【熱中症が増える夏!水分補給にベストなアレ!?】
今回のテーマは「水が飲めない」についてです。
最近、熱中症に注意しましょう、という案内がたくさん流れてくるようになりました。
毎年のことではありますが、
水分をこまめにとって、エアコンを上手に活用して、皆さんもカラダに気をつけて過ごしてください。
そんな中、
偏食が激しいお子さんで、水やお茶をあまり飲まなくて、牛乳ばかり飲んでいる、そんなお子さんのお話を伺いました。
そういう方のお話を聞いた時に必ずお伝えしているのが、
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水をたくさん飲もう!
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ということです。
子どもたちだけではなくて、大人の方にも健康的な毎日を送るために、
ぜひ、考えてほしいところ。
水をたくさん飲んでください。
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皆さんも、一回は聞いたことがあるかもしれません。
大人の方で、水を1日2リットル以上飲みましょう、という
まあ健康法みたいなものですけれどね。
私も以前から気になっていて、試してみたことはあるんです。
まず1.85リットルという
巨大な保温性の水筒を買って、それを毎日いっぱいにして、
飲み切ろうと思って、やってみたことがあります。
ただ、あまりガブガブ水を飲むとそれもカラダに良くないと聞いていたので
一回に飲む量は考えて、ちびちび飲みましょう、なんて考えてやってたんですね。
そうしたところですね、
全然飲めないんです。
ちびちび飲むっていうのは、なんとなくイメージとしてはカレーのスプーンを2、3杯みたいなイメージなんですけど、
かなり、こまめに飲んだつもりなんですけど、そのペースで飲んでいても1日2リットルって、全然進まないんですね。
それでその時は、一週間続いたかなあ、気持ちが折れて、すぐにやめてしまいました。
数年後、昨年の夏になるんですけれど、
自分のカラダを見直そうと思って、カラダづくりのトレーナーにお願いをして、もう本気で毎日の生活習慣や食事ですね、
ひととおり見直したことがあるんです。
その時のトレーナーさんが最も重視していたことのひとつが、
この、「水を飲む」ということでした。
私の1日のノルマは最初は2リットル。
177センチの身長、63キロくらいの体重、それを考えると、
1日3リットルでもいいくらいだ、というふうに言われました。
毎日、全部で何リットル飲んだか報告をする必要があったので、
ちょっとずつちょっとずつ計測しながら飲んでいったんですけれども、
最初はなかなか2リットル達することができませんでした。
なんでかというと、やっぱりちびちび飲んだ方がいいと思ってたんですね。
ただ、そのペースだと全く追いつかないことがやっぱりわかっていたので、一回の飲み方をゴクリゴクリ、に変えてみたんです。ゴクリゴクリ飲むと、けっこう飲むんです。
でも、それでようやく飲めるようになりました。
次に襲ってきたのが、トイレに行く頻度の多さですね。
急激に水を増やすとやっぱりトイレの頻度が近くなりすぎて、
生活に困るってことが起こるケースがあるようです。
そのあたりはやっぱりカラダが適応するのを、
丁寧に丁寧に見ながら、増やしていくのがいいと思います。
そうやって自分のカラダに実感があるものですから、そこまでしてでも水を飲んでほしい、そういうふうに思っています。
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重要なポイントは三つ!
●カラダ
●頭
●心
それぞれに水が重要な役割を果たしています。
●ひとつめはカラダ。
カラダは水でできている。もちろん皆さん、そんなことは知っていると思いますけれども、
大体子どもや成人の大人で、
6割から7割が水でできていると言われています。
その水を使って、皮膚や粘膜、カラダの中の溜まってしまった毒素を排出する、そして水は血液となって、
酸素や栄養をカラダの隅々まで運んでくれています。
体温調節もそうですよね。
このように、カラダにとって、水は本当に重要です。
カラダは、お茶や牛乳ではできてないんです。
●2つめ、「頭は水を必要としている。」
ここでいう頭というのは、脳みそのことです。
脳が正常に働くためには、水分を必要としています。
ぼんやりしたりイライラしたり、人に攻撃的になったり。
そんなお子さんの脳みそが、上手に働けていない可能性があります。
その原因のひとつに、もし水不足があるのだとしたら、お水をしっかり飲んでいるだけで、そのイライラやぼんやりが解消されるかもしれません。
一説には、「脳が不足している水分を補うために、口の粘膜からたった10秒で水を吸収する」ということも、言われているそうです。
頭を正常に働かせるためにも、
水が、とても重要です。
●3つ目は、「心の安定」です。
先ほどの二つ目のポイント、カラダと頭で、もし水が不足していたらどうでしょうか?
頭がしっかり働かずにイライラしている。
体温調節がうまくいかなくて、暑さに耐えきれない。
そんな状況で、子どもたちは、集団活動を強いられるケースがあります。
どうしても耐えられない、というのを喩えて、暑さに耐えられないのを
「サウナに閉じ込められている」なんて極端な例でと説明したこともあります。
もし、カラダや頭が悲鳴を上げているとしたら、心の穏やかさ、保てるはずがありませんよね。
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水はこのように、カラダ、頭、心、健やかで健康な毎日を過ごすのに、本当に重要なんです。
だから、もう一度お伝えします。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お水をたくさん飲んでください。
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他の飲み物は、
カラダが「食べ物」として認識してしまうので、
水分を取り込むのに時間がかかることがあるようです。
子どもたちにとっても、大人の方にとっても、
健康的な毎日を過ごすために、飲み物、見直してみませんか?
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買い物に行って、ドリンク売り場で、
いつも買っていたあの飲み物を買わないで帰る、
そんな工夫もいいかもしれません。
偏食でお水が苦手というお子さんにも、
あきらめずに少しずつ少しずつ、
お水を飲む頻度を増やしてあげてください。
生きていくためにカラダはお水を求めるはずなので、
他の飲み物がなかったら、お子さんは水を飲むしかないんです。
このあたりは簡単ではないので、お心当たりのある親御さんは、まあぶるまでお問い合わせください。
今日は、水が飲めないお子さんについてお話させていただきました。
(2020年8月収録)
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