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メーターを振り切ること。そして、続けること。

ことし5月で閉園した神戸市須磨海浜水族園。もう10年以上前だが約4年に渡って神戸新聞の題字下に毎週1回土曜日に掲載する広告のコピーを書いていた。
小さなスペースだし題字下という特殊な場所だしフツーは看板や名刺のような広告が多いんだけど、それだと水族園がやる意味はないよね。
面白い広告をやるところは面白い施設に見える。大企業がやる題字下のようにステイトメントとロゴだけだとつまらないし、お付き合い広告をしてもホンマに意味がない。
とにかくメーターを振り切ることだけを考えた。まず言葉で目を引くことを考えた。
そこにザ・ロケットゴールドスター山崎さんのクセの強い顔した水族たちがからんでくる。
市営の施設だしどうしても便が良くてお利口なタッチのイラストを使いたがるところを目つきの良くない水族たちが繰り広げるヒトコマ漫画に仕立てて行った。
結果、非常に印象に残るものになった。
神戸新聞の読者も広告を楽しみにしてくれて、声の欄にご意見をいただくことも多々あった。そして、TCCやOCCの広告年鑑に載ったり、新聞広告賞や神戸新聞広告賞をいただくことにもなった。

ここでの教訓は小さなスペースでも目を引くと言う広告の本質を忘れないことの大切さだ。目を引き興味を持たせる。そしてなにより続けることで必ずモチベーションにつながっていく。
楽しい仕事だけどいろんなことや成功体験を残してくれた。
感謝しても仕切れない仕事になった。
ものすごい量を書いたが、その一部を紹介していくことにする。

まずは第一弾。

C:田中有史 田中陽太
AD+D:太田 隆
I:ザ・ロケットゴールドスター
CD:清水清春 川口 修

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