見出し画像

FMあばしりのLIA.cafeを訪れてみた

今月1日の開局以来、網走市とその周辺の地域情報を音楽とともに届け続けているFMあばしり。スタジオの様子を観ながらコーヒーが楽しめる喫茶ルームがあるということなので出かけてみた。

ゆったりしたスペースのLIA.cafe

FMあばしりは、スタジオが総合体育館の斜向かいの潮見1丁目にある。電波は天都山から発射されているので、市内のみならず女満別町や斜里町の一部までカバーしている。北見市常呂でも聴取可能だそうで、かなりの範囲で聴くことができる。また、リッスンラジオからサイマル放送を聴くことができ、スマートフォンでもアプリがあれば全世界から聴くことができる。
ずっと道道490号線に向いている側にスタジオがあるのだとばかり思っていたのだが、実際は違って東側に入り口があった。ドアを開けて中に入ると、右手に広々とした喫茶ルームがあるのが見えた。「LIA.cafe」という名前がついていて(LIAはLife In Abashiriの略で、運営会社名)、営業時間は11〜14時。平日ならば「Break time Abashiri」という番組が放送中の時間帯だ。

3枚目の写真が中に入ったところ。奥の左手にカウンターがあり、右手にスタジオがある。大きなテーブルが3つあり、最大で十数人がくつろげる感じだ。おしゃれだが落ち着いた雰囲気だ。開局祝いの花や、バルーンのおひなさまが飾られていた。スタジオではBreak time Abashiriがオンエア中で、2人の女性パーソナリティが話をしているところだった。

メニューは今後増える予定

カフェは2月いっぱいはホットコーヒーのみということで、さっそくカウンターで注文。応対してくださったのはパーソナリティの1人の石井真里奈さんで、14時からの番組のDJをされている。ホームページに「ちょっとスタジオを覗きながら…  音を楽しみ  DJとの会話も楽しめる  ほっと一息  そんな時間と場所を提供いたします」とあるように、実際に番組に出ている方と話ができる。
妹背牛で買ったクッキーなどを差し入れしつつお話しを伺うと、徐々にメニューを増やしていくということで、来月からはトーストが加わり、さらにホームページを見てみるといずれはソフトドリンクやスイーツなどもメニューになるようだ。 女性の先客がいて、石井さんと会話をされていた雰囲気から、次の番組で出演される方らしかった。
私が石井さんに「noteにFMあばしり開局のことを書いた」ことなどを話していたのをお聞きだったようで、どんなことを書かれているのかと尋ねてこられた。そこでこんなことも書いてるんですよ、と昨日オホーツク総合振興局の食堂を訪れたシカの日の話をすると、シカの調理法の話を伺えて、これは興味深かった。だがシカとは関係なく北海道難病連網走支部の事務局長をされている方で、番組では事業内容などを話されていた。
北海道難病連は、難病患者や家族の支援、相談室の運営や患者と保健師との対話促進、あるいは講演会、啓発活動などを行なっている。ひと口に難病といっても幅は広く、潰瘍性大腸炎、パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、膠原病などさまざま。事務局長の下元さんは難病患者ではないが、賛助会員として登録し活動されている。下元さんは、若い人に関心を持っていただきたいですね、とお話しされていた。
LIA.cafeは、DJとお話しできるうえに、番組出演者とも会話ができる面白いカフェスペースだ。思わぬ出逢いから、難病連についても少しだがご紹介することができた。今のところはまだコーヒーのみだが、いずれメニューが増えれば魅力的なカフェになっていきそうだ。駅近くのあんじろが閉店するなど、網走の喫茶店は減少傾向なだけに、新たなカフェの繁盛を期待したい。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。