何年か前の出来事

随分と前の話になりますが 家の中にいて 外から、どさっという音が聞こえました。その時は 椰子の葉が地面に落ちた音だろうと思い 外を確認しませんでした。
それから すぐ 敷地内に来ていた大家が 何も言わずに 立ち去りました。
そして 30分後 隣の親父が 仕事から帰って来ました。そして 外から 私を呼ぶのです。
基本 外に出るのが嫌になったのは この親父が 常に私と喋るタイミングを 伺っているのが嫌になったから。意識でストーカーされるのが嫌いなのです。
が その日 親父が 私を呼んだのは 私のプリウスの
リアウィンドウとテイルウィンドウが 2枚とも 大破しているから。
どうしたの?と 最初聞かれ 何が起こっているのか さっぱりわからなかったです。まるで映画のようでした。割れ方が。
すると さっき仕事から帰ってくると 二人の子供がBBガンで 自分の仕事用バンのフロントガラスを打ってきたと言うのです。それで 彼は 逃げる子供達を追いかけ 家を突き止めたとか。警察を呼んであるから もうすぐ来るはずと言って 立ち去りました。

このことが起こる数ヶ月前から 親父はBBガンやエアーガンで 庭に来る野生の鶏を打ちまくっていました。
それまでは 庭に来ていた 沢山の野鳥たちも やがてこなくなり 時折り 涙を流した 鶏の死骸を 庭のあちこちで 見かけるようになりました。
それからクリスマスが来て 近所の男の子たちが皆 BBガンを使用し始めました。鋭くない人でも 子供たちの クリスマスギフトの希望が どこから来たのか わかりますよね。なぜ そんなことを言うのかというと 私は同じ土地に 当時で8年は住んでいました。誰も銃など持っていませんし使用もしていません。それが 親父が銃を(おもちゃですが 弾丸に何を使用するかで 眼球大破ぐらい 容易いです)使用し初めて 僅か数ヶ月のうちに こんな事が 起こりました。
彼は長いこと マリファナとアルコールの常習者で それは 彼の選択だからいいのですが 時には 朝の5時ごろから 銃声が聞こえる日があり 吸ってんだったら 落ち着けよと 思ったこともありました。マリファナで 鳥は 殺さないです。何か他のもの やってるんじゃないかって 思うこともありました。そして ついに 大家に そのことを伝えました。
すると一言 「警察呼んで」でした。親父は 何十年も 大家の水道工事士として仕事をしています。大家にすれば 家を貸して 安く使うというのが計算にあり 彼に空き家をオファーしたのです。大家には 貸家を改装して 娘と娘婿を住まわせるという計画が 密かに進行中でした。だから 配管をしてくれる人が必要なのです。そんな大家の知り合いなのに 常識で 警察呼べないでしょ?それを 聞いた時 私は 平和な環境を望むことを諦め 私が何もしなくても カルマが全て 解決してくれると思うようになりました。
私は大家と親父がいるところで あなたの銃 子供達に悪影響ねと言った事もあります。すると それは 親のせいだろうと言ってきました。だったら あなたの親のせいだと言いそうになりましたが 二人とも すでに 両親は他界しているので 何も言いませんでした。

私は できるだけ 静かに過ごすことを心がけ ダメージを受けた ウィンドウの修理に保険も効かなければ 犯人の親が二人とも揃って 片親なこともあり 裕福でないのは 明らかだったので 自腹で払いました。それは 総額$2000でした。

少しして 親父のバンに 大きな引っ掻き傷がありました 駐車しようとして 誰かが擦ったのか 本人が ハイになっていて 駐車の間隔を間違えたのか どうでもいいことです。
と 思いきや 今度は 長年愛用していた 車のフロントが グシュっとしています。
それは最終的には 廃車になりました。そして中古の車を購入したのです。その価格が $2000だったそうです。それは 私が修理に払ったのと 同じ金額でした。
どきっ。

そして ロックダウンが始まり 私は これまで以上に自分の生活に集中していましたが 長年愛用していた車が廃車になっても 点と点を繋げることのできない親父は 合間を見ては 鶏を殺していました。
すると ひょんなタイミングで 野生のアヒルたちが
庭に来出したのです。愛嬌たっぷりな アヒルたちは 犬と似たような性格で 大家の大のお気に入りになりました。すると 少しずつですが 銃声も減って行きました。大家のお気に入りのアヒルたちを打つわけには行きません。

これまでの出来事を整理し 私は長年住んだこの場所を
引っ越すことに決めました。猫たちには 庭のあるこの場所ほど 最高なところはないのですが 私は とにかく静かに過ごしたかった。

それで 引っ越し先を決めた日 大家の奥さんに連絡を入れ 今月が最後ということで話しました。
すると急に どうしたの?というのです。それで これまでのことを話し ちなみに あんたの旦那にも 数年前に言ったけど 警察呼べって言われちゃたと言いました。そして 絶対呼べないよ、彼 あなたの旦那の契約者だからとも言いました。
翌日 荷物をまとめ始めているところに大家が来て ちょっと待ってくれないか?と言われました。彼から親父に話してみるというのです。これは奥さんに絞られたのか?と思いました。が もしも 越さなくていいなら それに越したことはありません。
すると 数カ月後 三軒先の 家が空くから そこに移りますか?と言われ 思えば それは 大家の奥さんが2019年の終わりに 私に提案して来たことでした。が 私は当時 スリランカに向かっている途中で 引っ越しのことなど 考えることができず 私の知り合いにそこを 紹介したのでした。
あの時 引っ越しを決めていたら その後に起こったあらゆることは 全く別の展開だったのだろうと思います。
私が 越すことで 親父のことはもういいですからというと 意外や意外 大家自らが 親父に話し 親父は出て行くことになりました。
その時 大家曰く これで 長年使って来た 水道工事士と決別しなきゃいけないと、まるで 私に訴えるように言うので 安いだけで いい仕事しないんじゃ 最終的に 経費嵩むんじゃないですか?私なんか オフィスのトイレと流しで$450払ったけど 過去3年何の問題もなく 済んでますよ。あなた あの人を 1時間 $50で使ってるけど その人たちにも 生活があるんですよ。特に 水道や電気なんて いい仕事したら 10年持つことだってある。じゃ その10年の生活の保証をどこでします?安いけど 明日また 直しに来なくちゃいけないんじゃ プロの仕事じゃないでしょ?
その時ばかりは はっきり言ってやりました。
だって 彼が 自分のコストを抑えようと連れてきた男が原因で 私の車がダメージを受けたって 私は 思ってるんです。お金は エネルギーだから 払うところでは 払う方がいい。それを拒むと どこかに歪みが出てきます。

読んでる皆さんには 全く関係のない個人の過去の出来事ですが パンデミックを境に あらゆる嘘が表に出てきました。表に出たと言うより そこにも光が当たり 嘘が 意図も簡単に見えるようになってきました。
嘘は病気です。知らないのは ついてる本人で 側で聞いていると 嘘の上塗りが延々と続いています。
そして 嘘は 一旦勢いがつけば 止まることを知りません。





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