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妹の祥月命日

2024年7月11日

今日は、梅雨らしい一日でした。

そして妹の祥月命日。

もう、9年。
あっという間でした。

2月頃からちょっと調子が悪くて、でもその頃は弟夫婦と妹と私そしてパートの人や母と毎日忙しく過ごしていました。

公衆浴場、米屋、酒屋。

そして飼っていたピレネー犬も調子が悪くお世話が大変な時でした。
6月にピレネー犬は虹の橋を渡ってしまいました。
10月吐血をして病院へ。
2度の胃カメラで11月癌がわかりました。
妹は、四柱推命の勉強もしていたので手術は12月に。
その間、何度か担当医から手術の空きが出たからと連絡をいただいたのですがお断りしていました。
11月には、ボージョレヌーボーの解禁、お歳暮の繁忙期になります。
だから、妹は少し落ち着く12月8日に手術日に決めたのですが、手術中に腹膜播種がわかり手術は中止。
抗癌剤治療になりました。

夫は、スキルス性の胃がんで余命3カ月と言われたのを抗癌剤治療で1年4カ月。
まぁ、その間に非科学的な事に多額のお金を使い出来るだけの事はしました。
(これは、大いに失敗!後悔しています。)

だから、抗がん剤治療には妹も耐えれるだろうと思っていたら、年明けに2度目の治療が体重に対して100%の薬になってダウン!
電解質のバランスを崩して入院することに。
担当医は、抗がん剤治療の後3月に手術を予定してくださっていました。
でも、保険外治療である免疫活性化血管内治療をすることにしたのです。
その頃の私たちは、抗がん剤はダメなものという意識が強すぎて。
一回の治療が高額!高額!
先に支払うようになっていました。
治療に行ったら、お金が振り込まれていないと言われたこともありました。

治療中は、家族の私も見学することになって私は毎回見学しました。
回数を重ねても良いようにはなりません。
9回くらい、一年近くしました。
妹は毎月豪華客船の旅に行くような費用、そこまでして生きなくてもいい!といいだしました。
次に先生が勧めたのは、一回100万の治療。
その頃には、腹水、胸水も。

最初お世話になった先生も、怒らず私達のしたいようにさせてはくださいましたが、癌難民です。

まぁそれから、色んなところに行きました。
そしてネットで見つけた病院へ。
腹水を抜いてくださって、腹部と胸にポートを。
でも入院中、看護師さんが早く退院した方がいい!と教えてくださって退院。
訪問診療にすることになって、1ヶ月足らず旅立ってしまいました。

癌に罹患して1年7ヶ月。

担当医の言う通りに、抗がん剤治療をして手術をしていたら?と私は後悔しています。

癌治療、何が正しいかわかりません。
私の経験から、担当医を信頼しまずは標準治療する。
たくさんのエビデンスの元での治療なので信頼できると思うのです。

自分達でできるだけの治療をお金をかけてしても、非科学的な事に多額のお金をかけても助ける事ができなかった、夫と妹。

今の私はそんな事があったので、担当医を信頼し自分の考えも伝えて、標準治療をしています。
抗癌剤治療も受けています。

妹の祥月命日に、色々思い出しました。

癌に罹患されている方、これはあくまで私の経験と考えです。

あわてず、あすらず、あきらめず、
自分の寿命と医学の進歩を信じて!

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