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卒業シーズン到来! 羽ばたけ、Class of 2022!

著:御手洗ケール

5月に入り、アメリカは卒業シーズンを迎えています。花屋さんには朝からレイを求める人の行列ができ、スーパーマーケットにもお菓子やリボンで作られたレイやバルーンが並べられ、店頭のディスプレイにも、Congratulationsの文字が。

昨年は、たくさんの知り合いの子供たちが新しい世界へと旅立って行きました。FBにはレイに埋もれ、晴れやかな表情をした子どもたちの写真があふれていたのですが、その1年前は集うこともままならず、一生に一度の卒業式がドライブスルーだったり、記念撮影だけだったり。今年はといえば、マスク着用が推奨されているようですが、これまで通りの卒業式やイベントが行われるようです。

私のまわりでは、一緒に働く高校生たちのほとんどが今週卒業式を迎えます。彼らにとって、初めてのアルバイトだったはずなのに、みんなとてもしっかりしていて、来年卒業の1年下の男の子は、リーダーを任されたりしています。アメリカでは、こうやって高校生のうちからアルバイトでも責任ある立場で経験を積んで、レジメにもどんどん書いてアピールすることが大事なのですね。(A君、次の職場ではマネージャーかな?)

高校生チームは私たちクプナチームより物覚えもよく(当たり前ですが)、動きも俊敏で見習うところがたくさんあって、いい刺激になりました。それにジェネレーションギャップをものともせず、普通に接してくれるのも嬉しくて、イマドキの子は、なんて思ったことはまったくありません。昨年から半年以上一緒に働いてきたので、彼らが卒業を機にやめてしまうのは大変残念ですが、ここは快く送り出してあげないとね、と親戚の叔母さんの気分をちょっとだけ味わっています。

すべての卒業生のみなさん、本当におめでとう。ここまで無事に生きて来たことは当たり前ではないと気付かされるような事件が続く、厳しい時代に生きているけれど、きっとこの先には明るい未来が待っているはず。たまには私たちのことも思い出してね、ってさすがにそれは無理な相談でした。

Congratulations, Class of 2022!

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