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プロレス入場曲マニアが観に行った武藤敬司引退試合観戦記

先日、ぎふでま2の感想を書いた時に久しぶりにnoteを書いたんだけど、せっかくなのでもう少し運用してみようと思いました。

で、今回書くのは2023年2月21日に行われた「武藤敬司引退試合」の事をプロレス入場曲マニアから観たレポートを書いてみようと思います(´∀`)

お付き合いよろしくお願いします!(´∀`)

追記 
めっちゃ長文になってしまった

やっぱ、私はTwitter位がちょうど良い(笑)


プロレスとの出会い

まず、改めてワタクシの話を·····

私、小学生の頃に同居してた親戚の影響でプロレスを見始めたのですが、時期的に全日本プロレスに天龍同盟、龍原砲が暴れてた頃からプロレスを見始めました。

当時は今みたいに団体が沢山ある時代とは違い、プロレスと言えば全日本プロレスか新日本プロレス、若しくは女子プロレスに全日本女子プロレスがあった頃で、
「プロレスどっち観てる?」
と言うと、全日か新日のどっちかって時代でした。

ちなみに、新日本プロレスはちょうど世代闘争の辺りかと思うんですが、全日好きな親戚の英才教育(?)の影響でワールドプロレスリングは中々見せて貰えなかったんですよ。


まあ、それでも隠れて観てましたけどね(´ω`)(笑)

阿修羅·原の入場曲


で、プロレス少年だったワタクシなのですが、プロレスの試合と同じくらい、「ある事」に夢中でした。

それが、入場シーン

レスラーが自分のテーマ曲を流しながら入場するシーンが好きで、試合もそうですが入場シーンをビデオで繰り返し観ていました。

プロレス入場曲で有名なのが、アントニオ猪木のテーマですね(´∀`)

そんな私がプロレスの入場シーン好きになる切っ掛けとなる試合がありました。

龍原砲全盛の頃、ある時に
「ジャンボ鶴田対阿修羅·原」
と言う試合が組まれ、それが全日本プロレス中継で放送されました。

で、当時の自分、天龍同盟が好きだったんですけど、その中で天龍源一郎よりも「阿修羅·原」が大好きだったんですよ。


龍原砲
阿修羅·原

分かります?

見た目からして武骨な感じで、硬派ってイメージじゃないですか(´∀`)

実際、ファイトスタイルもラグビー出身の選手らしく身体でぶつかっていく、肉体派って感じで大好きなレスラーでした(´∀`)

で、その頃って天龍同盟での試合がメインだったから入場シーンとかが放送されても、天龍源一郎のテーマ曲の「サンダーストーム」で入場してた印象しかなくて、阿修羅原の入場曲を聴いた事が無かったんですよ。

今ならネットで音源を探せたり調べたりとか出来ますけど、当時、そんなの無かったですしね(´ω`)

で、そんな阿修羅が当時の全日本プロレスのエースジャンボ鶴田に挑むと言う試合····

勿論、番組的にもメインイベントなので、両選手の入場シーンから放送したのですよ(´∀`)

で、子供ながらに
「阿修羅どんな曲で入ってくるんだ?」
とか思ってたんですよ。


阿修羅


阿修羅~

こんな見た目ですよ?

どう観ても「演歌系」な感じじゃないですか!

それか武骨な感じか!

もしかしたら、演歌で入ってくるのか?

それか、天龍みたいにカッコいいので入ってくるのか?

しかし、そんな自分の期待をぶち壊すように流れたのが、この曲

いきなり、
「阿~修羅~阿~修羅~」
とか流れるこの曲(´ω`)

いや、もうテレビの前で笑い転げてましたよ。

なんだよ「阿~修羅~」って

その後の
「阿~修羅~♪スーパーマン!イエス!スーパースター!」
って歌詞(?)

何か、スゴいものをテレビ越しに観てしまった気がして、一通り笑った後に放心としてたと思います(´ω`)

スーパーマン!イエス!スーパースター!

ただ、この阿修羅のテーマ曲が切っ掛けで、プロレス入場曲に興味を持つようになり、色んなプロレス入場曲や入場シーンを観漁るファンになったのです(´∀`)

趣味が生きた瞬間(閑話休題)

少し話がズレますが、このプロレス入場曲マニアの私の趣味が生きた場面があります。

分かります?(´ω`)

多分、自分の事を知ってる人は何の事かお分かりと思いますが、この曲を原曲にプロ野球の選手応援歌を作成したんですよ(´ω`)

趣味が生きた瞬間だと思いましたね(´∀`)(笑)

自分にとっての武藤敬司とは

で、今更ながら武藤敬司について何ですが
「プロレスラー武藤敬司」
については、語るまでもないでしょう。

日本のプロレス界の歴史に燦然と輝く最高のプロレスラー!

力道山やジャイアント馬場、アントニオ猪木や「鶴藤長天」を越え、日本だけじゃなく世界中を魅了した本物のスーパースター!(阿修羅をディスってる訳じゃない)

まあ、経歴等、詳しくはWikipediaとか見てください(笑)

で、武藤は子供の頃から観てきた選手で、あの大きい身体でムーンサルトプレスや空中殺法を決める所や華のある感じで大好きな選手なんですが、僕が武藤の好きな所って、

「入場テーマ曲が多い」

って所なんですよ(´ω`)

なんじゃそりゃ?とか言われそうですが、普通、プロレスラーの入場曲って、大体1選手1~2曲位なんですよ。

例えば、前述で上げた田村潔司は基本一曲(Uのテーマで入った事やPRIDEで違う曲で入った事はあり)だし、キラーカーンは2曲

有名どころで言えばアントニオ猪木や長州力や天龍辺りは、入場曲を使い始めてから、最後迄変わらなかったりです。

プロレス入場入場曲って、その選手の顔ですからね(´ω`)

大抵、若手の頃のテーマからランクアップした時に変わったりするとか、ヒールターンした時に変えるのが多数なので、特にトップレスラーで入場曲をコロコロ変える人って、まず居ないんですよ(´ω`)

ただ、武藤敬司は驚くくらい何度も入場曲が変わってるのと、変わった曲全部が名曲であるのが、入場曲マニアから観るとスゴい話なんですよ(´ω`)


プロレスの入場曲の何をもって名曲と言うのか

ちなみに、プロレスの入場曲の「名曲」って何を言うと思いますか?

曲を聴いてイメージや曲調、メロディ等も要素の一つなんですけど、プロレス入場曲の名曲って言うのは

「その曲に歴史があるかどうか」

って所が大事だと思うんですよ。

例えば、その入場曲を聴いた時
「あ、この時こんな試合をしたなぁ」
とか
「あ、この頃こういう事があったなぁ」
とか思い浮かべたできるのが名曲だと思うんですよ。

野球の選手応援歌と同じですね(´ω`)

良く球場で言うじゃないっすか
「応援歌ってみんなで名曲にしていく」
って(´ω`)(笑)

変な曲調でも、そこに「レガシー」があれば名曲と言うか忘れられない曲になるんですよ。

だから、あくまでも私見ではありますけど、そこに歴史と思い入れがあるかどうかがプロレス入場曲における名曲だと思います(´ω`)

で、武藤敬司の歴代の入場曲なんですが

こちらのYouTubeの動画に纏めてあるんですが、ムタの曲も含めて、全部良い(´∀`)

で、その中でも一番カッコいいのがこれ

「HOLD OUT」

この曲がホントにカッコいいんですよ(´∀`)

白いTシャツを着て、この曲に乗って、オレンジかレッドのショートタイツで入場してくる姿がカッコ良くて大好きでした(´∀`)

これを聴くだけで、武藤のムーンサルトや橋本や蝶野との試合が脳内にリフレインします(´∀`)

ホント、名曲ですね(´∀`)


HOLD OUT21

で、その後、色々あり(笑)入場曲が変わり、その後に武藤の立ち位置が変わる度に曲が変わっていきました(´ω`)

もう「HOLD OUT」が掛かる事が無いんだなぁと思うと、少し寂しかったりしました(´ω`)

ただ、テーマ曲が変わってから20年くらい経った2017年辺りからまた「HOLD OUT」で入場するようになったんですね(´ω`)

この頃、少しプロレスから距離を置いていたので、詳しい時期は分かりませんが、気がついたら「SYMBOL」から変わってたんですよね(´ω`)

これは嬉しかったですねぇ(´∀`)

昔は曲の転調部分もカッコ良く聴こえていたのですが、この頃は「寂しさ」と言うか、「哀愁」を感じるようになっていたので、それも武藤の歴史なんだなぁって、勝手に思ってました(´ω`)

で、その後ノアのリングに上がるようになり、気がついたらGHCのチャンピオンになったりして、プロレス人生最後の輝きを見せてました、


なんか、熱く語ってますね(´ω`)(笑)

この時期、武藤の活躍で、またプロレス熱が上がってきたと言うか、久しぶりに会場に行ったりとかしてたんですね

その頃に武藤の入場曲に少し変化が

「HOLD OUT21」
まさか、21世紀に20世紀の曲が進化すると思ってなかったので、びっくり。

この曲はどんな歴史を作るんだろうな?

とものすごく楽しみにしてましたよ(´∀`)

しかしながら

武藤敬司引退

はい

とうとう来てしまいました。

まあ、仕方ないですよね(´ω`)

身体に人工関節入れるし、普通に歩けない

そんな人がここ迄やれたのは奇跡ですよ(´ω`)

で、武藤敬司の引退発表があった時引退試合には絶対行こうと心に誓ってました



で、2023年2月21日

時は来てしまった

そんなわけで、ぎふでま2でのステージでの感動の3日後

闘強童夢

やってきました東京ドーム(´∀`)


しんみりした想いがありますけど、最後を見届けよう!

そんな気持ちでドームに入りました。


ちなみに、試合や武藤以外の試合は割愛します(´ω`)(笑)

多分、自分が書くよりは他の人の感想の方がちゃんとしてるから(笑)

いや、でも武藤対内藤、最高でしたよ(´∀`)

武藤も出来る範囲で動けていたし、内藤も受けきっていた(´∀`)

プロレスの奥深さを感じましたね(´∀`)

しかしながら、この試合、面白かったのが武藤の盟友である蝶野正洋の存在です


がっでむ!

まず、試合直前にアナウンサーに呼ばれて、入場曲を流しながら花道を歩いてきます

やっぱ蝶野の入場曲最高ですよね(´∀`)

久しぶりにプロレス会場で聴けて、最高でしたわ(´∀`)

で、内藤との試合後のサプライズ

これ(´∀`)

いや、武藤はファンが観たがってたの分かってるよね(´∀`)

内藤との試合もスゴかったけど、最後のこの試合

90年代を思い出す瞬間だったし、90年代のあの頃のプロレスファンに対しての卒業式みたいな雰囲気で、最後に武藤と蝶野が闘う瞬間を観れて良かった(´∀`)

しかも、蝶野の曲がベビーフェイス時代の
「FANTASTIC CITY」
ってのがね(´∀`)

91年のG1決勝の時のオリジナルバージョンで入ってきた(´∀`)

ヤバい(´∀`)

そんな最高の演出で蝶野に介錯された武藤の最後

この写真最高だよね(´∀`)

泣けたよ

で、古舘伊知郎さんのプロレス愛を感じる言霊の後、武藤は「HOLD OUT21」に乗って、花道を歩いて戻っていきました。

本当にありがとう!武藤!

その背中に声援を送った時でした

最後にこちらを振り返り、リングアナのコールと共にプロレスラブポーズを取った後に流れた曲

「HOLD OUT」

ええ、「HOLD OUT」が掛かったんですよ!

オリジナルの、しかも凱旋帰国バージョンのやつ(´∀`)

いやぁ、このバージョンをプロレス会場で聴けると思ってなかったから、変な声が出ましたよ(´∀`)

もう最高でしたね(´∀`)


そんなわけで、武藤敬司引退試合


ワタクシのような変態プロレス入場曲マニアにとっては、最高の時間だったと言うお話でした!




でわ、また



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