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スキーに出会った話

 こんにちは。
 私スキーをやるんですが、滑走日数シーズン20日前後という、中途半端な滑走日数の中途半端スキーヤーなのです。スキーを全然やらない人から見ると超絶行きまくってる人みたいですが、四六時中スキーのことばかり考えている人から見るとそこそこに少ないという、まさに中途半端です。中途半端ながらとてもスキーを愛しているのでスキーのことについて書いてみます。

最初の出会いは幼少期、正確には覚えていない

 幼稚園の頃であったということは確かだと思います。が、年中の頃なのか年長の頃なのかはわかりません。小学校1~3年生ぐらいの頃はよく金曜日に連絡帳を先生に渡していました。当時土曜日も学校がありまして、お休みの連絡です。主に白馬さのさかスキー場へ行っていて、時々八方や五竜に足を伸ばす感じだったと思います。さのさかの近くにちひろ館という旅館があり、よくそこに泊まっていました。部屋に鍵はついてなくて、どの部屋にもこたつがあった気がします。1日滑った後は疲れ果てて夕食を食べながら寝てしまったりするんですが、おばあちゃん(女将さんかな)が食堂の床に座布団敷いて寝かしてくれたそうです。他にもみかんをくれたりお土産持たせてくれたり、おばあちゃんが良くしてくれた覚えがあります。思い出すと懐かしくてまた行きたいと思いすが、今はもうグーグルなどで検索しても出てこないですね。ストリートビューで探してもちょっとわからないです。30年近く前なので記憶も曖昧ですし。(7/3追記:ストリートビューで看板だけ見つけました。乾燥室だった建物が残っていて、宿泊していた建物は建て替えて住宅になっているみたいです。)
 白馬以外にも片品や川場、車山やらブランシュやら色々行ったと思いますが全部は覚えてないな。とにかく滑るのが楽しくて楽しくて、とにかくずっと滑ってたと思います。ただ誰かに教えられるのが嫌だったと思われ、スクールとかに入った記憶はほとんどありません。リフトの上から上手そうな感じの人を見つけては真似したり、どうやったら同じように滑れるか考えて試したりとかしてました。今思えば真似できてなかったんだろうけど、とにかく楽しければオッケーでした。上級者コースにも果敢にチャレンジしました。そういえば八方に「チャンピオンコース」とかいうコブだらけの上級者コースがあったような気がするんですが、ネットで検索しても出てこないんですよね。緩やかな林間コースを抜けると旧に現れるコブコブの急斜面。林間コースを抜けていくのでうさぎや黒菱ではないと思うのですが。なにか記憶が混同してるのかな。そういえばさのさかもウェブサイトとか見ると当時とはだいぶ変わっていますね。
 そんなスキー行きまくりな冬は小学校3年生の冬を最後に終了します。祖父が倒れまして、介護やらでスキーどころではなくなってしまったんですね。同時に私の中学受験勉強も始まりまして、ぱたりと行かなくなってしまいました。

 再びの出会いは結婚後、妻に連れられていった妻の大学同窓生のスキー旅行

 その後は中学受験終了後に1回か2回、中学に入ると部活が忙しくなり中学のスキー旅行の行事で中1と中2で1回ずつ、高校2年ぐらいのときに1回、大学時代に友達とスノボに2回ほど、みたいなほぼ雪山とは無縁な生活になりました。妻とは大学時代に知り合っていて、妻の家族とは付き合っているときに一緒に連れて行ってもらったりもしました。それでも年1のイベントスキーで、相変わらず自己流で滑っていたんですが、結婚し、3人の子供も出揃った2013年、妻の大学同窓生のスキーに一緒に参加したのがきっかけでまたスキーと出会いました。妻の大学の先生でスキーが上手な方がいまして、その先生に、「君はあまりスキーを教わったことがなさそうですね」と言われたんですね。今考えればあの頃の滑りを見れば習ったことないことがわかっても不思議ではないと思いますが、その時は「滑りを見ただけでわかるのか!」と衝撃でした。さらに板の操作を少し教えてもらうと「あれ?俺うまくなれそう?」と感じてしまったわけです。幼少期のスキーはカービングが登場する少し前でしたから板の性能も滑り方もだいぶ変わっていましたし、自己流の変な癖もあったんだと思います。久しぶりにときめきました。俺にはまだまだ伸び代があるんじゃないかと。スキーうまくなりたい、と思ってしまったわけです。そのシーズンが終わった夏、道具を購入しました。年1だしレンタルで十分、だったはずが自分の道具で上達したい、となってしまったんです。
 そこからは見る見る間に上達、とはならずカタツムリのようにゆっくり、自分が上達しているのかちょっとわからない、みたいなペースでやってきています。滑走日数は当初10日ぐらいだったのがシーズンを追うごとに増えていき、この前のシーズンは4月第1週で終わってしまいましたが19日と、倍近く滑るようになりました。思うように上達はできませんが、とにかく楽しくて楽しくて仕方ないんですね。雨の日とか、このコンディションで滑っても上達しないなーみたいな日でも結局滑っちゃいます。この気持ち子供の頃と一緒だなと思ってます。

もっと上達したい

 つい最近36歳になりまして、フィジカルはとっくの昔にピークを過ぎ、衰える一方ですが、でもやっぱりうまくなりたいと思ってます。技術の向上ももちろんですが、要は板を履いて雪の上で遊ぶのが大好きなんですね。その中で技術も上げていきたい。どんな斜面でも上手に滑り降りたい、自由自在に雪上を滑りまわりたい、というのがなりたい自分だと思います。
 スキーの事を考えて文章を書いているだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて幸せなやつですね。繰り返しですけど子供の頃と何も変わってない、ただひたすら楽しい。ただのレジャースキーヤーですからたまに耳にするシガラミみたいなものもないですし。今はできるだけ長くスキーを続けたいと思っています。

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