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道端カレンさん × 日経WOL 「トライアスロンで急成長 - 道端カレンのマルチな人生」 ライターからの解説

道端カレンさんのトライアスロンでの急成長を、いろいろがんばってる日本の全ての人たちに知ってほしい、と日経ウーマンオンライン(WOL)に記事書きました。まずは2018年8月9日掲載の第一回: 「トライアスロンで急成長―道端カレンのマルチな人生 すべては1日3分のテレビ体操から始まった」 ↓↓↓

お読みください。鈴木陽子編集長との全3回、計1万字を超える濃密なインタビューの初回です。

このnoteでは、同記事ライターである八田益之が、

1. 記事作成の目的
2, 道端カレンさんの「初動の身軽さ」、そして「体験から理解した後の徹底度」
3. 「動的ストレッチ」としてのNHKテレビ体操の効果

など解説します。

/ 目的

道端カレンさんのトライアスロンでの急成長は、競技の(狭い)世界ではよく知られているけど、普通の日本人には、そんなには理解されていないと思う。たまにニュースで見ても、「やってるだけですごい」てなりがちなのがトライアスロン。いやいやそこじゃない!笑 

そういえば爆笑問題の太田光が昔TVで上手いこと言っていて

" コントやってて、「台本を覚えれて凄いですね」て褒められるんだけど・・・

そう、売れっ子芸人が凄いのはそこじゃない笑笑。同じ構図がここにもあって、道端さんのパフォーマンスを、一般人にも理解してもらうのが大きな目的でした。鈴木編集長が普通の働く日本女性代表の目線でインタビューし、その詳細を理解するライター八田が補完する、という建て付け。これが逆だと、普通の人達からの接点を飛ばしがち。

// 道端カレンさんの凄さについて

記事は、カレンさんがトライアスロン始めたきっかけから。ここで注目は、「初動の身軽さ」、そして「体験から理解した後の徹底度」だと思う。

マラソンもトライアスロンも、最初の行動は楽天的で、ちょっと楽天的過ぎて、全然練習してなかったりで、大会本番中に痛い目に遭うわけですが笑、逆にいえば、楽天的であるがゆえに、行動開始が身軽であるということ。

おそらく、ここできちんと練習できるタイプの多くは、「練習しなきゃいけない」という思い込みが強いがゆえに、行動開始が遅れがちなのではないだろうか?

そして、一度やってみて、どんなもんか、実体験として理解してからの行動が徹底してる。しかもナチュラルに徹底している。

「あたりまえに実現すること」のセットポイント、デフォの基準点が、とても高いのだろう。

/// NHKテレビ体操の効果について

1つおもしろいのは、この習慣が、産後の3分間体操に始まること。

" テレビ体操とかラジオ体操って、子どもの頃にやっても、もともと体が柔軟だから、なんのためにやるの? って不思議なんですよね。でも大人になると体が固まっているから、「イタタタ! 伸びる! 気持ちいい!」など、いろいろと発見があるんです。 "

と言われてよくよく考えると、テレビ体操とは全身の動的ストレッチであることに気付く。

つまり、「筋肉を強く速く動かして、その間にカロリー消費をする」のではなく、全身の連動性を高めることで1日の残り23時間55分間の動き方を変える」ということ。

この身体的効果に加えて、幼児2名を抱えて動けなくとも自宅で簡単にできる、という社会生活的な効果、スモールステップを積み上げて自己肯定感を得るという心理的効果がある。

それを10ヶ月継続するという実行徹底ぶりだ。

//// 女性の1つのキャリア・ヒストリーとして

" どんなに忙しくても、朝は自分だけの時間 "

という朝活も、働くママに合うだろう。

中学出て単身上京と平成の世に田中角栄的にキャリア開始し(スポーツの強豪高国内留学は寮生活だし、芸能分野ではたまにあるのかもだが)、以来4半世紀にわたり、浮き沈みの大きな世界で、第一線に立ち続けてきたキャリアデザイン的な面での理由も見えてくるだろう。その中で形作られた行動習慣=社会学でいうハビトゥスがあり、その1つの表れともいえる。

(続く)


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