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英語日記BOYを読んで考えた、英語学習にもっとも必要なこと

英語日記BOYを読みました。

三浦春馬さんが愛読していたということで、少し前に話題になったことがきっかけで本書を知りましたが、読むまでに時間が空いてしまいました。

ささーっと30分ちょっとで読み終えられるくらいの文章量だったので、もっと早く読んでおけば良かったのかなぁと思いました。

さて読んでみてどうだったか。イマドキの英語勉強法で、安価かつハードル低めなやり方だったので、誰でも強い気持ちさえあれば英語がある程度話せるようになれそうだな、というのがわたしの感覚でした。

※ちなみにわたしの英語力は、社会人になってから数年英語学習にハマっていた時期があり、TOEIC830点まで取って満足して学習を辞めた、典型的な頭でっかち日本人ってレベルです。ある程度読めるし聞けるけど話せない。

本書を読んで、いまいちど英語について考えたいな…と思ったのでnoteに記しておきます。同じようなモヤモヤを抱えてる人、きっと居ると思う。

英語日記BOYの勉強法

まず、本書に書かれている学習法のエッセンスを備忘のためにメモしておきます。エッセンス的なものだけ書いているので、「なぜそんなことする必要があるの?」「詳しくはどうするの?」と思う方は、考える前にすぐさま本書を読みましょうね。

・英語タイム制度の導入
自分の部屋が海外だと思い込んで、スマホの言語設定を英語にする。スマートニュースで英語の記事を読む、Twitterも海外有名人をピックアップしたリストだけ眺める、英語のラジオ(WNYC)を流しっぱなしにする、英語の漫画を読む…など。

・LINEを単語帳代わりにする
これなんていうんだろう…と思ったフレーズをメモする。例文を調べる。自分で考えたオリジナル例文と、記憶に定着しやすいように「なぜそれが気になったのか?」などのメモをLINEに送っておく。

・Siriで発音矯正
ボイスメモで自分の声を撮る、Youtubeの解説動画を見る(バイリンガール英会話Rachel's English)、英語設定したSiriに話しかける。

・英語日記を書く
まず日本語で日記を書き、その中で「英語で言いたい」「覚えられる」短い文章を日本語で作る。作った短い文章を英語化する。その際は、例文で近しいものがあるか探したり、Twitterで英語話者がその単語を使っているか等をチェックする。オンライン英会話の中で、講師に自分が作ったオリジナルフレーズが正しいかをチェックしてもらう。添削してもらい完成したオリジナルフレーズをひたすら口に出し、定着させる。口に出すときは、スマホの読み上げ機能を使ってシャドーイングしたり、音声入力を使って発音をチェックする。1日に1フレーズをモノにすることを目標にして、翌日には前回のものを復習するとより定着する。

突き詰めると意思の問題

以上が、おおよその独学メソッドでした。

確かに、自分が話したいと思うことにフォーカスして、それが話したいタイミングで口から飛び出すように鍛えていく、それを飽きず倦まず弛まず着実に続ける…著者の新井リオさんがこのやり方によって、カナダでデザイナーとして仕事ができるようになったのも納得です。

じゃあわたしが、フルタイムで、時に残業もしながら、同じことが出来るか…?

本書で推奨されている英語日記に要する時間はオンライン英会話を含めて合計1時間なので、やってやれないことはないでしょう。ダラダラスマホをいじる時間を削れば余裕で捻出できそうです。

出来るのであれば、あとはやるか、やらないか。

……突き詰めると、やっぱりソコなんだよなぁ〜〜〜!(急な虚脱)

そうなんですよね、成し遂げようとする意思・飽きず倦まず弛まず継続する力、それが有るか無いか。英語に限らず全ての学習や全てのスキルはソコに、SOKOに、帰結するんですよね。

英語が話せたらカッコいいから、
自由に海外を旅行できるようになりたいから、
英語が話せたら自分の世界が広がる気がするから、
いつか海外に住んでみたいから…

そんな程度の気持ちでは、(少なくともわたしは)毎日1時間を英語学習に充てることは難しい。すぐ挫折してしまいそう。

それに、人見知りにオンライン英会話はつらい。いや、留学した同期もオンライン英会話が一番だと言っていたし、効果のほどを疑っているわけじゃ無いのだけど、費用も安価ということは十分理解しているのだけども。

自分で予約して、見知らぬ先生と數十分英語で会話するなんて苦痛すぎる!

その苦痛に耐えてまで、英語が本当に話したいのか…?と、そっち方向の自問自答に陥って抜け出せなくなってしまいます。

例えば仕事で英語を話す機会があるとか、学習に危機感を持つこと。
真に英語が必要な理由を、もっと自分に刻み込むこと。
例えば↑に挙げた英語を習得したい理由を深掘りすること。(なぜ英語が話せたらカッコいいと思うのか?なぜ英語ができたら世界が広がると思うのか?どう広がるのか?なぜ?なぜ…?)

英語学習のモチベーションを鍛えること、何が何でもやってやるんだという不退転の決意を固めること、それが一番難しいのですよね。

逆にいえば、それさえ固まってしまえば後は実行するだけで、努力を重ねれば(特に英語については)重ねるほど力がつくものだから、決意できた時点で英語はもう話せるようになったみたいなもんだと、個人的には考えます。

ああ、決意はどうしたら固まるのか。そしてなるべくオンライン英会話を避けた形で独学で英語学習が進められないものか…。

本書は英語の独学方法において有用でしたが、↑のような悩みに寄り添ってくれる本があれば読んでみたいな…としみじみ思ったのでした。

英語、本当に話したいかなぁ…(飽きずに繰り返す自問自答)

最後までお読みいただき有難うございました。ついつい毎回長文になってしまい、読みにくい記事にも関わらず…(五体投地) スキやフォロー、サポートいただけるとモチベが上がりますので、気に入っていただけましたらポチッとお願いいたします!