クムリポ /十二番目の時代(上)
KA WA UMIKUMAMALUA
(1/2)
オプウプウ(積み重ね)を夫に ラアニハ(捧げた怒り)が妻となった
O Pu‘upu‘u ke kane La‘aniha ka wahine
Opu‘upe(オプウペー:こぶをならす)-- Pepe(ぺーぺー:平らにする[/慎む])
Opu‘umauna(オプウマウナ:山と丘)-- Kapu‘u(カプウー:悲しみの禁忌)
Opu‘uhaha(オプウハーハー:手探りを重ねる)-- Leleiao(レレイアオ:陽が昇る)
Opu‘ukalaua(オプウカラウア:雨が解かれる丘)-- Mauka-o(マウカオー:続く陸)
Opu‘uhanahana(オプウハナハナ:積み重ねが高まる)-- Kilokau(キロカウ:予見される)
Opu‘uhamahamau(オプウハーマハマウ:積み終えて息をつく)-- Halala[‘]i(ハーラーライ:安らぐ)
Opu‘ukalauli(オプウカラウリ:青く解かれる積み重ね)-- Makele(マケレ:沼地)
Opu‘ukalakea(オプウカラケア:透明に解かれる積み重ね)-- Opu‘u‘ele(オプウエレ:黒い丘)
Opu‘ukalahiwa(オプウカラヒヴァ:選ばれる積み重ね)-- Opu‘umakaua(オプウマカウア:雨の丘のつぼみ)
Opu‘ukalalele(オプウカラレレ:積み重ねを解き放つ)-- Lelepau(レレパウ:放し終える)
Maunanui(マウナヌイ:偉大に続く)-- Makelewa‘a(マケレワア:カヌーの航海)
Maunane‘e(マウナネエ:進み続ける)-- Hulipu(フリプー:探し求める)
Maunapapapa(マウナパパパー:山と平地)-- Kanaua(カナウア:いくつもの雨)
Maunaha‘aha‘a(マウナハアハア:山の低く)-- Ha‘alepo(ハアレポ:泥掻き)
Maunahiolo(マウナヒオロ:覆していく)-- Hane‘ene‘e(ハーネエネエ:進んでいく生命)
Pu‘ukahonua(プウカホヌア:大地の隆起)-- Lalohana(ラロハナ:下の仕事)
Ha‘akuku(ハアクークー:争う)-- Wa‘awa‘a(ワアワア:愚かなこと)
Ha‘apipili(ハアピーピリ:豆[/しみったれ]がくっつく)-- Ha‘amomoe(ハアモモエ:横たわる)
Kanioi(カニーオイ:ユーゲニアの木)-- Ha‘akauwila(ハアカウウィラ:カウイラの木)
Puanue(プアヌーエー:花の悲しみよ)-- Lalomai(ラロマイ:ここから風下へ)
Kepo‘o(ケポオ:頭から)-- Kau-a-wana(カウアワナ:夜が明ける)
A ‘a‘a(アアーアー:狂気)-- Ho‘oanu(ホオアヌ:寒けがする)
Piowai(ピオワイ:ピヨピヨ鳴くのは誰?)-- ‘A‘amoa(アーアーモア:小さな鶏の雛)
Nauanu‘u(ナウアヌウ:高地の雨)-- Makohilani(マーコヒラニ:空の刈り入れ)
Ha‘ulanuiiakea(ハーウラヌイイアケア:透き通る偉大な生命)-- Huku(フークー:ふくれ上がって現れる)
Mahikoha(マヒコーハー:畑を耕す生命)-- Hinaho‘oka‘ea(ヒナホオカエア:汚れながら打つ)
‘O‘opukoha(オーオープーコーハー:植えて挿す生命)-- Kumananaiea(クーマナナイエア:腰を落とし腕を伸べる)
Hawai‘i(ハーワイイー:生命と水の話)-- Ulunui(ウルヌイ:偉大に広がる)
Kekihei(ケキーへーイ:引き裂かれる)— Kekila’au(ケキーラーアウ:闘いの棍棒)
Makuaikawaokapu(マクアイカワオカプ:こすれて育つ禁忌)-- Ikawaoelilo(イカワオエリロ:崖下に消える音)
Makaukau(マカウカウ:死者へ呼びかける歌)-- Hahalua(ハーハールア:仲間に触れる)
Kalolomauna(カロロマウナ:山々のロロ)-- Kaloloamoana(カロロアモアナ:大海のロロ)
Kalolopiko(カロロピコ:へその緒のロロ)-- Kalolo’a’a(カロロアア:狂気のロロ)
‘A‘a(アア:狂気)-- Waka‘au(ワーカアウ:舟で行く時代)
Kauwila(カウイラ:稲妻)-- Uhiuhi(ウヒウヒ:覆われる)
Palipali(パリパリ:多くの崖)-- Palimoe(パリモエ:横たわる困難)
Punalauka(プーナラウカ:陸に編まれる)-- Punalakai(プーナラカイ:海に編まれる)
Pihe‘eluna(ピーヘエルナ:高くから豆が垂れ下がる)-- Pihe‘elalo(ピーヘエラロ:下に豆が垂れ下がる)
Malana‘opi‘opi(マラナオピオピ:折りたたんで伸びる)-- Hika‘ulunui(ヒーカーウルヌイ:無数の球のよろめき)
‘イモの食べ過ぎ’を夫 ‘けちな犬の唸り’を妻に
Malana o piha-e -- Pihaehae
‘丸く張るげっぷ’と ‘ワウケ’の木が生まれた
Hanau Kiha la‘au poe he Wauke
‘パンノキ’が生まれた
Hanau o ‘Ulu he ‘Ulu
彼らの後に 続いて生まれる
Hanau ko laua muli o
Kepo‘o(ケポオ:抉られた)-- Halulu(ハルル:叫び)
[‘]Oliua(オリウア:雨の喜び)-- Kauikau(カウイカウ:現れてたずねる)
Kikona(キコナ:話の一区切り)-- Ka‘imai(カイマイ:ここに導く)
Ho‘opulupulu(ホオプルプル:濡らす)-- Auna(アウナ:送られる)
Ho‘olehu(ホオレフ:灰にする)-- Lapa‘i(ラーパイ:沢山の仕返し)
Ka‘ulunokalani(カウルーノカラニ:戸惑い空から散る)-- Kahele(カヘレー:あてどない滴り)
Ho‘ouka(ホーオウカ:穴を開ける)-- ‘Aluka(アルカ:前へ屈む)
Kanalu(カナル:寄せ波)-- Hakihua(ハキフア:ふくれる波の裂け目)
Po‘i(ポイ:砕ける)-- Lenawale(レナワレ:弓なりにたわむ)
Paepaemalama(パエパエマーラマ:支えて世話をする)-- Kaumai(カウマイ:ここに置く)
kaulana(カウラナ:錨を下ろす)-- Kaulalo(カウラロ:下の方へ)
Pala‘au(パラアウ:熟した舟で行く)-- Paweo(パーウェオ:赤い囲い)
Nuku‘ono(ヌクオノ:待ち望む港)-- Hopulani(ホプラニ:空が捕らえる)
Pouhana(ポウハナ:帆柱の苦労)-- Hanaku(ハナクー:帆柱が立つ)
Kaiwiloko(カイヴィロコ:殻の中)-- Kamaka(カマカ:源)
Leua(レウア:黄色がかった)-- Ka‘oiwi(カオーイヴィ:土地の子)
Ho‘okahua(ホオカフア:かまどの火を起こす)-- Ho‘omala[‘]e(ホオマーラエ:明らかにする)
Kuiau(クイアウ:時代に糸を通す)-- Ku‘iaeonaka(クイアエオナカ:つまずきと震えに克つ)
Kapawaolani(カパワオラニ:森と空の境)-- Kani‘o(カーニオ:茅葺を支える棟木)
Manamanaokale[‘]a(マナマナオカレア:分かれる欠片の喜び)-- Kaukaha(カウカハ:かき傷がつく)
‘Auku‘u(アウクウ:舟を繰り出す)-- Koha(コハー:大きく軋む音)
Kakahiaka(カカヒアカ:洗われる喜び)-- Ku‘ua(クウア:自由の身になる)
Kapoli(カポリ:胸)-- Ho‘opumehana(ホオプメハナ:愛をこめる)
Kimana(キーマナ:ティの木の枝)-- Kalimalimalimalau(カリマリマリマラウ:腕いっぱいに葉を広げる)
Polohilani(ポーロヒラニ:遅れる夜の空)-- Kalanimakuaka‘apu(カラニマクアカアプー:親の役目を厳かに果たす)
Kahilinaokalani(カヒリナオカラニ:空に畝模様のカヒリ)-- Hemua(へムア:主を前へ)
Kapaia(カパイア:草木の囲い)-- Ho‘olawakua(ホオラワクア:裏地をしつらえる)
Kakai(カカイ:なんて多くの)-- Manawahua(マナワーフア:奇跡の実りの時代)
‘O‘ili(オーイリ:現れる)-- Mohala(モハラ:花が開く)
Kapaeniho(カパエニホ:土手を組み合わせる)-- Okea(オーケア:白砂)
Kaupeku(カウぺークー:平らになる)-- Kapua(カプア:咲いた花)
Ka‘ope‘ope(カオペオペ:きちんとたたむ)-- Kuka‘ailani(クカアイラニ:空の外套の地)
Nakia(ナキア:結ばれる)-- Ho‘omaua(ホオマウア:続ける)
Ko‘ele(コーエレ:黒色が現れる)-- Lohelau(ロヘラウ:葉が従い出る)
Huakalani(フアカラニ:天の実り)-- Kaunu‘u‘ula(カウヌウウラ:高く神聖に実る)
Nu‘uko‘i‘ula(ヌウコイウラ:赤い斧の高地)-- Meheaka(メヘアカ:そのまざまざが)
Kaioia(カイオイア:海であり続ける)-- Meheau(メヘアウ:そのような時代)
Kalalomaiao(カラロマイアオ:この真下に昼の光)-- Ho‘oliu(ホオリウ:準備する)
Hakala[‘]oa(ハカラーオーア:サトウキビの畝)-- Kulukau(クルカウ:滴がしたたる)
Kekoha(ケコハー:鳴り響く音)-- Mahikona(マヒコナー:耕した傲慢)
Pipili(ピーピリ:くっついた豆)-- Ulukau‘u(ウルカウウー:広がった悲しみ)
Ka‘ulamaokoke(カウラマオコケ:赤い悲しみを越えて)-- Kapiko(カピコ:丘の上/へその緒)
Ka‘ulakelemoana(カウラケレモーアナ:赤い沼地が解き放たれる)-- Ho‘omau(ホオマウ:錨を下ろす)
Hi‘ikalaulau(ヒイカラウラウ:沢山の腕に抱かれて)-- Hamaku(ハーマクー:生命が現れる)
・平らにする[/慎む]・・・別意として「赤ん坊」など。(pepe)。
・ワウケ(Wauke)・・・ハワイに自生する木[Broussonetis papyrifera]。和名はカジノキ。樹皮はタパ(木の布)を作るための原料となる。
・パンノキ(‘Ulu)・・・クワ科の常緑高木。果実は食用。[Artocarpus altilis]。含意として「円球」。
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