったよ。ぶうさんしか見えなかった。ぶうさんしか見てないじゃなくて、ぶうさんしか見えなくなっちゃった。あんなに曲と歌の世界と歌声とボーカル本人に没入してしまったのは長いバンドギャル(他ジャンル含め)人生で初めてかもしれない、いや初めてだなマジで。すっっっっごかった。そっからのUFOだよ。トドメか。
まず私はそもそも「U.F.Oが来るまで」という曲がハチャメチャに好きなんですよ。毎回セトリに入れてくれてくださっても構わないと思っているくらい好きなんですよ。そしてUFOを歌い踊るぶうさんがハチャメチャに好きなんですよ。没入、洗脳完了みたいな状態になった後にこの曲が来たらどうなるかって話。もう完全にキャトルミューティレーションだよね。血も臓物も抜かれて拐われた牛だわ。思い出すだけでフワフワしてしまう。絶対VARONにUFO来てたよ。
このブロックの後にぶうさん「コロナ禍でライブという非日常がなくなってみんな離れていっちゃうんじゃないかって心配したけど、みんな気持ち悪くて安心しました」って言っててひでぇ言われようだな!wって思ったけどえんそくのライブで気持ち悪い動きしてる時、猛烈に自分の中の"""生命"""を感じるからそれはそうなのよ。気持ち悪い我々を見てよろこんでくださるなんて、本当に奇特でやさしいお方。
本編ラストはメメモリィ。この曲もだ~いすき。本当に締めに相応しい曲。たのしくってちょっと泣ける、すごくえんそくっぽい曲だなぁと思う。「うしろ振り向いたら前が見える」ってすげーーーーやさしい言葉、本当に今にピッタリだし正にぶうさんがツイートされてた「俺たちいつの間にか超強くなってる!」って感じ。えんそくのライブってほんと物語なんだよなぁ。

ガンダーラ。
まずは新曲の「雨、解凍す。」
「みんなダウンロードした?ここにいる人たちはサブスクとかそういうの慣れてないだろうからな」とぶうさんお得意の同世代扱いw相変わらずウォーーのところの振りの意味は解明されないままだったな~。
ここでまた汗の話になって「お客さんみんな白とか黒のTシャツで逃げてる!俺なんてこんなに汗だくだ!」と序盤あんなに見せないと言っていた背中を見せるぶうさんwグレーのTシャツのお客さんに向かってグレーいいね!したけどその方が全然プリズンブレイクしてなかったようで「グレーのTシャツでそんなに色が変わらないことがあるのか!?どっか体が悪いんじゃないのか!?」とガン詰めしていて笑った。今回は新グッズないけど次回はすごい数作るらしい。まず汗で色が変わるTシャツ(普通に欲しいw)。メンバーの顔のうちわも言ってた!ジャニーズの村の生まれなのでよろこんだ!
そして「ちょっとみんなに相談があるんだけど」とぶうさん。なんと当日会場に着いてから大阪の条例でマスクをしていれば声出しがOKであることを知らされたそうで、 ぶうさんは
・最初から声出しにしてもよかったけれどそれは後出しみたいになってしまうからやめたこと
・新幹線や宿を取って来てくれたのに、声出しだと知っていたら来なかったという人たちへの配慮
・自ら実験に参加してマスクをしていれば飛沫は問題ないという実証がされていること
それらをとても丁寧に誠実にお話してくれて、「それでもやっぱり私はちょっと、って人はさ、俺目瞑るから今だけ避けてもらってていいから、俺たちのワガママを聞いてくれないかな?」と最後の1曲を声出しでやることに!こんなことになるなんて想像もしていなくて、きっとそれはあの場にいた全員が同じで。ぶうさんの最初の煽りにみんなワンテンポ間があったのがすごくリアルだった。私も今日初めてしゃべる人みたいに声が出なくてこういう時今までどうやって声出してたんだっけ?って、たったの2年なのに忘れちゃってて、心底驚いたしショックだったなぁ。でもそれを上回るくらい本ッッッ当にうれしくて、涙が出た。2年振りに声を出したくるせか、今までのくるせかが走馬灯みたいに頭駆け巡って正に泣きながら笑った。SINさんのドラムのリズムだけになってみんなの声がVARONに響き渡った瞬間のこと、一生忘れないと思う。ほんと、全然声出なくなってて笑っちゃったけど、メンバーみんな今まで見たことないくらいうれしそうな顔してて私もめちゃくちゃうれしくて、ほんとにほんとに、しあわせ!って感じだった。
そしてまだこれじゃ終われないよなぁ!ってことで最後に「最後のえんそく」!ぶうさんがPAさん?照明さん?に「適当に合わせてもらっていいんで!」って言っていて、本当に予定外の1曲だったんだなってアガッた。えんそくのライブは1曲目からガンダーラの最後まで通して意味のあるものだから(だからアンコールではなくガンダーラ)こういう予定外のことはまずないんだってぶうさんが仰っていたので、これは本物のアンコール。と言いつつ仙台でそれを超えるマジモンアンコールが実現してしまったのでカウントしてよいものか悩むところだけれどもw
声が出せなくなって最初の「最後のえんそく」が赤羽で、ぐるぐるモッシュしながら声出していたところが手拍子になっていたのをそこで初めて知って「なるほど!コロナ禍仕様!」なんて思っていた矢先にまさか声を出すことになるとはw
自分では声を出せないことに対してそこまでのフラストレーションは溜まってないと思ってたんだけど、いざ声を出してみたらやっぱりこの瞬間を求めていたんだなぁと実感した。えんそくでメンコなんて、それこそ活休の時に少ししたくらいでほとんどしたことなかったのに年甲斐もなくぶうさんの名前を呼びまくってしまい、なんだか照れてしまったな。でもうれしかった、好きな人に対して好きな人の名前を呼べるってこんなにしあわせなことだったんだな。
この日の大阪に行く選択をした自分をくっちゃくちゃに褒めてあげたい!お前はえらい!!そしてこんなに誠実でやさしくてかっこよくておかしなバンドを好きになったお前はめちゃくちゃセンスあるぜ!!

ありがとう大阪、ありがとう聖地VARON、また絶対来るよ!次はただいまって言ってもいいかな?