ユニバーサルインターフェース:ユニバーサルデザインの可能性を拡げる
ユニバーサルデザインを設計する際、環境/サービスと利用ユーザーとの間にユニバーサルインターフェースを設置する方法が用いられるようになってきました。
ユニバーサルインターフェースを設置することで、より多くの身体的状況のユーザに対応をコストパフォーマンスよく対応できるようになります。
実例として、障碍者がスタッフとして就労を可能とした分身ロボットカフェがあります。
環境/サービス場面にサービスを提供するアヴァターロボットを設置しますⒶ。このアヴァターロボットがユニバーサルインターフェースになりますⒷ。このロボットをに対して、障碍者であるユーザーは自分の障碍に合わせたユーザーインターフェースでコントロールをします。これにより、ロボットは移動し腕や頭を動かし話すことができます。
ユニバーサルインターフェースを環境/サービスとユーザーの間に入れることでⒷ、ユーザーに合わせて、環境/サービスに変更を加えることなく、ユーザーが利用することができるようになります。また、それにより障碍者だけでなく健常者も場所に縛られることなく利用できるようになりユニバーサルな環境をつくることができます。
開発面でも、それぞれ分割して開発することができるようになるので、効率的な開発が可能となり、開発費用・期間の縮小に寄与します。また今までのように開発するにあたり、技術や障碍者についてなどの広い知識が必要でしたが、開発を分割することで、得意分野に絞られた多くの開発者がこの開発に参加容易になり、ユニバーサルデザインを達成するためのアイデアが集まりやすくなります。
実施例:PC/スマホのユニバーサルインターフェース
PCを様々な障碍者が利用できるようにするユーザーインターフェース「RPAスイッチインターフェース」です。
キーボード/マウス/ゲームパッド/デジタイザーをユーザーが利用しやすいユーザーインターフェースに変換する機器です。設定も簡易なものから複雑なものまで、ブラウザーからノーコードで設定できるので、現場な方が直接状況に合わせて設定することができます。