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最高裁判所裁判官の国民審査とは?

政治のことをもっと分かるようになりたい。
大好きな子供たちが、幸せに暮らせる社会になるように。

そんなひとりの母親が調べたことをメモっていく拙いブログへようこそ。

調べたい事が芋づる式に出てきてしまう。今回はその中でも最高裁判所裁判官の国民審査について。
前回の記事で三権分立について書いたけど、内閣や国会に比べて、裁判所って馴染みがなくないですか?三権分立という割には印象が薄い、存在感がない。

でも、三権が等しく分立しててくれないと、内閣も国会もグダグダになっちゃう。そう思うとすごく大事です。

国民審査については、この記事が分かりやすかったのでリンクを貼ります。

内容を簡単に書き出すと、

⚫︎国民審査は、最高裁裁判官が初めて任命された、直後の衆議院議員選挙にて1回目を行う。任命直後のため不信任の判断材料がない。

⚫︎2回目以降はその後10年経過以降の、最初の衆議院議員選挙で行われる。(70歳退官)判断材料は10年間の判決+α(※下記)といえる。

⚫︎罷免される条件は、投票者の多数が罷免可としたとき、とだけありその明確な基準はなく、罷免になりようがない。不信任投票の最高値は15%。当然、過去に罷免を受けた裁判官はゼロ。

※おすすめの判断材料としては、判決だけでなく、判決に付けられた「補足意見」「意見」「反対意見」を読むとよい。これらは裁判官の個人の価値観が如実に反映される文書となっている。

裁判官はどこで知れる?

最高裁判所のホームページに15人の写真と経歴が載っています。(この経歴を眺めるだけでも、裁判所という組織の中も複雑そうで、調べないと何も分からない…汗)

このページ、個人的に面白いなと思ったのが、判事たちの好きな言葉や趣味が少し詳しく文章で書かれていること!!裁判官は人となりが大切なんだという事を伝えたいのかもしれません。

ちなみに、最高裁裁判所の裁判官を務める、法曹界のレジェンド15人のお顔はこちらです。左上が長官です。顔が見えるとぐっと身近になりますね。


また、裁判所のYouTubeチャンネルもあり、一部裁判官の講話もありましたのでリンクを載せておきます。(講話以外にも勉強になる動画が沢山ありました)

裁判官の判決や「意見」はどこで知れる?

各裁判官のページには関与した裁判もまとめられています。国民審査の判断材料になりますね。

ただ、ひとつピックアップして、長官の令和5年の判例、性同一性障害に関する判決全文を開いてみましたが、36ページにも及ぶPDFでございました(^_^;)なかなか忙しい労働者には読めないよねぇ。せめて1ページ目に目次がついていて、章ごとに何ページに書いてあるか示してくれれば少ない時間でも読めるのになぁ。

おおよそ、補足意見は1名から半ページ、反対意見は3名から各10ページ程度論じられていました。言葉も独特なので、素人で読み進めるのは難しいように思います。

ただ、上記は特別長い全文で、1ページのものも、10ページのものも、様々有りました。

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