アロハ通信#14
連日の酷暑にかなり参っております。これ程の高温続きは過去に経験ありません。家に閉じこもりがちで外出は夜の短い散歩と買い物だけになってきました。身近な話題も特にないので、私と短歌仲間のAさんとBさんでやっています連歌について少し書いてみることにしました。
Aさんの発案で連歌を始めたのは6年位前だったと思います。最初はやったこともないし、なんだか難しそうで正直負担に感じましたが、三人の仲間内だけで期限も決まりも何もないので分かってくるうちにだんだん楽しくなってきました。本来は色々制約もあり、レベルの高いことば遊びなんでしょうが、私達のやっている連歌遊びは本当に発想やユーモアセンスを楽しむだけのものです。
誰かが上の句を作り、次の人が下の句を付ける。その次の人から頭をフル回転させて前の人の下の句に関係づけられる上の句を考える。その時、発想を転換させなければおもしろくありません。その次の句を考えて発想を飛ばせることが出来ると「うーん、うまい!」となります。但し次の人のことも考えて、続けやすそうな句を作っておいてやらなければ、「やめて~、次がむずかしすぎる~」となります。こんな説明だけでは解からないので、今までの三人連歌遊びの一部を紹介してみたいと思います。全く連歌と言えるものではないかも知れませんが、本人達は次の句がどう続くのかメールを楽しみにしています。すぐに返って来ることもあれば1か月遅れのことも度々で、完全に自分の番を忘れていることもありますが、誰にも迷惑を掛けない楽しい遊びです。(最近の連歌の途中から抜粋)
下の句 目ざといゴン太がこっちを見てる (私)
上の句 お隣の仔犬の頭を撫でただけ (A)
下の句 食べ物なんかやっていません (B)
上の句 ほんとはねそう言いなさいと言われてた (私)
下の句 『ばあちゃん好き」と孫が抱きつく (A)
上の句 「誕生日に何が欲しいか尋ねれば (B)
下の句 浮気はダメよと釘刺されたさ(私)
上の句 遊び人の俺も年貢の納め時 (A)
まあこんな調子で続けています。正式な連歌とはとても言えないでしょうが、気楽でストレス発散、頭の体操になります。皆さんもいかがですか?
ルールは二つ ① 前後の句に関わりをもたせること ② 発想を飛ばすこと自分では思いつかない句に接すると、とても面白くてじゃあ次はどうやってみようかと楽しくなってきます。
山下ふみ子 (奈良在住)
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