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はじめまして、自分の好きになったデッキでしか大会に出ない人です。(余談ですがエネルギーをトラッシュして高打点を叩き出すカードが特に好きです)

先日シティリーグに参加してきました。
今回使用したデッキは「 白馬パルキア 」です。

「エネルギートラッシュ高打点が好きなんだろ?キュレムで良くないか?」

「HPもキュレムの方が高いぞ」

「キュレムは青天井だし、自分でエネルギー加速もできるぞ」

全てわかった上で私が選択したのは「白馬パルキア」です。

結論から申しますと、70人参加のシティリーグにて
予選  4勝 1敗 ( 全体7位 )
決勝トナメ 初戦敗退
と最後は悔しい結果になってしまいましたが、このデッキの強さはある程度証明できたと思います。

デッキリストはこちらです

今回使用した白馬パルキア


【デッキ選択の経緯】

白馬パルキアというデッキを選択した理由に関しては割愛させていただきます。
なぜなら「ただただ好きだから」使ったためです()

ここからが本題ですが、○○パルキアのデッキタイプにはメインポケモン以外に選択肢が2つあると考えます。

①裏工作インテレオン型
②ターボ型(ミュウ、トレッキングシューズ)

大まかにこの2つに分けられるのではないでしょうか。各タイプの特徴をまとめたいと思います。

①裏工作インテレオン型
メリット
・トレーナーズのカードを直接サーチができる
・インテレオンがサブアタッカーにもなれる
・雪道を苦にしない
デメリット
・進化ポケモンを多く入れるためマリガンする可能性が高くなる
・デッキ枚数を圧迫するため、特定のデッキに対するメタポケモンを入れるスペースが無くなる

②ターボ型
メリット
・自由枠が多く、色々アレンジがしやすい
・たねポケモンがほとんどのため展開しやすい
・クロバットやネオラントの採用で初手が安定する
デメリット
・サポートやスタジアムは直接サーチはできない
・クロバットやネオラントが最後の負け筋になる可能性がある

このようにそれぞれ長所短所が存在すると思います。

その中でもデッキ選択において今回重視したものは「トレーナーズを全てサーチできる」という点です。

私はこの要素に重い印を打ったため今回は①の裏工作インテレオン型を選択しました。


【現環境の考察】

Tier 1
ロストギラティナ

Tier 2
アルセウス〇〇(ギラティナやそらピカ)、レジギガス、ロストバレット、ミュウVmax、パルキアキュレム

Tier 3
パルキア単、アルセウス単

このように現環境は強力なVstarを含むデッキが多くを占めています。
中でもロストギラティナは使用者が多く、入賞率もとても高いため今回の環境において最も危険視すべきデッキだと言えます。
その他だと安定と火力のアルセウス〇〇系、非エク+対応力のレジギガス

そして特に数を増やしているデッキはキュレムパルキアでしょう。
パルキアとの相性の良さ、弱点分散、青天井の火力
Vガードエネルギーが出た今、青天井は環境にあっていると言わざるを得ません。

一方で数を減らしているのはパルキア単(インテ軸)やアルセウス単(同)でしょうか。相手として研究され、対策をしている人が特に多いため以前と比べれば総数は減っていると思われます。それでも抜群の安定感ともともとの環境トップであるため強さは健在です。


【白馬パルキアの特徴】

もとより「好きだから」という理由で選んだため、完全に後付けにはなりますがこのデッキの強みと弱みを紹介します。

強い点
・ダイランス+こだわりベルト で280のラインに届く
・裏工作によってその場面ごとの対応が細かくできる
・キュレムよりも低コストで近い火力が出せる
・白馬もパルキアもVの時点である程度火力が出せる

弱い点
・ピン刺しやメインポケモンでも2枚採用とリソース管理が難しい
・320を超えるHPのポケモンに不利(対策可能)
・2→3→1というサイドプランをとられる可能性がある
・手札干渉で詰む可能性がある

やはり一番の魅力はVstarを2エネで倒せることです。(こだわりベルト込)
私はこの点がキュレムと差別化できる一番の点だと考えています。

では白馬とキュレムの特徴をまとめてみます。


はくばバドレックスVmax

白馬 HP320
最低2エネ、最高2エネ
トラッシュ数 1エネ→130、2エネ→250
サブ技(エンペラーライド)最大160


キュレムVmax

キュレム HP330
最低3エネ、最高∞
打点 素点120+トラッシュ数×50(例 3エネ→270)
特性でエネルギー加速可能

このようにHPも最高打点も上で特性もあるキュレムの方がスペックが高いように見えます。(おそらく実際に高い…)
しかしそれ以上に速攻性に優れた白馬の方が適応力が高いと私は考えました。その理由は2つあります。

1つ目はパルキアのVSTARパワーを分散させて使えることです。
このデッキのアタッカーはパルキア、白馬、ゲッコウガ、インテレオンの4つありますがゲッコウガ以外は2エネで技を使うことができます。さらにメロンをVポケモンに使用できること、そして一度に3体につける場面は想定しにくいことから配分に余裕を持たせることが可能なのです。

2つ目は雪道下においてもメロンを使用して連打が可能な点です。
頂の雪道はVの特性を止めることができる代表的な妨害カードです。対応範囲が広い上に強力で比較対象のキュレムはこれによって自身の加速が止まってしまうため0からの復帰は難しいです。一方で白馬はVポケモンの特性が止まっても裏工作により必要なパーツを集めることができるため、相手を妨害しつつ攻撃でします。このコンセプトはパルキアが出る以前の白馬裏工作のデッキから変わっていません。

以上が白馬を選んだ理由です。
そして今回のデッキの強みでもあります。

一方の弱い点ですが1番は320ライン問題でしょう。
ミュウVmax+オドリドリ(実質330)やキュレム(330)、特にキュレムに関しては素のHPであるため妨害による対策は難しいです。お守りVガードアルセウスなどはツールスクラッパーやシンオウ神殿などの明確な対策が可能ですが上記の2つはそうもいきません。
今回のシティ後に考えた対策はクイックシューターのインテレオンを1枚採用することでしょう。使い勝手の良さから裏工作インテレオンは2枚必要だと思いますが、クイックシューターの場面はキュレムが増えている今は多くなると考えます。
リソース管理やサイドプランのに関しては完全にプレイングの話しになってしまうため、デッキを理解するほかありません。
そして手札干渉は裏工作軸のデッキにおける課題だと考えますが通常時の自由度、対応力の方を重要視しているためプラスの点をより評価した結果、切り捨てた要素です。


【デッキ採用カードと理由】

ポケモン
・白馬ライン2.2
・パルキアライン2.2
 デッキの枠の都合上、使い分けも考えるとこれがベストかなと思います

・裏工作インテレオンライン2.3.4
 メッソン4は安定させるためには必須
 ジメレオン以降は使って3体が多いため⒊

・かがやくゲッコウガ1
 スターポータルのためにエネルギーを落とす手段
 アタッカーとしてもとても優秀

グッズ
・クックボール4
 たねポケモンサーチ手段

・レベルボール3
・しんかのおこう3
 裏工作を回す手段

・バトルVIPパス
 後攻1ターン目にカイで持ってくることができるため1枚採用

・たっぷりバケツ3
 エネルギーを持ってくる手段
 序盤中盤終盤とすべての場面において使いたいカード
 ゲッコウガとの相性も◎

・回収ネット2
 基本的に裏工作を使いまわすことに使用する
 ゲッコウガにも有効

・あなぬけのひも1
 入れ替え手段かつ多少のドガス対策
 終盤ポケモンの展開が少なくなってきた相手に対しては裏をとる手段にも  
 なりうる

・ツールスクラッパー1
 相手のおまもりやツールジャマーを破壊するため

・ともだちてちょう1
 ピン刺しのサポートがほとんどのためそれらを使いまわす用途

・大きなおまもり1
 パルキアに付けることでギラティナに対しての要求を増やすことができる
 
・こだわりベルト2
 白馬に付けることでVstarをワンパンできる
 このデッキの要

サポート
・カイ3
 裏工作との相性が抜群
 序盤に使いたいサポートNo.1

・マリィ1
 相手への手札干渉や自分の手札が悪いときに総入れ替えできる

・ダンデ1
 ベルト白馬に使用することでおまもりパルキアやミュウをワンパンできる  
 310のラインに届く

・ボスの指令1
 序盤に相手のポケモンVを呼ぶことに使う頻度が多い
 もちろん終盤にも有効

・メロン1
 白馬やバルキアを1ターンで起動することができる
 カイの次に使用する頻度が多いカード

・セレナ1
 手札が悪いときには山を引くことができる
 ポケモンVの呼び出しができるため初めに裏のVを取りたい場合はボスより  
 も先に使用することで非エクにも有効なボスを温存できる

・ツツジ1
 終盤の逆転や妨害
 雪道ツツジはやはり強力

スタジアム
・シンオウ神殿1
 ダブルターボの妨害やとりあえず感覚で貼っておけるスタジアム
 相手の妨害スタジアムをはがすときは基本これ

・崩れたスタジアム1
 対パルキアに使用することを想定
 自分のパルキアにそこまで打点を求めていないためいつでも使える

・頂への雪道1
 トップレベルの妨害スタジアム
 自ら貼ってその後剝がすことが裏工作によって可能なため序盤も有効

エネルギー
・基本水エネルギー8
 特殊エネルギーは白馬が相性悪いためシンプルに基本水で


【当日の戦績】

予選
1戦目
アルセウスギラティナ 先攻 ‪✕‬
2戦目
ロストギラティナ 先攻○
3戦目
ロストギラティナ 先攻○
4戦目
アルギラそらピカエフィ後攻○
5戦目
ロストギラティナ先攻○

決勝トーナメント
ミュウVmax 先攻‪✕‬(時間切れサイド差)

・1戦目
対戦相手はなんと当日ベスト4まで残った方でした。
先攻を取れたものの、序盤にメッソンを展開できませんでした。その後ボスでメッソンを取られ次のターンマリィで手札干渉と相手に完璧なプレイングをされてしまいました。
やはり メッソンが無くなる+手札を流される のダブルコンボに対する復帰は難しいです。

・2戦目
相手は王道的なロストギラティナでした。
ギラティナ対策である大きなお守りや、白馬が1度攻撃を耐える理想的な展開。ベルトダイランスの連発とこのデッキの強みを最大限引き出せた対戦でした。

・3戦目
今回もロストギラティナ。先攻を取れ1ターン目もパルキア、ゲッコウガ、メッソンを置きつつトラッシュに程よく水エネを送ることができパルキアとして上々の立ち上がりでした。後攻で相手はキュワワーを2体しか置けなかったことから先攻2ターン目にやや無理をしながらげっこうしゅりけんを打つ事で相手をほぼ詰ませることに成功しました。
しかしメロンかスターポータルでしか水エネルギーをトラッシュから回収する手段がないため、その後白馬を使うとエネルギーがギリギリだったためリソース管理の難しさを感じました。

・4戦目
後攻+アルセそらピカというパルキアデッキとして1番厳しい戦いでした。また白馬Vmaxが2枚ともサイド落ちという状況も不利に感じます。しかしパルキアを警戒しベンチを展開しない相手にパルキアVstar、インテレオン、白馬Vを押し付けることでサイドをなんとか4枚獲得。その後サイドから拾ってきた白馬VmaxでベンチのVを取ることでなんとか勝ちきることができました。パルキアだけでなく白馬のVも相手のVポケモンを倒せる打点を出せることはキュレムとの違いかもしれません。

・5戦目
先攻を取れ相手がやや回っていなかったためV→Vstar→Vと安定して取る事が出来ました。

・決勝トーナメント
相手はミュウVmax。この方も当日ベスト4の方でした(すごい)。オドリドリを置かれてしまうと310のラインに届かなくなってしまうことがネックです。さらにウッウロボによって50%の確率で雪道を抜けられる可能性も厄介でした。
先攻2ターン目にベンチをあまり展開出来なかったためミュウVを取れなかったことが後々響き、最終的にサイド差での決着となってしまいました。ダイランスで倒しきれなかったミュウとオドリドリをげっこうしゅりけんで取れるか、と思ったのですがそこでオドリドリのダメージ軽減が生きる。強いです。おそらく時間制限なしでも最初のミュウVを取れない時点でほぼ負けていたのでしょう。
1年たってもミュウVmaxは健在ですね。


・対戦後に変えても良かったと思ったカード
シンオウ神殿
→うねりの扇の方が特殊エネルギーの手張り権を無に出来ますし、カイで持ってこれることが強いなと思いました

カイの3枚目
→思ったよりもメロンの使用頻度が多かったためメロンの2枚目を採用した方が良かったなと思いました。

・対戦後に入れたかったなと思ったカード
メロン
→上の理由と同じです

クイックシューターインテレオン
→今回は当たりませんでしたがキュレムが増えてきてること、そしてジュラルドンVmaxが環境にいるらしいので採用してもいいかもしれません。



【ロストギラティナへの強み】

まず最近のロストギラティナにはポケモンのどうぐがツールジャマーしか入っていないデッキが多い印象です。そのためお守りパルキアを倒すためにはウッウを挟むかこだわりベルト、ロストスイーパーが必要です。

ウッウの場合→先に裏のギラティナを取るかインテレオンを押し付ける

こだわりベルトやロストスイーパーの場合→こちらができる対策は少ないですがキュワワーかアクロマの縦引き手段しかサーチできないため器用な立ち回りはそうそうできないと想定します。

次にげっこうしゅりけんを序盤に容易に使える点です。相手はロストを貯めるためキュワワーを序盤に展開しますがそこを取ることがパルキア裏工作によって成功しやすいです。また最近のデッキには非エク主体でない限りマナフィを入れている可能性が少ないため、ベンチ狙撃が通りやすいことを利点です。

そしてなんと言っても1ターン起動もでき、連発も可能な白馬の存在でしょう。手張りメロンやスターポータルと加速はとても簡単。裏工作によってトレーナーズを自在に操れる点は攻撃にもとても有利に働きます。
やはり要求が2エネという点で手順が少なく済むためその分を相手への妨害や次のターンの準備に廻せることはとても大きいです。


【最後に】

ポケモンカードもそうですが、カードゲーム全般、さらにそもそものゲームという枠において「好きなキャラクターで勝つ」ということが1番楽しいと思います。どちらかと言えばエンジョイ勢であるため大会でもデッキの選択基準が「楽しめるかどうか」なので参考にならないかもしれません。
今回の私はキャラクターと言うよりも技の使用感に惹かれ使っていました。みなさんも好きなポケモンという枠とどういう立ち回りをしたいかなどでさらに好きの枠を増やしてポケモンカードを楽しんで欲しいです。

ちなみに勝つための秘訣は「その時相手がされて嫌だろうなー」と思うことを率先して行うことです。
勝つという点においては「自分がどう動きたいか」よりも「相手に思い通りの動きをさせない」ことの方が重要だと私は考えます。

こんな記事を見てくれた方ありがとございます。
白馬はまだやれる、新弾のルギアにも良いバトルができると思っているので少しでもはくばバドレックスVmaxを思い出していただけたら幸いです。

質問などがあればTwitter(@eg_trash_poke)にお願いします。


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