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新たな診断名が付いた日

皆さま、こんにちは。

オンラインショップ限定で自家焙煎コーヒー豆を
販売している発達珈琲の店長をしております
高橋と申します。

自分のお店の名前にもあるように、
私は発達障がい(ADHD・ASD併発)を診断
されている精神障害者手帳2級保持者です。

20年前にうつ病を診断されていて、
それ以来心療内科にお世話になっています。
今日の診察で先日パニックになった事と、
パニック中の状態を主治医に話したところ、
「双極性障がい」と診断されました。

もの凄く噛み砕いて説明すると
テンションが高い躁状態と、
テンションの低い鬱状態の波があって
日常生活に支障をきたしている状態を
双極性障がいと呼びます。
躁うつ病と呼ばれていることもありますが、
うつ病とは異なる精神疾患です。

で、私自身診断を受けて何を思ったか。

第一声は「えっ…」と言う困惑の声でした。
正直予想してませんでした。
ADHD由来の感情のコントロールが出来ない
その延長線上の出来事だと思っていましたし、
その理解で気持ちを処理してきたので、
新たな診断名が付いたことに
驚きを隠せませんでした。

とは言うものの、過去に主治医から
躁うつ病の可能性を示唆されていたので、
(その都度私自身は否定していたのですが)
「そう言われてみれば、そうだったのか」
と、付き合いの長い主治医からの一言と
言うこともあり、腑に落ちた感情もありました。

これからの私の何が変わるか。

服薬量が増えました。
主治医からは気分安定剤のバルプロ酸を
追加で処方頂きました。
今後数ヶ月に一度、血液検査があります。
医療的治療方針はこれまでと少し変わるでしょう。

加えて、私自身が双極性障がいを受け入れていく
必要があります。
障がいの事を正しく理解していく必要があり、
家族や職場で診断結果をオープンにして
それぞれに理解を求めていった方が良さそうです。

自分で理解出来るかどうか悩むより、
周りが理解してくれるか不安になるより、
とりあえず話してみようと思います。

発達障がいの診断を受けてから、
自分自身の見方が変わったように、
双極性障がいの診断もまた、
自分自身を新たに知る事が出来る
チャンスなんだと信じるほかありません。

もちろん、双極性障がいを受け入れずに
今まで通りの考え方で居続ける選択肢もあります。
受け入れられない双極性障がいの症状に
恐れ続ける選択肢もまたあるのだとも思います。
分かっているフリをして、見て見ぬフリをする
選択肢だってあります。
絶望して不貞腐れる選択肢すらあります。
現にそんな選択をしている方を私は支援をしていて
それらの行動を否定する事もまた出来ません。

きっと10年前に今回の診断を受けていたら、
今と違う選択肢を取ると思います。
家庭・職場などで理解のある方と多く過ごせている
今だからこそ、向かい合えるのかもしれません。

ペースは考えますが本業は続けます。
もちろん発達珈琲も講師業も続けます。
発達珈琲も講師業も注文がある事が前提ですが。
診断が出たからこそ、ベターを探りながら
全部続けたいなと思いました。

何故、発達珈琲を続けようかと思ったかは
また次回にお話しします。

長文を最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。

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