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一行のブランディング。

最近、「1行からはじまるブランディング」というのを実践しています。

そもそもは村上紙器工業所さんのキャッチフレーズをつくってそこから村上さんが上手く使ってくれてブランディングに繋がったことに端を発している。

良いキャッチフレーズをいろんなところへリンクしていけば、つまらないビジュアルをつくるよりもはるかに力強くブランディングにつながっていく。
印刷メディアは言うに及ばずwebにおいても良いキャッチフレーズがドーンとTOPにくれば競合他社のサイトとは明らかに差異化できる。

また、時代の傾向なのかコロナのせいなのか、企業のキャッチフレーズをつくってほしいという相談も多い。話を聞くとコロナをきっかけに足元や内部を見直したいということが多いようだ。

これは焼き鳥の名店「吾一」さんのポスターだ。
「吾一」さんのセカンドブランド「CHIKI CHIKI」のネーミング、ロゴ、各種ツールを手掛けさせてもらったことから、親しく付き合うようになっている。
今回は店も増えてきているし、業態も多角化してきたので新しいスタッフにお店のコンセプトや思いを浸透させたいという相談からはじまった。 
いろいろキャッチフレーズをたくさん考えて提案した中からこの2本が選ばれた。 
ひとつをお客さま用に、もうひとつをスタッフ用にすることになった。
露出の方法を相談していく中でポスターにしたいということになり、盟友佐古田ADに登場してもらった。
結果、佐藤ゆかりのアートを使ったこんなポスターが出来上がった。

あの吾一さんの大人の空間にこの得体の知れないパワーを持ったナンジャモンジャみたいな絵を持ってくるとは!さすがである。
吾一さんも大変気に入ってくれて、ポスターをお客さま用だけでなくスタッフ用も作ることになった。
スタッフ用はお店の中ではなく、スタッフが使う場所に掲示してある。
こんなポスターを毎日目にすることでスタッフに自然に店主の想いが伝わっていけばクレドなんかを持たせるよりもはるかに伝達力がある。
お客さま用のポスターはしっかりお店の中のアート作品のような顔をしてお客さまに店の想いをしたたかに伝達している。
振り向かせるチカラ、届くチカラ、残るチカラ、三拍子揃ったポスターになった。

この店の場合はwebページとかはないけど、このポスター1枚でお店のブランドイメージはできていく。

そのはじまりは一行の言葉。
そして、どこまで行っても鮮度とオリジナリティが競合他社とはまったく違う差異化力を持たせて行く。

一行のブランディング。
もし興味があればご連絡ください。

CD:田中有史 AD:佐古田英一 D:川上利男 I:佐藤ゆかり

◉吾一
https://s.tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27112024/

◉CHIKI CHIKI
https://s.tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27121119/

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