AlphaFold2の非専門家向け活用法 第5回(最終回)「最近の進展と今後の展望」
AlphaFold2により、タンパク質単体、特に単一ドメインのタンパク質については単量体およびホモオリゴマー予測ともにかなり高精度で可能となってきているのが現状と思われます。その一方、第四回記事で述べたように「各種リガンド、イオン、薬剤等との結合認識」「コンフォメーション変化」「(ヘテロ)複合体」の3点については、AlphaFold2がまだまだ苦手としており、さらなる手法の進歩の必要性があると共に、実験構造の重要性が大きい領域でしょう。
最終回の本記事ではそれら3点について