20240805

今日は残業がある日だった。
居てもやることはないけれど、万が一のために現場に居るというやつ。つまり、置物。
夜8時をすぎると、オフィスからほとんど人は消える。残っている僅かな人たちの顔は、なかなか死んでいる。それでもここはまだホワイトな職場だ。それに、顔が死んでいるのはがんばっている証拠だ。
作業は無事に終わった。予定以上に予定通り。

帰りの電車で小説を読む。売っている本じゃなくて、人から送られてきたやつ。勢いで読み終わってしまって、勢いで感想を送りつける。いろいろ書いたけど、要は書き続けて欲しいってことが伝えたかった。みかえすとなかなか長文で気持ち悪い。まぁ、夜中に書く文章なんてこんなもんだ。

オリンピックは男子バレーが負けてしまったらしい。自分自身はなんだか前半でいろんな試合を観ることも疲れてしまって、この2日くらいはリアルタイム観戦をしていない。
Twitterのトレンドを眺めれば盛り上がった試合がなんとなく把握できるから、ちょっとした雑談は対応できる。人の一生が捧げられたら神聖な試合としての一瞬は、のらりくらりと生きている人々の一瞬の間をもたせるためのコンテンツとして足早に消費されていく。そう思うとやるせないが、消費すらされない、ただ消耗していく人生もあるのだから立派なことなのかもしれない。そして、すべての男は消耗品である。

寝る前にグルタミンを摂取したから、明日はもう少し回復しているだろう。今日のサプリが明日の俺を作るのだ。物質で計算され得る生活。それにしても暑い夜だ。