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クムリポ /十一番目の時代(中)

KA WA UMIKUMAMAKAHI

(2/3)

Manaweulani(マナウェウラニ:空の草の奇跡)-- Laukunu(ラウクヌ:燃える葉)
Ho‘oma[‘]ilu(ホオマーイル:小さくする)-- Puluea(プルエア:葉が昇る)
Ma[‘]ilu(マーイル:小さなもの)-- Lehuane(レフアネ:灰が風に乗る)
Polehua(ポーレフア:夜のオーヒアの花)-- Keahu(ケアフ:積み上がる)
Pu‘ulele(プウレレ:風に積み上がる)-- Noelo(ノエロ:知識)
Hamohulu(ハモフル:聖なる塗油)-- No‘eula(ノエウラ:静かな火)
I‘amama(イアマーマー:母なる天の川)-- Noenoe(ノエノエ:霧)
Kuinewa(クイネヴァ:糸を通すよろめき)-- Pilimau‘u(ピリマウウ:タコノキの編み物)
Holopulau(ホロプラウ:塵が流れて)-- Hinakona(ヒナコナ:風下に落ちる)
Makanewanewa(マカネヴァネヴァ:よろめく芽)-- Helepuau(ヘレプーアウ:時代のあちこち)
Melia(メリア:プルメリア[花])-- Melemele(メレメレ:黄々)
Humuhumu(フムフム:縫っていく)-- Palamau(パラマウ:熟していく)
Ukianu(ウキアヌ:寒けと怒り)-- Nenue(ネヌエ:呻き)
Ukinala(ウキナラ:怒りを編む)-- Ilimaka(イリマカ:引き継ぐ)
Ukikamau(ウキカーマウ:怒り続ける)-- Keohoko(ケオホコー:泣いて引きずる)
Ukilelewa(ウキレレヴァ:怒りに震える)-- Laumeki(ラウメキ:沢山の穴)
Ukinahina(ウキナヒナ:弱々しい怒り)-- Nilea(ニレア:曲がる)
Ho‘opulu(ホオプル:肥料をやる)-- ‘Olo‘olohu(オロオロフー:緩やかに膨らむ)
Nahi[‘]ole(ナヒーオーレー:あてどなく戦う)-- Kealapi‘i(ケアラピイ:起き上がって進む)
Mukiki(ムーキーキー:吸い込む)-- Makino(マーキーノ:巻き上げる)
Kiola(キオラー:ネズミが鳴き交わす)-- I‘ai‘a(イアイア:新鮮な食べ物)
Mulemulea(ムレムレア:苦い味)-- Helelu(ヘレルー:あちこちに撒く)
Kukawa(クーカワ:絶壁から飛びこむ)-- Maka‘iwa(マカイヴァ:グンカンドリの眺め)
Kamio(カミオ:たちまち見えなくなる)-- Molemole (モレモレ:滑らかに)
Ho‘omu(ホオムー:口をきかない)-- Unauna(ウナウナ:ヤドカリ)
Hailau(ハイラウ:沢山の供え物)-- Pamakani(パーマカニ:スミレ[花])
Ho‘omauke‘a(ホオマウケア:錨を下ろす)-- Muli(ムリ:その後に)
Pulune(プルネー:焚きつけたなじり)-- Kahe(カへ:滴る)
Kuaua(クアーウア:雨を浴びる)-- Wailuhi(ワイルヒ:労苦の水)
Moeiho(モエイホ:眠りにつく)-- ‘Imihia(イミヒア:喜びを探す)
Manu‘ala(マヌアラ:香りの先)-- Kawele(カウェレ:ゆっくり向かう)
Kole[‘]ale[‘]a(コーレアレア:喜びになる)-- Kauwewe(カウヴェヴェ:へその緒が出る)
Hilohilo(ヒロヒロ:物語が分かれる)-- Hokelona(ホーケロナ:真っ直ぐ行く)
Maluipo(マルイポ:愛する人との平穏)-- Hoki‘i(ホーキイ:痩せていく)
‘Awaia(アヴァイア:苦い、酸っぱい)-- Milo(ミロ:ねじれる)
Ho‘ohinu(ホオヒヌ:研ぎ上げる)-- Ohouma(オホウマ:押し合い叫ぶ)
Eapu(エアプー:房のある木が伸びる)-- Uluoha(ウルオハ:広がって伸びる)
Lalo(ラロ:下の方)-- Makalewa(マカレヴァ:未熟な実がぶら下がる)
Heiau(ヘイアウ:祈りの場所)-- Pi‘ioha(ピイオハ:愛まで登る)
Hei‘aumana(ヘイアウマナ:網と支流)-- Ho‘ohiwa (ホオヒヴァ:選び取る)
Pulemo(プレモー:祈りを解く)-- Maluolua(マルオルア:二人が安らぐ)
Kaukeoa(カウケオア:透き通っていく)-- Hi‘ileia(ヒイレイア:最愛の子を抱く)
Helemua(ヘレムア:初めに結ぶ)-- Puainea(プアイネア:荒野の花)
Kalele(カーレレ:信頼する)-- Wamakona(ワーマーコナ:時代の風)
Paepae(パエパエ:土手や畝)-- Lima‘auki(リマアウキー:魚のヒレ)
Ke[‘]oa(ケオア:透き通る)-- Puameli(プアメリ:蜜と煙)
Kapouhina(カポーウヒナ:夜の覆い)-- Kuamaulu(クアマウル:背後に広がる)
Kapouhinaha(カポーウヒナハー:夜の覆いの割れ目)-- Hoku‘a‘ala(ホクアアラー:満月が香る夜)
Ho‘opi‘opi‘o(ホオピオピオ:かかり始める)-- Pi‘onu‘u(ピオヌウ:高地の弧)
Ho‘opi‘oaka(ホオピオアカ:弧が影を落とす)-- Pi‘oanuenue(ピオアーヌエヌエ:虹の弧)
Ho‘olahalaha(ホオラハラハ:広げる)-- Pulau(プーラウ:沢山の植込み)
Ho‘omahilu(ホオマーヒル:飾りつける)-- Makua(マクア:成熟する)
Nanewa(ナネヴァ:よろめき)-- Peleuwao (ペレウワオ:広がる森)
Nanawa‘a(ナナワア:広がる舟)-- Oma(オマ:首長)
Ho‘okilo(ホオキロ:予見する)-- Pilikamau(ピリカーマウ:関連づける)
Kumeheu(クーメへウ:踏み固める)-- Leleawa(レレアワ:港に上がる)
Leleiluna(レレイルナ:上に飛ぶ)-- Mainahu(マイナフ:雨が激しく打つ)
Halekumu(ハレクム:家の土台)-- Kimonaue(キーモーナウエ:傷つき揺れる)
Halepaio(ハレパイオ:議論する家)-- Holio(ホーリオ:続く心と思考)
Halemoeanu(ハレモエアヌ:病にふせる家)-- Ke‘oke‘o(ケオケオ:白い木綿地)
Haleluakini(ハレルアキニ:沢山の穴の家)-- Mali‘i(マーリイ:荒れ果てる)
Halekuamu(ハレクアムー:雨風の家)-- Noio (ノイオ:アジサシ[鳥])
Ha‘iola(ハイオラ:活気をもって語る)-- Laulaha(ラウラハ:沢山の集まり)
Kalelemauliaka(カレレマウリアカ:青く混ざる影)-- Miloha(ミロハー:ねじれる葉)
Ko‘iniho(コイニホ:斧の刃)-- Naku(ナク:地を掘る)
Po‘oku(ポオクー:つつく)--Paleamakau (パレアマカウ:釣針を押しやる)
Hale‘imiloea(ハレイミロエア:建物を視る)-- Hilohilo(ヒロヒロ:組み合わせる)
Pani‘oni‘o(パーニオニオ:頂上に到る)-- Liho(リホ:選ぶ)
Kealakike‘e(ケアラキーケエ:曲がりくねった道)-- Maiau(マイアウ:丁寧な仕事)
Oiaku(オイアク:やり通す)-- Kaniho(カニホ:組んだ石を敷く)
Huini(フイニ:先のとがった)-- Naihu(ナイフ:くちばし)
Pa(パー:とり皿)-- ‘Ai‘ano(アイアノ:食べ物)
Pana(パナ:はじきとばす)-- Koliau(コリアウ:削り取る)
Panakahi(パナカヒ:はじいて切る)-- Alia‘oe(アリアオエ:止めつける)
Pa‘ikekalua(パイケカールア:打ちつけて焼く)-- Piliwale(ピリワレ:ネバネバをつける)
Pu‘ukolukolu(プウコルーコルー:膠[にかわ]の塊)-- Hele‘iamai(ヘレーイアマイ:ぴたりとくっつける)
Napu‘u[‘]eha(ナプウエハ:腫れた苦しみ)-- Ho‘okonokono(ホオコノコノ:招き入れる)
Palimakahana(パリマカハナ:登る崖の先)-- Helemaia(ヘレマイア:至る所)
Waiakea(ワイアーケア:広い川)-- Hepahuno(へパフーノ:一つの破裂)
Kaeamauli(カエアマウリ:あしらわれた生命)-- ‘Eleiku(エレイクー:黒色によって現れる)
Kokoi‘ele(コーコイエレ:黒い潮の流れ)-- Maumau(マウマウ:続く)
Kaholookaiwa(カホロオカイワー:海の時代が定まる)-- Heoioi(ヘーオイオイ:よじれてこすれる)
Kalelenohinale[‘]a(カーレレノヒナレア:転んだ杖の喜び)-- Aluaku (アルアク:助け合う)
Pana‘akahiahinale[‘]a(パナアーカヒアヒナレア:一番の火の喜び)-- Helule(ヘールレ:揺れてこすれる)
Panaikaluakahinale[‘]a(パナイカルアカヒナレア:向こうに落ちる二番の喜び)-- Painaina(パーイナイナ:こじ開ける)
Pu‘ukoluakukahinale[‘]a(プウコルアクカヒナレア:丘を飛んだ三番の喜び)-- Noakawalu(ノアカワルー:禁忌が解けた八番)
Napu’uikahakahinale[‘]a(ナプウイカハーカヒナレア:四番の丘の喜び)-- Piliamoa(ピリアモア:肩に荷を担ぐ)
Palimawaleahinale[‘]a(パーリマワレアヒナレア:五番の火の喜び)-- Manu(マヌ:カヌーの先)
Akahiakaea‘akilolo(アカヒアカエアアキロロ:最初のロロで昇る影)-- Lelekeamo(レレケアモ:上陸を担う)
Paluaakaea‘akilolo(パールアアカエアアキロロ:二番のロロで昇る影)-- Kelekeau (ケレケアウ:沼地の時代)
Pu‘ukoluakae[']a‘akilolo(プウコルアカエアアキロロ:三番のロロで昇る影)-- ‘Umikaua(ウミカーウア:十番の私達)
Pu‘uhakahaa‘akilolo (プウハーカハアアキロロ:四番のロロが重なる)-- Mailo(マーイロ:痩せ衰える)
Pu‘ulimakaeaaka‘akilolo(プウリマカエアアカアキロロ:五番のロロが重なる)-- Nihohoe(ニホホエ:石を組み続ける)
Akahikeewe(アカヒケエーヴェ:最初の一族)-- Paliiuka(パリイウカ:陸の崖)
Paluakeewe(パールアケエーヴェ:二番目の一族)-- Paliikai(パリイカイ:海の崖)
Paukolu(パウコル:三番目が手にした)-- Maka[‘]imo[‘]imo(マカイモイモ:またたく星の眺め)
Pu‘uhakeewe(プウハーケエーヴェ:四番目の丘の一族)-- Lauohokena(ラウオホケナ:くたびれた芽が出る)
Pulimakaewe(プーリマカエーヴェ:五番目の一族)-- Pu[‘]i(プイ:丈夫な体)
Waiakaeakaewe(ワイアカエアカエーヴェ:一族が上る川)-- Nahinahi(ナヒナヒ:ほっそりした)
Kamauliakaewe(カマウリアカエーヴェ:青い一族の子)-- Kameha[‘]i(カーメハイ:予想だにしない)
Koieleakaewe(コイエレアカエーヴェ:波の行き来の一族)-- Ulupo(ウルポー:夜に広がる)
Kuaiwaakaewe(クーアーイヴァアカエーヴェ:神秘的な一族が昇る)-- Newaiku(ネヴァイクー:南十字星の繋がり)
Henahuno(ヘナフノ:一つの苦しみから)-- Puhemo (プヘモ:離れる)
Panakahikenahu(パナカヒケナフ:一つ目の苦しみ)-- Lahilahi(ラヒラヒ:薄く弱い)
Panaluakenahu(パナルアケナフ:二つ目の苦しみ)-- Kaukeahu(カウケアフ:積み重なる)
Panakolukenahu(パナコルーケナフ:膠[にかわ]の刺す痛み)-- ‘Ulalena(ウラレナ:赤黄色)
Panahakenahu(パナハケーナフ:腫れる痛み)-- Eiawale(エイアワレ:粘りつく)
Lewelimakenahu(レヴェリマケナフ:五番目の苦しみ)-- Konukonu(コヌコヌ:真ん中)
Paakaeakenahu(パーアカエアケナフ:上り被さる苦しみの影)-- Uli(ウリ:青い)
Omaulikenahu(オマウリケナフ:青い首長の苦しみ)-- Na‘ina‘i(ナイナイ:征服)
Ko‘i[‘]elehakenahu(コイエレハーケナフ:声を上げる黒い斧の苦しみ)-- Pilomoku(ピロモク:沼の匂いを裂く)
Kuaiwakelekenahu(クーアーイヴァケレケナフ:神秘の航海が止む苦しみ)-- Nahae(ナハエ:引き裂く)
Hekaunano(へカウナノ:消息を絶つ)-- Welawela(ヴェラヴェラ:多くの情熱)
Papio(パーピオ:さえずりを囲う)-- Lo‘ilo‘i(ロイロイ:棚田)
Manu‘akele(マヌアケレ:積まれる沼地)-- Kealo(ケアロ:その前へ)
Kaunuka(カウヌカ:ふくよかに現れる)-- Kukamaka(クーカマカ:芽生える)
Maki‘i(マキイ:送り出す)-- [‘]Auhe‘e(アウヘエ:危険から去る)
Kupololi‘ili(クーポーロリイリ:夜の地表が変わる)-- Ha‘ihae(ハイハエ:果敢に割る)
Kupoka(クーポーカー:打ち出される)-- Milio(ミリオー:しっかり抱く)
Kupokanaha(クーポーカナハー:夜のひび割れ)-- Hamunu(ハムヌー:悲しみの食事)
Kupone‘e(クーポーネエ:夜を進む)-- Naia(ナイア:おぼつかない)
Kupohaha(クーポーハーハー:手探りの夜)-- Pakau(パーカウ:食卓)
Kupoko(クーポーコー:引きずる夜)-- Hemolua(ヘモルア:二番で離れる)
 Kupoe(クーポーエー:夜を登る)-- Naio(ナイオ:ぎょう虫)
Kupou(クーポーウー:雨の夜)-- Kelekele (ケレケレ:泥沼)
Kupolele(クーポーレレ:上陸の夜)-- Hapulu(ハープル:湿った生命)
Kupololo(クーポーロロ:ロロの夜)-- Napulu(ナープル:湿った叫び)
Kupolili(クーポーリリ:妬む夜)-- Kuamo‘o(クアモオ:トカゲの荷)
Kuponakanaka(クーポーナカナカ:揺れて割れる夜)-- Mu‘umu‘u(ムウムウ:切り離す)
Kupohilili(クーポーヒリリー:紐を通す夜)-- Mo‘onawe(モオナウェ:トカゲが進む)
Kupohalalu(クーポーハラルー:ガサガサと鳴る夜)-- Helua(へルア:地面を引っ掻く)
Kupohelemai(クーポーヘレマイ:迎える夜)-- Poiwa(ポーイヴァ:九番の夜)
Kupokalalau(クーポーカララウ:葉がゆるむ夜)-- Nana(ナーナー:注意して見る)
Kupolahauma(クーポーラハウマ:押し広がる夜)-- Nakulu(ナクル:滴り)
Kupoli‘ili‘i(クーポーリイリイ:小さくなった夜)-- Eiamae(エイアマエ:次第に消える)
Kupolona‘ana‘a(クーポーローナアナア:突き出た虫の夜)-- Lelehewa (レレへヴァ:飛び違える)
Kupolomaikau(クーポーローマイカウ:ここに出た虫の夜)-- Kimopu(キーモープー:棒ではたかれる)
Kupolohelele(クーポーロヘレレ:聴いて飛ぶ夜)-- Holi(ホリ:ひげが生える)
Kupolopa‘iuma(クーポーローパイウマ:反って打つ虫の夜)-- Kupolupa‘iuma(クーポールーパイウマ:ピシャリと鳴って落ちる夜)
Kupoloha‘iha‘i(クーポーローハイハイ:摘まれる虫の夜)-- Luli(ルリ:よろめく)
Kupolokeleau(クーポーローケレアウ:沼地を行く虫の夜)-- Makeamo(マケアモ:飢えて荷を担ぐ)
Kupolonaunau(クーポーローナウナウ:かみこなす虫の夜)-- ‘Imo(イモ:またたき)
Kupoloahilo(クーポーロアヒロ:より合わす永い夜)-- Lua(ルア:二つ)
Kupolomakanui(クーポーローマカヌイ:無数の眺めの虫の夜)-- Hulili(フリリ:まばゆく震える)
Kupolomaiana(クーポーローマイアナ:ほら穴の虫の夜)-- Manu(マヌ:カヌーの先)
Kupolokahuli(クーポーローカフリ:ひっくり返った虫の夜)-- Hulu(フル:羽)
Kupololili(クーポーローリリ:やきもちを焼く虫の夜)-- Namaka(ナマーカ:印をつける)
 Kupololililili(クーポーローリリリリ:嫉妬深い虫の夜)-- Pulupuli(プルプーリー:ジトジトして寒けがする)
Kupololalala(クーポーローラララ:陽を浴びた虫の夜)-- Naku(ナク:押し進む)
Kupolohalala(クーポーローハーララ:低く折れ曲がる虫の夜)-- Ahi(アヒ:燃える)
Kupololuana(クーポーロールアナ:仲間と過ごす虫の夜)-- Hoaka(ホアカ:三日月)
Kupolola‘ila‘i(クーポーローライライ:静けき虫の夜)-- Lelea(レレア:祈り)
Kupolola‘iolo(クーポーローライオロ:静かに鳴り響く虫の夜)-- Hanau(ハーナウ:生まれる)
Kupolola‘imai(クーポーローライマイ:虫が静かなこの夜)-- Ilimai(イリマイ:ここで受け継ぐ)
Kupolola‘iaku(クーポーローライアク:静かに空を飛ぶ虫の夜)-- Ho‘oilo(ホオイロ:雨降り)
Kupolohilihili(クーポーローヒリヒリ:編み物をする虫の夜)-- Makanalau(マカナラウ:広げる網)
Kupolomalimali(クーポーローマリマリ:お世辞をいう虫)-- Hulipumai(フリプーマイ:ほとんど逆向きで退屈)
Kupolo‘ale(クーポーローアレ:波のてっぺんの虫)-- Leleiluna(レレイルナ:より高く飛ぶ)
Kupolo‘imo(クーポーローイモ:またたく星の虫の夜)-- Holo‘oko‘a(ホロオコア:分かれた全て)
Kupolokalili(クーポーローカリリ:妬んだ虫の夜)-- Uliuli(ウリウリ:青々)
Kupolomene(クーポーローメネ:尻込みする虫の夜)-- Hiwauli(ヒヴァウリ:青く選ばれる)
Kupolohulu(クーポーローフル:羽を持った虫の夜)-- Kinopu(キノプ:強い匂い)
Kupolohulilau(クーポーローフリラウ:葉を求める虫の夜)-- Makiao (マキーアオ:夜明けを見定める)
Kupolohulimai(クーポーローフリマイ:ちょうど向きを変える虫の夜)-- Makiaoea(マキーアオエア:夜明けを見定めて昇る)
Kupolokamana‘o (クーポーローカマナオ:信じる虫の夜)-- ‘Ewa(エヴァ:曲がる)
 Kupolokeweka(クーポーローケヴェカ:ひしゃげた虫の夜)-- Lukona(ルーコナー:固く落ちる)
Kupolokulu(クーポーロークル:こぼれ落ちる虫の夜)-- Eapa‘ipa‘i(エアパイパイ:はかなく打ち付けられる)
Kupolonehea(クーポーローネヘア:手探りの虫の夜)-- Hulihele(フリヘレ:向きを変えて行く)
Kupolohaliu(クーポーローハーリウ:耳を傾ける虫の夜)-- Maliu(マリウ:心にとめる)
Kupolonakunaku(クーポーローナクナク:もがいて進む虫の夜)-- Uliau(ウリアウ:青の時代)
Kupolo‘ololo(クーポーローオローロ:垂れ下がってきた虫の夜)-- Kio‘io(キオイオ:鳴き交わす)
Kupolo‘ololi(クーポーローオロリー:狭い道の虫の夜)-- Holeaku(ホレアク:空を飛んでいく)
O Polo(オポーロー:夜の虫)-- Nolu (ノル:しなやかに)
Polohili(ポロヒリ:道の外れにタコノキ)-- Kau(カウ:出る)
Polokau(ポロカウ:タコノキが出る)-- Uli(ウリ:青い)
Polouli(ポロウリ:青いタコノキ)-- Polo(ポーロー:夜の主)
Polopolo(ポロポロ:多くのタコノキ)-- Hamu(ハム:食べかす)
Polohamu(ポロハム:タコノキの食べかす)-- Nini(ニニ:こぼれる)
Polonini(ポロニニ:こぼれるタコノキ)-- Ha‘iha‘i(ハイハイ:割る)
Poloha‘iha‘i(ポロハイハイ:タコノキを割る)-- Hei(ヘイ:落とし穴)
Poloheihei (ポロへイへイ:網に獲るタコノキ)-- Hanu‘ai(ハヌアイ:匂いを嗅いで食べる)
Polohanu‘ai(ポロハヌアイ:タコノキを嗅いで食べる)-- ‘Ewa(エヴァ:不揃いに曲がる)
 Polomahimahi(ポロマヒマヒ:タコノキを耕す)-- Kolo(コロ:這う)
Poloaku(ポーロアクー:現れた永い夜)-- Malu‘ape(マルアペ:隠されたアペ)
Polomai(ポロマイ:ここのタコノキ)-- Pelepele(ペレペレ:ふくよかに肥える)
[‘]Eliakapolo(エリアカポロ:タコノキを掘り起こす)-- Pua‘a(プアア:豚)
[‘]Ekukukapolo(エククーカポロ:舳先が泊まるタコノキ)-- Pua‘akame(プアアカメ:豚と共に)
Halimaikapolo(ハリマイカポロ:タコノキをここに運ぶ)-- Uluea(ウルエア:積み上がる)
Ho‘opoloiho(ホオポロイホ:タコノキに降りる)-- Hiamanu(ヒアマヌ:鳥の喜び)
Poloku(ポロクー:タコノキに落ちる)-- Paka(パカ:雨だれ)
Polokane(ポロカネ:病のタコノキ)-- Lele[‘]amio(レレアーミオ:雨を抜ける[/死ぬ])
Polohiwa(ポロヒヴァ:真っ黒なタコノキ)-- Halu(ハル:萎れる)
Polomua(ポロムア:初めのタコノキ)-- Menea(メネア:何もつけない)
Popolomea(ポーポロメア:夜のタコノキ)-- Miomio(ミオミオ:盗まれる)
Popolohuamea(ポーポロフアメア:夜に実をつけたタコノキ)-- Omo(オモ:すする)
Popolokai‘a(ポーポロカイア:夜の瑞々しいタコノキ)-- Lanaki(ラーナキ:太陽に結ばれる)
Polonananana(ポロナナナナ:編まれるタコノキ)-- Manahulu(マナフル:奇跡の力)
Polomakiawa(ポロマーキアワー:タコノキが目指す時代)-- La‘ohe(ラーオへ:陽当たりのタロイモ)
Poloanewa(ポロアーネヴァ:よろめくタコノキ)-- Peleaku(ペレアク:滑り出る溶岩)
Polohauhau(ポロハウハウ:風に捧げるタコノキ)-- Nanale(ナナレ:月明かり)
Polohehewa(ポロへへヴァ:過ちのタコノキ)-- Huamua(フアムア:初めに実を結ぶ)
Polomehewa(ポロメへヴァ:過ちを抱くタコノキ)-- Hewa(へヴァ:罪)
Polo[‘]ula‘a(ポロウラアー:火のように赤いタコノキ)-- Makolu(マコルー:膠[にかわ])
Poloahiwa(ポロアヒワー:火の時代のタコノキ)-- Hiwa(ヒヴァ:選りすぐり)
Polo‘ula(ポロウラ:深紅のタコノキ)-- ‘Ula(ウラ:神聖な)
Polowena(ポロヴェナ:暁色のタコノキ)-- Wena(ヴェナ:朝焼けの輝き)
Poloimu(ポロイム:かまどのタコノキ)-- Mohalu(モーハル:満月の日)
Polokakahia(ポロカカヒア:たった一つのタコノキ)-- Kanakau(カナカウ:いくつも出る)
Polo‘i(ポロイ:タコノキのこと)-- ‘I‘i(イイ:ちっぽけな)
Polo‘i‘i(ポロイイ:ちっぽけなタコノキ)-- Hipa(ヒパ:羊[/愚かもの])
Polohipa(ポーロヒパー:夜更け)-- Pepa(ペーパー:平らになる)
Polohipakeke(ポーロヒパーケケ:夜更けのキョウジョシギ[鳥])-- Meao(メアオ:昼と共に)
Polohipakaka(ポロヒパカカ:夜更けの雨だれ)-- Lahiki(ラーヒキ:太陽に着く)
Polohiheleheleiahiki(ポーロヒヘレヘレイアヒキ:分かれ着いた夜更け)-- Kahiki(カヒキ:すべての異国)
Polohipaukahiki(ポーロヒパウカヒキ:夜更けまで着く)-- Ka‘ahiki(カアヒキ:支払いの地)
Polohilele(ポーロヒレレ:ゆっくり陸に揚がる夜)-- Haumea (ハウメア:横たえる地)
Poloahaumea(ポロアハウメア:横たえたタコノキ)-- Ahiluna(アヒルナ:上に向かう火)
Poloahiluna(ポロアヒルナ:タコノキの火がより高く)-- Kaumai(カウマイ:ここから昇る)
Polokaumai(ポロカウマイ:タコノキがここから)-- Kaulani(カウラニ:空へ昇る)
Polokaulani(ポロカウラニ:空へ昇るタコノキ)-- Kamakani(カマカニ:子どもの大きく呼ぶ声)
Poloikamakani(ポロイカマカニ:強い風とタコノキ)-- Ikai(イカイ:海の中)
Poloikai(ポロイカイ:海の中のタコノキ)-- Kamehani(カメハニ:静かに歩む)
Poloikamehani(ポロイカメハニ:静かに歩むタコノキ)-- Maumau(マウマウ:ずっと続く)
Poloimaumau(ポロイマウマウ:ずっと続くタコノキ)-- Mauna(マウナ:沢山の山)
Poloimauna(ポロイマウナ:沢山の山のタコノキ)-- La‘au(ラーアウ:草木)
Poloila‘au(ポロイラーアウ:タコノキの木々)-- Kanahele(カナヘレ:木立)
Poloikanahele(ポロイカナヘレ:タコノキの木立)-- Kukulu(ククル:したたる滴)
Poloikukulu(ポロイクークル:タコノキをへりに)-- Ho‘omoe(ホオモエ:寝かせる)
Poloiho‘omoe(ポロイホオモエ:寝かせたタコノキ)-- Hanahana(ハナハナ:熱される[/激した感情])
Poloihanahana(ポロイハナハナ:熱いタコノキ)-- Kahaiau(カハイアウ:時代の傷)
Polokahiau(ポロカヒアウ:初めの時代のタコノキ)-- Luahiko(ルーアヒコー:燃えて風が灰を撒く)
Poloikalua(ポロイカールア:二つ目のタコノキ)-- Hiko(ヒーコー:流れ出る)
Poloahiko(ポロアヒコー:燃えるタコノキ)-- Kaha(カハ:傷つく)
Poloikaha(ポロイカハ:傷つくタコノキ)-- Lima(リマ:五番)
Poloihilima(ポロイヒリマ:剥がれた五番のタコノキ)-- Waiku(ワイクー:川が現れる)
Polo‘i‘oaiku(ポロイオアイクー:実を結ぶタコノキ)-- Mauli(マウリ:生きる)
Polomauli(ポロマウリ:生きるタコノキ)-- Koiele(コイエレ:波の行き来)
Polokokoiele (ポロコーコイエレ:波の行き来のタコノキ)-- Iiwa(イイヴァ:九番を通る)
Polokuaiwa(ポロクアイヴァ:九番の風上のタコノキ)-- Hemo(ヘモ:自由になる)
Polohemo(ポロヘモ:自由になるタコノキ)-- Nahunahu(ナフナフ:産みの苦しみ)
Polokina‘u(ポロキーナウ:欠けたタコノキ)-- Oli‘iloa(オリイロア:永いちっぽけ)
Poloki‘i(ポロキイ:タコノキを得る)-- Mano(マノ:沢山の)
Pololi‘i(ポロリイ:ちっぽけなタコノキ)-- Halula(ハールラ:風習の生命/長い棘のウニ)
Polowaikaua(ポロワイカーウア:私達の川のタコノキ)-- Pomea(ポーメア:夜なるもの)



・南十字星(Newa)・・・南方星座の一つ。88星座の中で最も小さく、星の並びも不規則。ハワイ語の含意として「よろめき」。

・雨降り(Ho‘oilo)・・・正確には「雨の多い冬の月」。ハワイでは、冬季が雨季と重なる。

・タコノキ(Polo)・・・正式名称はパンダナス[Pandanus boniensis]。タコノキはその亜種。果実は食用とされる。タコノキと訳した‘polo’ は、ハワイ語でパンダナスに関連した事物にかかる枕詞。単体でパンダナスを指すか疑問が残るが、他の適語は見当たらず、タコノキとした。ポーロー(Po-lo)と歌う場合、「夜の主」。

・満月の日(Mohalu)・・・ハワイの暦月上の12日。カーネのカプ(禁忌)が始まる日とされる。

・キョウジョシギ(Keke)・・・ チドリ目シギ科の鳥[Arenaria interpres]。くちばしで石をひっくり返して餌を探す習性がある。

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