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10月オープンを控えるアルゴグラフィックス北見カーリングホール

河西建設カーリングホール、アドヴィックス常呂カーリングホールに続き、北見市内3番目のカーリング場がこの10月にオープンする。柏葉町に建設中のアルゴグラフィックス北見カーリングホールだ。先日、外観を撮影してきたので、その写真を交えながら紹介したい。

北見工業大学の敷地内に建設中

北見市が主体となり、昨年度から着工している北見カーリングホール。国の地方創生拠点整備交付金を利用し、総事業費は約13億円。本体の建設費は10億2300万円が見込まれている。指定管理者は、北見カーリング協会北見支部と北見工業大学でつくる一般社団法人「カーリング北見」(代表・鈴木聡一郎北見工業大学学長)。
北見市内初のカーリング場として1995年に落成した河西建設カーリングホールは、市民などへの競技普及を目指し、初心者向け講習会、地域の大会などを行っているほか、北見工大と公立はこだて未来大の共同研究グループによるカーリングストーンのコントロールに関する実験にも利用されているが、近年老朽化が目立つため、その後継施設として北見カーリングホールを建設することとなった。

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撮影したのは今月上旬なので、現状とは少し違う可能性があることをお断りしておく。
発注者は北見市。

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北見市柏陽町592番地20及び603番地14にあり、ここは北見工業大学の敷地内だ。敷地面積は約5,300㎡。また、建築面積および延床面積は約1,750㎡となっている。総事業費は約13億円で、内部に3シートを備える。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で地上1階。
前述のように、河西建設カーリング場の後継施設であるのとともに、北見市の地域資源であるカーリングを活用した地方創生を推進するための施設という位置づけだ。

アルゴグラフィックスがネーミングライツを取得

建設にあたり、北見市はカーリング場のネーミングライツを募集した。
常呂町にあるカーリング場が、自動車部品サプライヤーの株式会社アドヴィックスがネーミングライツを取得して「アドヴィックス常呂カーリングホール」となっているのはよく知られている。
新しいカーリング場のネーミングライツを取得したのは、コンピューターシステムの販売・保守サービスなどを行なっている東証1部上場企業の株式会社アルゴグラフィックス。
アルゴグラフィックスは、2012年1月に常呂カーリング倶楽部およびロコ・ソラーレとのスポンサー契約を締結して以来、カーリング競技の普及を支援している。
会社のホームページでは、ネーミングライツ取得について「弊社にとりましても大変名誉なことであると同時に、北見工業大学との施設を利用した各種実験や解析も、カーリングの技術力向上に繋がるものと期待しております」と書いている。
ネーミングライツの契約期間は、2020年10月31日~2025年3月31日の4年5か月間となっている。

交通アクセスも調べてみた

まだ当然中には入れないので外観の写真ばかりになってしまうので、交通アクセスも調べてみた。
この時は北見駅に近い大通バス停から北海道北見バスが運行する「三輪・小泉線」の小泉8号行きのバスに7分ほど乗って北見柏葉高校の停留所で下車。さらに10分弱歩いて到着した。
新しいカーリング場の周辺を歩いてみると、別の停留所を発見。

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同じく北海道北見バスが運行している路線の学園団地という停留所だ。この停留所からは、「夕陽ヶ丘線」と「小泉・光の苑線」のバスの2系統が利用できる。
夕陽ヶ丘線は、夕陽ヶ丘6号線方面と小泉8号方面の循環線で、北見駅に近いところでは北見郵便局に停車する。小泉・光の苑線も循環線で、大通まで19分程度だ。

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ただ、運行本数が1時間に1本程度と少ない。少し遠くても、15分に1本運行されている三輪・小泉線を使うほうが確実かもしれない。紹介した3つの路線の運賃はすべて市内統一料金で210円。

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カーリングホールの建設工事と並行して、外構整備工事として駐車場をつくる工事も行われていた。後ろが芝生だが、看板だけ離れた位置に立っているだけで、奥に見える工事箇所が駐車場になると思われる。
北見駅からは2.7kmくらいで、車なら渋滞がなければ6分程度だ。また、北見川東インターチェンジからも2.7kmで、やはり車で6分程度。
北見川東インターチェンジは国道39号線のバイパスとなる北見道路(全長10.3km)のインターチェンジで、北見道路は足寄と北見を結ぶ十勝オホーツク自動車道の一部だ(ただし、足寄IC - 陸別小利別ICは工事中で、全面開通には至っていない)。北見道路は無料で通行できる。

近くにはセコマ系のハマナスクラブがある

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近隣にはハマナスクラブ北見公園町店がある。ハマナスクラブは、セイコーマートのグループ企業のセイコーフレッシュフーズが運営するコンビニエンスストアで、かつての北海道スパー。
おにぎりや弁当、飲料などはセイコーマートと同じ品揃えで、セイコーマートのクラブカード(ポイントカード)が使用できない点を除けば利用しやすいコンビニだろう。
また周辺にはいくつか食事ができる店もある。

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最後に、離れた場所からの全景写真。氷雪をイメージした白色基調の外観が美しく、周辺の景色に映える。
藤澤五月選手は5歳から高校生まで河西建設カーリングホールで練習を重ねたそうだが、その後継施設となるアルゴグラフィックス北見カーリングホールで、さらに次の世代のカーリング選手が育つことを期待したい。



地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。